【HiVi冬のベストバイ2018】スピーカー部門（5）〈ペア70万円以上100万円未満〉

第1位：ソナス・ファベール Sonetto VIII

¥900,000(ペア)+税

　Venereシリーズの順当進化系といえるのが、今回のSonettoシリーズ。すべてイタリア生産となり、美しい木目 仕上げは1台1台ハンドメイドという。 本機はトゥイーターに特徴がある。シ ルクソフトドームとリングラジエー ターの融合によるそれは、メインバッフルから独立したフランジに固定され、フローティングされたような状態 にあり、しなやかでヌケがよい。3ウェイ5スピーカー構成のSonetto VIIIは、低域の充実もとりわけ圧巻。(小原)

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第2位：ピエガ Premium 701

￥780,000（ペア）＋税

アルミ製エンクロージャーを活かした優雅なデザインで知られるピエガ。Premium 701は持ち前のエンクロージャーの強度アップを図り、同時に振動板面積の広いリボン型トゥイーター「LDR3056」が投じられた意欲作だ。全帯域にわたって気持ちよく音が吹き上がるサウンドが特徴的で、音離れのよさは特筆もの。（藤原）

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第3位：クリプトン KX-1000P

￥950,000（ペア）＋税

純国産にこだわり続けるクリプトンの最上位にあたるモデルである。アルニコ磁石とつぼ型ヨークを用いた磁気回路とクルトミューラー製のペーパーコーンの中心部だけを使うという贅沢なウーファー、そしてピュアシルクの振動板を持つリングダイアフラム型のトゥイーターが、実にしなやかで品位の高いサウンドを奏でる。（潮）

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第4位：ソナス・ファベール Venere Signature

¥790,000（ペア）＋税

Venereシリーズは新作のSonettoシリーズに世代交替する模様だが、最上位のSignatureだけは例外。イタリア国内で継続生産される。おなじスピーカー部門VにSonetto Ⅷがエントリーしているのは、そのためである。換言すれば、AIDAの血を引く当機はそれほどの人気作。価格が少々異なるにしても、聴き比べてみたいベストバイだ。（高津）

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第5位：リン AKUDORIK passive

¥700,000（ペア）＋税

密度感、緻密性、繊細感などが印象的な本機は、ステレオ再生では鮮明な定位感や奥行感、広がり感など空間的味わいも魅力的。4ユニット・4ウェイを凝縮の近接レイアウトにて具現した独創的作品である。型番の所以である内蔵のネットワークをバイパスして、別売の専用機材にて同社のEXAKTドライブへの発展も可能である。（亀山）

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