執筆陣
麻倉怜士さんのCESリポートが、現在発売中の「週刊エコノミスト」に掲載! StereoSound ONLINEともひと味違う内容を楽しんでください
現在発売中の「週刊エコノミスト」(毎日新聞出版)に、麻倉さんのCESのリポートが掲載されている。「CES2024 AIは空気や水の存在に テレビは『透明』がトレンド」というタイトルで、4000字にも及ぶ力作だ。
そこではLG電子のブースで語られたAI=「Affectionate Intelligence(優しい知性)」についての詳細や、透明有機ELテレビの具体的な使い方紹介などが、麻倉さんらしい、軽妙で、わかりやすい言葉で記されている。
麻倉さんは、StereoSound ONLINEにもCESリポートを寄稿してくれているが、それとも一味違う内容をぜひお楽しみいただきたい。
週刊エコノミ...
執筆陣
【麻倉怜士のCES2024レポート】今年のオーディオビジュアルをリードする、注目トレンドをまとめて紹介!
(01) International CES 2024がいよいよスタート! 今年もAI、ディスプレイパネル、有機EL、などの面白そうなニュース、ストーリーを鋭意取材し、報告します!
【麻倉怜士のCES2024レポート01】International CES 2024がいよいよスタート! 今年もAI、ディスプレイパネル、有機EL、などの面白そうなニュース、ストーリーを鋭意取材し、報告します! - Stereo Sound ONLINE
世界最大クラスのテクノロジー見本市「CES 2024」がスタート。筆者は、1998年から、コロナの2年間を除き連続参加だ。今年も例年と同じく、現場を駆け回っ...
執筆陣
【麻倉怜士のCES2024レポート10】“Welcome back, Panasonic!” CES2024のプレスカンファレンスで発表された新ビエラについて、豊嶋 明社長にインタビュー
CES2024のパナソニックのプレスカンファレンスでは、テレビやシェーバーといった具体的な新製品の発表が行われたことも話題となった。近年の同社はサステナブルやライフスタイルに関連した発表が多く、オーディオビジュアルファンとしては物足りなさを感じていただけに、これは大きな朗報だ。そのパナソニック新製品の中で、Stereo Sound ONLINE読者が気にしているであろう薄型テレビについて、直撃インタビューをお願いした。対応いただいたのはパナソニックエンターテインメント&コミュニケーション株式会社 代表取締役社長 チーフ・エグゼクティブ・オフィサー(CEO)豊嶋 明さんと同社ビジュアル・サ...
執筆陣
【麻倉怜士のCES2024レポート09】サムスンの3年目のQD-OLEDは、ピーク輝度3000nits、カラー輝度も3000nitsを達成
アンコアホテルのサムスン・ディスプレイスウィートを訪れるのは2023年から2年連続だ。2022年に登場し、3年目を迎えた2024年版QD-OLEDの取材のためだ。
登場から2年でも性能は大きく向上したが、3年目の今回はさらに向上したことが分かった。ディスプレイパネルづくりでは毎年、画期的な技術を開発し続けられるわけではない。QD-OLEDも2022年に基本をスタートさせ、次に製造、回路、画質を磨くというプロセスが続いている。
2024年バージョンは、完成度を格段に上げた。まずピーク輝度は2022年モデルが1545nits、2023年モデルは2096nits、そして2024年モデルは300...
執筆陣
【麻倉怜士のCES2024レポート08】WiSAの新展開がわかった。新たな「WiSA・E」規格でコストダウンを実現し、スピーカーやサウンドバーへの採用を期待
高音質ワイヤレス通信方式WiSA(Wireless Speaker and Audio)が、「フォーマット2.0」とでも形容できる、新展開を開始したことが、CESでの取材で分かった。コンベンションセンター近くのエンバシイ・スウィートホテルに構えたWiSAデモルームには、ひっきりなしにテレビ、スピーカー、サウンドバーなどのメーカー関係者が訪れていた。
WiSA技術は、もともとがアメリカのベンチャー企業Summit Wirelessが開発した音声を非圧縮、高品質で無線伝送する技術が元になり、2013年にコンソーシアムが結成され、業界のデファクト・スタンダードを目指して活動が始まった。これまで...
執筆陣
【麻倉怜士のCES2024レポート07】ドルビーは、セットトップ・ボックス内蔵サウンドバーと、音場整頓ソリューション「Dolby Atmos Flex Connect」をアピール
Dolby(ドルビー)は、昨年と同じNOMADホテルで新技術を披露。面白いことにDTS(エクスペリ)も、同じホテルでスウィートを構えている。こちらはMGMパークホテルでのイベントだが、実は同じ建物なのであった。
今年のドルビーのテーマは「LOVE MORE」。より普及し、一般化する流れを強めようという思惑からだ。昨年にプロトタイプでみたケーブル・セットトップ・ボックスを内蔵したサウンドバーが製品化に進み、今年はヨーロッパと韓国を中心に7つのブランドが、セットトップ・ボックス内蔵サウンドバーを出展。ドルビーアトモスの再生が可能で、ドルビービジョンはパススルーでHDMI接続したテレビに流す。...
執筆陣
【麻倉怜士のCES2024レポート06】LGディスプレイは「META Technology 2.0」で、カラー輝度を倍増! 次世代有機ELテレビの画質が大いに楽しみになった
ディスプレイ開発は、2年おきにテーマが変わる。2023年は、マイクロレンズアレイのMETAパネルが登場した。これは大イノベーションであり、毎年はさすがに無理だ。そこで2024年の有機ELパネルは、マイクロレンズアレイ(MLA)技術の第2弾として、回路での改良に力を入れた。
LGディスプレイが画質改善を始めたのは、2022年の第2世代パネル「OLED.EX」がその第1弾(EXとはEvolution=進化とeXperience=体験の頭文字)。パネル寿命を長期化させる重水素効果により、ピーク輝度を30%高めることに成功した。第2弾が、2023年のマイクロレンズアレイ。ブランドは「META」(...
執筆陣
【麻倉怜士のCES2024レポート05】「神の目」を持って試合に参加できる! キヤノンの、自由視点映像ボリュメトリックビデオ「テーブルトップMR」が凄い
CES2024、キヤノンブースの「自由視点映像」は衝撃だ。
スポーツのアリーナやフィールドを取り囲むように設置した100台以上の4Kカメラで同時撮影した画像から、空間全体を3Dデータ化するシステムはすでに日本では野球、競輪、サッカーなどの中継で活用されているが、アメリカでは、バスケットボールで活用されている。CESでは今回が初めてのお披露目。
多数のカメラ+映像処理サーバーにて、「仮想カメラ」の視点を設定し自由視点映像を制作するわけだが、キヤノンの強みは、多数のデータから任意の視点映像をつくる時間が、わずか「3秒」という迅速さ。それゆえ、導入が増えている。
アメリカではNBA(Natio...
執筆陣
【麻倉怜士のCES2024レポート04】AURO-3Dの新展開が打ち出された! ストリーミング用コーデックAuro-Cxの音に驚く
ベルギーのギャラクシー・スタジオで開発されたイマーシブ・フォーマット、AURO-3Dは、資本構成を変え、新会社NEWAUROB.V.の元で新展開している。
昨年までは、オーディオ・ビジュアルマニア向けのイマーシブオーディオコーデックというイメージが強く、製品も高級なAVアンプにほぼ限定されていたが、CES 2023で、ストリーミングとスマートフォンの新世界に参入を宣言。さらにストリーミングのためのスケーラブル・オーディオコーデックAuro-Cxも発表した。
CES 2024では、その方向に添った新しい展開が打ち出された。チーフ・テクノロジー・オフィサーのBert VanDaele氏は、「...
執筆陣
【麻倉怜士のCES2024レポート03】MQAの新展開が分かった! MQAとモバイル用のコーデックSCL-6、そしてBluOSが融合的に展開する
昨年春、MQAが破綻したというニュースが駆け巡り、私を含めてMQAファンは心配していたが、その一連の真相が分かった。エンコーディングや採用メーカーへのサービスは、その後も従来と同じく続けられ、そして今、新しい展開が明らかになった。
まず、事態は正確には「MQA社が売りに出された」――だ。投資していた会社が、非戦略部門をリストラする事態になり、MQA社がその対象になった。ファンドやCEメーカーなどの数社の買い手から、カナダのレンブロック社(The Lenbrook Group)が選ばれた。
同社はもともとはオーディオ関係の流通から出発し、その後、M&Aで成長。NAD Electronics...
執筆陣
【麻倉怜士のCES2024レポート02】折り畳み式LEDディスプレイ、遂に登場! ウィーンの大型ディスプレイメーカーCSEEDが、137インチモデルを展示
オーストリアはウィーンの大型ディスプレイメーカー、CSEEDがセントラルホールで展示しているのが、4K LEDディスプレイだ。同社は165、137、103インチのLEDディスプレイを開発。CESでは137インチの製品が展示されていた。ブランドは「C SEED N1 TV」。
これが、とんでもないものであった。何と、折り畳めるのである。折り畳まれた形は、まるで彫刻か高級家具。畳んだ塊のオブジェクトが静かに展示されていたが、リモコンボタンを押すと立ち上がり、折り目から開き、137型の平面ディスプレイにダイナミックに拡がる! 60秒で高さ240cmまで上昇し、その後の25秒でLEDパネルが無音...
執筆陣
TCL、CES 2024で世界最大の115インチのQD-Mini LEDテレビを初披露
TCL Electronicsは、CES 2024で複数のカテゴリにわたる革新的なテクノロジーを紹介しており、中でも注目は、世界最大のQD-Mini LED テレビになるだろう。その他、業界初のスマートコネクテッドモバイルデバイスエンターテイメントソリューションなど、先進的な製品を発表している。
会場では、115インチの「QM891G」を含む、世界最大のQD-Mini LED TVを初披露している。その「QM891G」は、2万以上のローカルディミングゾーンを持ち、ピーク輝度は5000 nitsを誇るという。
さらに、先進的なバックライトと処理技術、そして高ゾーンローカルディミングを採用し...