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首掛けスピーカーで、ドルビーアトモスはどこまで楽しめるのか? 音響監督の えびなやすのりさんに、シャープ「AN-SX8」をじっくり検証してもらった
シャープから発売された「AN-SX8」は、首に掛けるだけで臨場感溢れるサウンドが楽しめる、ウェアラブルネックスピーカーだ。さらに立体音響のドルビーアトモスにも対応し、いっそうの没入感を再現できるよう進化している。そんなAN-SX8に注目したのが、えびなやすのりさんだ。えびなさんは現在放送中のTVアニメ『呪術廻戦』で音響監督を勤める音のプロで、同時に熱心なホームシアター愛好家でもある。今回は、リビングで立体音響を楽しむ手段としてのAN-SX8が気になっているというえびなさんに、そのサウンドを体験してもらった。(Stereo Sound ONLINE・泉 哲也)
AQUOSサウンドパートナー...
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シャープの2023年有機ELテレビ2シリーズが登場。上位モデルの「FS1」シリーズは、高輝度、広色域、広視野角を実現する量子ドット有機ELパネルを搭載した
シャープから、有機ELテレビの新ラインナップ2シリーズ4モデルが発表された。「量子ドット有機EL(QD-OLED)パネル」を搭載した「FS1」シリーズと、「S-Brightパネル」を搭載した「FQ1」シリーズで、価格と発売時期は以下の通り。
●AQUOS QD-OLED
4T-C65FS1 市場想定価格60.5万円前後(9月16日発売)
4T-C55FS1 市場想定価格44万円前後(9月16日発売)
●AQUOS OLED
4T-C65FQ1 市場想定価格47.3万円前後(8月5日発売)
4T-C55FQ1 市場想定価格33万円前後(8月5日発売)
同社では今年6月に4K液晶テレビ3シリ...
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8Kテレビを買い替えたら、今まで以上に8K放送の素晴らしさを実感! 日本いちの8Kウォッチャー・麻倉さんが、お気に入り番組と気になる現状を語る:麻倉怜士のいいもの研究所 レポート94
2018年12月にBS4K8K放送がスタートして既に4年以上が経過した。A-PAB(一般社団法人 放送サービス高度化推進協会)によると、2023年3月末で4K8K放送が視聴可能な機器の台数は累計1,595万台に達したという(4K8Kチューナー内蔵録画機、STB含む)。だがその多くは4K対応で、8K放送が視聴できるテレビの台数はまだ少ないし、レコーダーについては外付けHDDでの録画しかできないのが現状だ。
放送スタート直後から自宅に8Kテレビを導入し、日々チェックを続けてきた麻倉さんは、先般8KテレビをMini LEDバックライトモデルにリニューアル、8K解像度に相応しいハイコントラストな...
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シャープが創業111周年を記念したイベントを開催。今年11月には独自技術を採用した革新的な製品やソリューションを展示する「Sharp Technology Day」も実施
シャープは本日、幕張事業所2F多目的ホールで「創業111周年記念イベント」を開催した。同社は早川電機工業として1912年に誕生して以来、数々の新しい製品を世に送り出している。今回はそんな歴史を振り返りつつ、今後の展開についても紹介された。
会場入り口にはシャープ歴代の製品をディスプレイ。しばしば話題となる日本初のシャープペンシル(早川式繰出鉛筆)は1915年の登場で、金属式ボディに万年筆のように使える鉛筆機能が内蔵されている。展示された製品は今見ても美しい仕上げが施されており、当時からのこだわった物作りがうかがえる。
その隣には国産初の鉱石ラジオ受信機(1925年発売)が置かれていた。こ...
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【麻倉怜士のCES2023レポート14】2023CESでは、ここにも注目した① シャープの軽量HMDや、アナログデバイセズのサウンドバー向け新技術提案
シャープのHMDは超軽量、レンズも優秀
重量約175gと、軽いHMD(ヘッドマウントディスプレイ)をシャープが開発。バッテリーを搭載せず、スマートフォンとUSB Type-Cのケーブルで接続して使う。シャープの携帯電話部隊が開発したものでディスプレイからカメラモジュール、レンズに至るまで、ほとんどの部分を自社開発している。
特に自慢は焦点変更をレンズ自体の伸縮で行う「ポリマーレンズ」。もともとシャープ矢板工場でビデオメカの組み立てを行っていた関東タツミ電子をルーツに持つ、カンタツ株式会社が開発した先進レンズ技術だ。一般のレンズは合焦速度が遅く、それがVR酔いを惹起する。その点、カンタツの...
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【麻倉怜士のCES2023レポート02】 “SHARP is Back AGAIN” シャープが「AQUOS XLED」でアメリカに再参入。ミニLEDバックライト搭載液晶テレビで高級イメージをアピール
4年前のCES2019では、シャープがブースを出展、アメリカ再参入を訴えた。当時、副社長だった石田佳久氏にインタビューした。石田氏は「CESには4年ぶりのブース出展になります。弊社はアメリカのビジネスではB to Bが中心ですが、商品も揃ってきましたので、このあたりできちんとアメリカの皆様にも、シャープがどんなことをやっているかを訴求しようと思いました」と言っていた。
ところがこの試みはその後、コロナ禍などもあり、実際にはわずかな試験販売で終わっていた。盛りあがったテレビ需要も急減し、なかなか入るタイミングを失っていた。でも、アメリカ市場を担当する吉田宏之氏(シャープ スマートディスプレ...