映画『ヴィヴァルディと私』、ヴァイオリン協奏曲「四季」の作曲家ヴィヴァルディと、一人の少女の物語
いやー、知らなかった。ヴィヴァルディは、私の中ではベートーベンやショパンと並ぶクラシックの大作曲家というイメージがある。ポップス風な言い方をすれば「四季」の“春”は、不滅のエヴァーグリーン・ヒットといったところだろう。あれほどキャッチーなメロディを生み出せるのは天賦の才以上のものがある。だから常に陽の当たるところに居続けている印象があった。
が、なんと、そのヴィヴァルディは、生前かなり高く評価されていたものの、その後、本当に長いあいだ忘れ去られていたに等しい存在だったらしいのだ。彼が再評価されたのは、死後およそ200年が経った20世紀初頭に大量の自筆譜が偶然発見されて以降だというのだから...
原田和典
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