AVセンター部門では、前回に引き続きデノンとヤマハの好調ぶりが顕著。各価格帯でベストワンを分け合っている。いっぽうで、オーロ3Dの大本命と言っていいストー ムオーディオISP 3D.16 ELITEが部門IVの2位にランクインを果たすなど、高級価格 帯に新たな動きが見られた点にも注目したい
第1位:デノン AVR-X1500H
¥59,500+税
夏に続いて2度目のコメント担当である。前回は冒頭に「機能やスペックは前モデルとほとんど変わっていません。コツコツと音を磨いただけ」というデノン広報氏の言葉を紹介しつつ、本機の素晴らしいサウンドに触れた。聴けばその通りの、質実剛健のリアリティで魅せる一品なのだ。もちろん、ハイレゾ対応など流行の機能やスペックも充分。映画ファン的視点でも、ドルビーアトモスなど5.1.2まで楽しめる入門機として超おススメである。(亀山)
第2位:ソニー STR-DH790
¥44,500+税
一体型のAVセンターを、ソニーはマルチチャンネルインテグレートアンプと呼ぶ。当機は5.1.2再生も愉しめるドルビーアトモス&DTS:X対応仕様で、145W×7(6Ω)の定格出力。ソツなく安価な今様のエントリー製品と見えるわけだが、なんと音質のよさで群を抜くお買い得機だ。ひずみ感のすくない澄んだサウンドは孤高の境地。(高津)
第2位:ヤマハ RX-V385
¥48,000+税
5.1ch再生をサポートしたAVセンターの入門機。MusicCastなど省略された機能もあるが、HDR10/ドルビービジョン/HLGと、4K&HDR映像に対応した4入力/1出力のHDMI端子を装備するなど、基本はしっかりと押さえている。そのサウンドは立ち上がりが鋭く、躍動感がある。明るく、開放的な音は気持ちがいい。(藤原)
第4位:デノン AVR-X550BT
¥35,000+税
トップスピーカーの設置が難しい人や、5.1ch再生でOKという人には本機こそ相応しい。部屋が広過ぎず、スピーカーの感度も88dBくらいあるならば、全チャンネル同一ディスクリート構成で、70W/chという出力に不足は覚えないはず。ネットワーク再生機能はないけれど、おかげでノイズ源は減り、音質も向上だ。(和田)
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