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『BEST SOUND SELECTION ノンサッチ編』CD/ステレオサウンド オリジナルソフトの魅力を語る71
ノンサッチらしい多様なアーティストの12曲を収録。聴き応えのあるオーディオリファレンスCD
2009年8月のリリースだから、すでに15年前のコンピレーション盤ということになる。それでも本作に収められたアメリカ・ノンサッチの音源12曲はまったく古びていないし、オーディオリファレンスCDとしての聴きどころも満載だ。ノンサッチの音楽を長く聴き続け、いまもご自身の試聴取材ではこのレーベルの音源をよく使われている和田博巳さんならではの選曲が光る作品集である。
アメリカのルーツミュージックを中心に、ジャズや現代音楽、ワールドミュージックなど多様な音楽性のアーティストが集うノンサッチ。1964年設立の...
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『ドント・スモーク・イン・ベッド/ホリー・コール』SACD/CDハイブリッド盤/ステレオサウンド オリジナルソフトの魅力を語る70
オーディオ機器評価のリファレンス音源。SACDらしい繊細な音でホリー・コールの名唱を再現
ジャズヴォーカルの金字塔、ホリー・コールの『Don't Smoke In Bed』は、私の仕事にはなくてはならないリファレンス音源だ。第1曲『I Can See Clearly Now』の冒頭を30秒ほど再生すれば、そのオーディオ機器の実力が立ちどころに白日の元に露わになるという恐ろしい音源なのだ。これまで数多くのリマスター版が世界のレーベルから発売されているが、このステレオサウンド版はどんなサウンドを聴かせてくれるのか。
Stereo Sound REFERENCE RECORD
SACD/CDハ...
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『愛人/テレサ・テン』33 1/3回転アナログレコード&SACD+CD 2枚組シングルレイヤー/ステレオサウンド オリジナルソフトの魅力を語る69
S/N感抜群のLP、音像輪郭の生々しいSACDとCD。素直で丁寧な世界観に彩られた時代を飾った名アルバムを満喫
『愛人』のオリジナル発売はCDの加速度的な立ち上がりに沸いていた1985年。しかし発売当時のメディアはLPとカセットテープのみで、CDは生産されていない。当時のテレサ・テンの人気からすれば意外に思う。とは言うものの、僕はテレサ・テンのLPやCDは一枚も買っていない……。
Stereo Sound REFERENCE RECORD
LP 33 1/3回転&SACD+CD 2枚組シングルレイヤー『愛人/テレサ・テン』
(ユニバーサル ミュージック/ステレオサウンド)
LP SSAR...
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モニターオーディオ「GOLD Series 6G」を一挙視聴。スケールに富んだ一体感のある空間描写が無二の魅力だ
初代機の登場から36年、6世代目となる英国モニターオーディオのGOLD Series 6Gは、同社の最高峰、HYPHN、Platinumシリーズに続く高級ラインであり、その先進的な内容と充実したラインナップを鑑みても、いま最も注目されているスピーカーシステムの1つといっていいだろう。
最大の注目点は、高域用ユニットとして最新世代のハイルドライバー型トゥイーター、MPD III(Micro Pleated Diaphragm 3rd Generation)トランスデューサーを搭載したこと。上級機の開発で培った技術、ノウハウを積極的に活かし、歪みを抑えつつ、ワイドレンジ化を実現。再生帯域を6...
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『哀歌-aiuta-/八代亜紀』SACD/CDハイブリッド盤/ステレオサウンド オリジナルソフトの魅力を語る68
ジャズとボサノバで鍛え上げた独特のグルーブ感。非演歌・八代亜紀のジャジーな魅力に溢れた1枚
「なみだ恋」、「雨の慕情」、「舟唄」と、日本の歌謡史に残るようなビックヒット曲が多いだけに、八代亜紀と言うと、どうしても大御所、演歌歌手のイメージがつきまとうが、彼女独特のビブラート、グルーブ感は意外なほどジャジーだ。
八代亜紀の歌手としての生い立ちを遡っていくと、なるほど、と合点がいく。15歳から地元のキャバレー、クラブで歌い始めているが、そのほとんどがジャズとボサノバ。その後、東京・銀座のクラブに活躍の場を変えるが、得意の楽曲は変わっていない。
Stereo Sound REFERENCE R...
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『BIG BAND SUPREME ~華麗なるビッグバンドサウンド~/角田健一ビッグバンド』SACD/CDハイブリッド盤&33 1/3回転アナログレコード/ステレオサウンド オリジナルソフトの魅力を語る67
全編新録音で臨むミキサーズラボ45年記念盤。情報量も音場のクリアネスも申し分ない仕上がり
ワーナーミュージック・ジャパンからリリースされる角田健一ビッグバンドの作品も、本作で遂に5作目。しかも制作に携わるミキサーズラボ創立45周年記念ということで、今回は全編新録音、2010年の『BIG BAND STAGE』に収録されていた2曲(①/⑩)は新たに編曲した2024年版で録音されている。その収録時のサックスとブラスセクションにノイマン製のビンテージ・マイクM49とU67を使うという贅沢なディレクションにも注目だ。
この2つのマイク、前者は1951年、後者は1960年の発売で、いずれも真空管式...
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「DMP-A6」&「DMP-A6 Master Edition」は、ハイレゾ・サブスク時代を牽引する先端的音楽再生機である! そのサウンドを、ハイレゾファイルや音楽配信サービスで聴き比べた
中国・深センはEversolo(エバーソロ)のミュージックストリーマーが絶好調だ。この春に中核モデル「DMP-A8」がリリースされ、「季刊HiVi」の「夏のベストバイ2024」にて「ネットワークプレーヤー部門1(100万円未満)」で見事、第1位に輝いた。セールスも好調という。その勢いに乗って弟分の「DMP-A6 Master Edition」、さらに最廉価モデルの「DMP-A6」が急遽、発売された。
外観はそっくりな兄弟モデルに、音質の違いはどれくらいある?
<両モデル共通のスペック>
●ディスプレイ:6インチ・タッチスクリーン
●内部メモリー:4GDDR4+32GeMMC
●DAC:E...
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『Stereo Sound REFERENCE RECORD Vol.10 ~ドイツ・グラモフォン・ベスト・レコーディング』LP 2枚組 33 1/3回転 180g重量盤/ステレオサウンド オリジナルソフトの魅力を語る66
クラシックの名録音・名演奏の醍醐味が満喫できる山中先生厳選の名曲コンピレーションがLP化
1995年に63年の生涯を閉じられた山中敬三先生は、編集者時代ぼくがもっとも敬愛するオーディオ評論家のお一人だった。ステレオサウンド誌創刊間もない頃からの筆者で、HiVi誌においても1985年以降様々な企画に参加されている。初めて先生の杉並のお宅にうかがって、バルコのプロジェクターでユニテル制作のオーケストラ演奏のレーザーディスクを見せていただき、EMT 927Dstでナット・キング・コールのLPを聴かせてもらった、あのときの感激は今なお忘れることはできない。
Stereo Sound ANALOG...