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【麻倉怜士のCES2025レポート05】世界のテレビメーカーの間で、TiVo OSが大躍進。シャープは今年2月から、TiVo OSの55インチ液晶テレビをアメリカで販売する
テレビ用のOSは、これまでROKU、グーグル、アマゾンなどが大宗体だが、XperiのTiVo OSが今、躍進している。
当初は、2023年にトルコのベステル(自社ブランドの他にDaewoo、Regal、Hitachi、Telefunken、Toshiba、JVCなどのブランドも)が導入した程度だったが、その後、年を追う毎に採用が増えている。シャープ、パナソニック(どちらもヨーロッパ向けテレビ)、中国のスカイワース、コンカ……と、これまで8社、33以上のブランドが採用。
CESでの最新ニュースは、シャープ。シャープ ホームエレクトロニクスカンパニー オブ アメリカ(Sharp Home E...
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シャープ、堺工場のディスプレイ用パネル生産終了は、来るべきものが来た結果かもしれない。日本のテレビ作りという産業構造が変化している:麻倉怜士のいいもの研究所 レポート114
シャープは今年5月に、子会社である堺ディスプレイプロダクト株式会社 堺工場でのディスプレイパネル生産を終了すると発表した。近年、薄型テレビ用パネルの製造は海外移管が進み、堺工場は国内で製造を続けている貴重な場所だったこともあって、このニュースは多くのメディアで取り上げられた。今回は、その堺工場がオーディオ・ビジュアル的にどんな役割を果たしてきたのか、また堺工場での液晶パネル生産終了を受けてどんな変化が考えられるかについて、麻倉さんに総括してもらった。(StereoSound ONLINE編集部)
今回の堺工場での液晶パネル生産終了のニュースは、日本国内の大型製造拠点のターニングポイントと...