コントロールアンプ部門やパワーアンプ部門と同様、プリメインアンプも主な顔ぶれは前回と変わらず、ロングセラーモデルが上位を占める結果となった。そんな中、 部門1で初登場ベストワンを獲得したオーラVita Premium Black Editionは、ディスクプレー ヤー部門1のvivid Premium Blackとともに期待値の高いニューモデルだ
第1位：オーラ Vita Premium Black Edition
¥180,000+税
英国風のミドルクラスアンプには、日本のプリメインアンプとは違うテイストがある。日本のアンプはつまみも機能も多いが、英国アンプはシンプル&ミニマル。フロントから見ると背が低く、スマート。高音質部品を贅沢に投入している。DACはESSテクノロジーのES9028Q2Mを搭載し、ハイスペックなハイレゾに対応。音はまことに闊達で、開放的。伸び伸びとした見晴らしのよいサウンドだ。まさにミュージック・ラバー御用達の音だ。(麻倉)
第2位：エラック EA101EQ-G
￥130,000＋税
aptXによるBluetooth伝送からUSB、同軸、あるいはアナログ入力まで受け付ける、まさにスタイリッシユな現代のプリメインアンプ。ハーフサイズボディで80W×2（4Ω）のデジタル増幅ハイパワー。エラックがサブウーファーで培った簡単操作の自動音場補正機能を移植し、低音域まで闊達な躍動感あふれる音質を身につけた。（高津）
第2位：ニュープライム IDA-8
¥130,000＋税
「アナログ・スイッチング」という独自の方式を採用したデジタルアンプである。薄型でコンパクトだが、USB入力を始め、同軸や光のデジタル入力も装備した今様の仕上げ。しかもUSB入力はPCM 384kHz/24ビット、DSD 11.2MHz（Macは5.6MHz）の再生にも対応する。清潔感にあふれた清々しいサウンドが、このモデルの大きな魅力だ。（潮）
第2位：デノン PMA-1600NE
￥150,000＋税
USB DAC機能を備えたプリメインアンプ。出力段は微小領域から大電流領域までリニアリティに優れた「Advanced UHC-MOS FET」をシングルプッシュプルで構成するという内容で、俊敏で活きのいいサウンドを追求。実際、響きの広がりがスムーズで、緻密。空間の静けさ、ピアニッシモ表現と、随所で素性のよさを感じさせる。（藤原）
第5位：パイオニア A-70A
￥188,000＋税
同社AVセンターで定評のクラスDアンプ「Direct Power FET」を採用したモデル。堅牢な構造の3分割シャーシ内部には、左右独立のフルバランス構成プリ部と、プリ部/パワー部独立の電源トランスなどが鎮座する。シンプルなパネルフェイスで、ファンクションも必要最小限というアンプが大勢を占める中、こうした多機能機は希少。（小原）
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