『劇場版ダーウィンが来た!世界のネコのなかまたち』、アフリカで撮影された映像もたっぷり。ネコ科の「野生」に迫る
なんという昨今の猫人気だろう。思い出すと昭和の頃はそうでもなかった。「化け猫」「泥棒猫」「ネコババ」などネガティヴな言葉がまだポピュラーで、公害で狂い死にするのも猫で、時に「かみつく」「ひっかく」「いうことをきかない」「わがまま」という一方的なイメージがあてはめられ(「いうことをきかない」とは、なんと人間本位な言葉であることか)、黒猫は不幸を呼ぶといわれていたし、サビ猫やハチワレに対する評価も低かった。「山寺の和尚さん」という有名な童謡の歌詞には、猫を袋に入れてボール代わりに蹴りあう、という描写もあり、「てめえが猫に蹴られろや」と真剣に思う。長い年月を、忸怩たる思いで過ごしてきた猫ファン...
原田和典
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