執筆陣
ソニーの2024年ホームシアターシステムを、まとめて体験(後)。サウンドバーとシアターシステムが、いっそう多機能&大迫力に進歩している:麻倉怜士のいいもの研究所 レポート122
ソニーが提案する、ブラビアシリーズを中心にしたサラウンドシステムの体験リポート、その後編をお届けする。今回はサウンドバーの「BRAVIA Theatre Bar」とホームシアターシステム「BRAVIA Theatre Quad」から合計3製品をピックアップ、オプションスピーカーを加えた発展型のパフォーマンスも確認させてもらった。(StereoSound ONLINE編集部)
サウンドバー:BRAVIATheatre Bar HT-A9000 (想定市場価格¥210,000前後)
●使用スピーカー:45✕90mmウーファー✕4、10mmツイーター✕2、22mmツイーター✕1、ビームツイータ...
執筆陣
ソニーの2024年ホームシアターシステムを、まとめて体験(前)。ワイヤレスネックバンドスピーカー「HT-AN7」は、装着性も包囲感も改良されていた:麻倉怜士のいいもの研究所 レポート121
ソニーは今年7月に発表した2024年新ラインナップから、ブラビアテレビのシリーズ名を変更した。従来のパネルの種類による区分から、「BRAVIA 9」や「BRAVIA 7」といった呼び方に変わっている。同時にサウンドバーやホームシアターシステムも「BRAVIA Theatre」という呼称となり、セットで使って欲しいという気持ちを全面的に押し出した構成となっている。今回はソニー視聴室にうかがい、「BRAVIA Theatre」シリーズ各モデルの特長をうかがうと共に、ブラビアシリーズと組み合わせた場合のサウンドも体験させてもらった。前編ではワイヤレスネックバンドスピーカー「BRAVIA The...
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「DMP-A6」&「DMP-A6 Master Edition」は、ハイレゾ・サブスク時代を牽引する先端的音楽再生機である! そのサウンドを、ハイレゾファイルや音楽配信サービスで聴き比べた
中国・深センはEversolo(エバーソロ)のミュージックストリーマーが絶好調だ。この春に中核モデル「DMP-A8」がリリースされ、「季刊HiVi」の「夏のベストバイ2024」にて「ネットワークプレーヤー部門1(100万円未満)」で見事、第1位に輝いた。セールスも好調という。その勢いに乗って弟分の「DMP-A6 Master Edition」、さらに最廉価モデルの「DMP-A6」が急遽、発売された。
外観はそっくりな兄弟モデルに、音質の違いはどれくらいある?
<両モデル共通のスペック>
●ディスプレイ:6インチ・タッチスクリーン
●内部メモリー:4GDDR4+32GeMMC
●DAC:E...
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「NHK技研公開2024」から、気になる3つのテーマを深堀り! 8Kカメラの情報量を活かした番組制作が、実用化の一歩手前まで進んでいる(後):麻倉怜士のいいもの研究所 レポート120
NHK放送技術研究所では5月30〜6月2日に恒例の「NHK技研公開2024 技術で拓くメディアのシンカ」を開催した。本連載では毎回の技研公開の中から麻倉怜士さんが注目したテーマについて、より詳しいインタビューを実施している。後編では、「8K映像切り出し制作システム」がもたらす番組制作の新しいスタイルを紹介する。(編集部)
<テーマ3>8K映像切り出し制作システム
1台の8Kカメラで撮影した広角映像から2Kカメラに相当する領域の映像を自動的に切り出すことで、あたかも複数台のカメラで撮影したかのような番組を制作しようという提案だ。これにより収録現場の少人数化、ひいては制作コストの削減なども実...
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「NHK技研公開2024」から、気になる3つのテーマを深堀り! 音楽をより楽しくする番組制作や、3次元映像の撮影技術について詳しく聞いた(前):麻倉怜士のいいもの研究所 レポート119
NHK放送技術研究所では5月30〜6月2日に恒例の「NHK技研公開2024 技術で拓くメディアのシンカ」を開催した。本連載では毎回の技研公開の中から麻倉怜士さんが注目したテーマについて、より詳しいインタビューを実施している。前編では、麻倉さんが選んだテーマから「音楽の可視化」「自然光でのホログラフィー撮影」を紹介する。(編集部)
<テーマ1>音楽の可視化による新しいコンテンツ表現
音楽好きの麻倉さんが注目したのが、「誰もが音楽をより楽しめるように」という提案。子供から高齢者、聴覚障害者といった幅広い方に音楽をもっと理解し、楽しんでもらいたいという研究で、例えば演奏の映像に、音の強弱や大き...
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人間の夢を叶える、そのために常に現行技術の先を行く! アストロデザインが目指す次の8Kの世界を鈴木社長に聞く(後):麻倉怜士のいいもの研究所 レポート118
6月20日(木)〜21日(金)に開催されたアストロデザインの技術展示会「アストロデザインプライベートショー2024」。本連載では毎年この展示会にお邪魔し、8Kを中心とした最新映像技術についてリポートしている。今回は麻倉怜士さんによる同社代表取締役社長 鈴木茂昭さんへのインタビュー・後編をお届けしたい。(StereoSound ONLINE編集部)
麻倉 話をプロジェクターに戻しますが、今回の展示では8K/240p(プログレッシブ)のデバイスを使って3D映像を上映していました。昨年は8K/240pで動きの自然さをアピールしていましたが、今回はそこに3Dが加わったと。
鈴木 両眼視差を使った...
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人間の夢を叶える、そのために常に現行技術の先を行く! アストロデザインが目指す次の8Kの世界を鈴木社長に聞く(前):麻倉怜士のいいもの研究所 レポート117
アストロデザインでは、恒例の技術展示会「アストロデザインプライベートショー2024」を6月20日(木)〜21日(金)に開催した。同社は8K技術を得意とする業務機器メーカーというイメージが強いが、近年はそれ以外の業種とコラボレーションした開発にも取り組んでいるという。今回は「プライベートショー2024」の注目展示内容とともに、麻倉怜士さんによる、同社代表取締役社長 鈴木茂昭さんへのインタビューをお届けする。(StereoSound ONLINE編集部)
麻倉 今年もプライベートショーにお呼びいただきありがとうございます。ひと通り展示内容を拝見しましたが、今年も昨年に続いて新しい分野との協業...
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小型&シンプルなワンバースピーカーで、ここまでの立体感が再現できるのか! 鹿島建設の新挑戦「OPSODIS 1」に込められた思いを聞いた:麻倉怜士のいいもの研究所 レポート116
今年のOTOTEN B1Fの展示で多くの来場者が足を止めていたのが、鹿島建設のブースだった。そこには立体音響を再生できるバータイプのスピーカー「OPSODIS 1」が展示されており、その効果を体験しようという来場者が列を作っていた。OPSODISという技術はこれまでもいくつかの製品に採用されているが、今回の新製品は何が違うのか? さらに鹿島建設というある意味異業種の会社がなぜスピーカーを販売するのか? そんな素朴な疑問を解消すべく、麻倉怜士さんと一緒に東京・赤坂にある同社オフィスにお邪魔した。対応いただいたのはOPSODIS LIMITED Tokyo Office 事業推進統括部長の村...
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WOWOWが、「JAZZ NOT ONLY JAZZ」をハイレゾ&イマーシブ音声で8月16日に配信! 96kHz 13.1chと48kHz 11.1chのAURO-3Dを採用した:麻倉怜士のいいもの研究所 レポート115
WOWOWは去る6月21日に、渋谷・NHKホールで一夜限りのライブイベント「JAZZ NOT ONLY JAZZ」を開催した。ジャズ・ドラマーの石若 駿氏がこの日のためにThe Shun Ishiwaka Septetを結成、豪華ゲストを迎えた夢のステージを披露している。同社では8月16日19:00〜、このライブの配信を行う(23日までのアーカイブあり)。しかもLive Extremeを使った、ハイレゾ・イマーシブサウンドが採用されているという。では、この配信マスターはどのように製作されたのか? 製作を担当した、同社技術センター エグゼクティブ・クリエイター 博士(芸術工学)の入交英雄さ...
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シャープ、堺工場のディスプレイ用パネル生産終了は、来るべきものが来た結果かもしれない。日本のテレビ作りという産業構造が変化している:麻倉怜士のいいもの研究所 レポート114
シャープは今年5月に、子会社である堺ディスプレイプロダクト株式会社 堺工場でのディスプレイパネル生産を終了すると発表した。近年、薄型テレビ用パネルの製造は海外移管が進み、堺工場は国内で製造を続けている貴重な場所だったこともあって、このニュースは多くのメディアで取り上げられた。今回は、その堺工場がオーディオ・ビジュアル的にどんな役割を果たしてきたのか、また堺工場での液晶パネル生産終了を受けてどんな変化が考えられるかについて、麻倉さんに総括してもらった。(StereoSound ONLINE編集部)
今回の堺工場での液晶パネル生産終了のニュースは、日本国内の大型製造拠点のターニングポイントと...
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期待・注目のユニバーサルプレーヤー「マグネターUDP900&UDP800」新たなる感動領域へ!【後編・画質徹底検証】
UDP900 ビデオプレーヤー実力検証編
内部は左から電源ブロック、ディスクドライブ+メイン処理基板、アナログ2ch音声基板とセクションごとに分離している。シャーシ構造も高剛性を追求しながら、回路間のノイズの影響を互いに抑制するような工夫が盛り込まれている。基板に使われているパーツもいわゆる音質対策品のハイグレードパーツが多数使われているほか、基板のパターンニングもスムーズさに配慮されており、「ハイエンドオーディオ、同オーディオ/ビジュアル」機器設計の勘所を把握した設計というべき完成度の高さが光る
TEST_4 有機ELテレビ再生編
色と輝度の表情、繊細さを引き出す
ビデオプレーヤーとし...
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期待・注目のユニバーサルプレーヤー「マグネターUDP900&UDP800」新たなる感動領域へ!【前編・音質徹底検証】
第1回 画質&音質を徹底検証
超話題のマグネター(MAGNETAR)の最新UHDブルーレイプレーヤーUDP900&UDP800。実際の画質、音質はどうなのかを徹底的にチェックした。マグネターは2021年の創業だが、もともと日本メーカーのDVDやブルーレイプレーヤーのOEM製造を20年以上に渡って手掛けてきた、ディスクの世界では大ベテランメーカーが導入した新ブランドだ。
第1の注目はマルチディスク再生。DVDビデオ、ブルーレイ、UHDブルーレイのビデオディスクはもちろん、CD、SACDも再生可能。
第2の注目は高品位へのしつらえ。UDP900のシャーシはノイズ対策と振動対策を施したオールア...