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WestminsterLab「Quest」の音に心奪われた。2021年のハイエンドオーディオ界を彩る、おそるべき実力を備えたプリアンプの登場だ
またひとつ、ハイエンドオーディオ界を彩る新星が、英国から登場した。2007年にロンドンで設立されたWestminsterLab(ウェストミンスターラボ)だ。
音質を吟味したUSBケーブルの開発・販売でスタートした同社は、2016年のドイツ・ミュンヘンの「ハイエンドショー」でAB級のモノーラル・パワーアンプ「UNUM(ウーヌム)」を発表、その高評価を経て、2019年にA級モノーラル・パワーアンプの「Rei(レイ)」を、2020年にプリアンプの「Quest(クエスト)」を登場させている。
今般わが国で最初に発売されるのは、プリアンプのQuestだ。価格は300万円(税別)。オプションでカーボ...
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時代は “ブラックスクリーン”! Screen InnovationsのSlateなら、明るい場所でも高コントラストな映像が楽しめる
明るい場所で投写できる喜び
米国テキサス州オースティンに本拠を置くスクリーンイノベーションズ社は、灯を残した部屋でもコントラストが維持できるALR(Ambient Light Rejection)スクリーン開発に定評がある。今般HiViグランプリのペリフェラル部門賞を受賞したキクチSPA-UTと同系統の製品も展開している。
SPA-UTは上方からの光を遮り下からの光を反射させるレンチキュラー・タイプだったが、本製品「Slate(スレート)」はそうではない。塩化ビニール素材の幕面に、黒の顔料を混ぜ合わせたコーティング材を塗布して耐外光性能を持たせたスクリーンである。同社には「スレート」の他...
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時間SFの快作が4K化『ファイナル・カウントダウン』【海外盤Blu-ray発売情報】
米国盤『ファイナル・カウントダウン』 2021年4月27日 リリース
THE FINAL COUNTDOWN - 4K UHD BLU-RAY
with DOLBY VISION and DOLBY ATMOS/BRAND NEW 4K RESTORATION
上質なUHD BLU-RAYをリリースし続けているブルー・アンダーグランドから、時間SF映画の快作『ファイナル・カウントダウン』(1980)の4K UHD BLU-RAYリリース詳細が届きました。35mmオリジナルカメラネガからの最新4Kデジタルレストア、ドルビービジョンHDR、リミックス・ドルビーアトモス・サウンドトラック採用と...
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【麻倉怜士のCES2021 レポート07】日本の印刷有機ELバネル専門メーカー、JOLED製31.5型パネルが、あのLGエレクトロニクス製品に採用!?
LGエレクトロニクスは、傘下にLGディスプレイを擁し、同社が製造する有機ELパネルを搭載したテレビ、ディスプレイ製品を作っている。
これまでLGエレクトロニクスの有機ELテレビのパネルは、すべてLGディスプレイ製であった。ところが、このほど慣例を破り、日本のJOLED性の31.5型4K印刷有機ELパネルが採用されたのである。
印刷有機ELは、次世代の有機ELとして、多方面から注目されている。すでにこのパネルを使い、アストロデザインから4K OLEDモニター「DM-3430」が発表されている。JOLEDはその後、中国TCLと提携し、そして今回、LGエレクトロニクスへの納入に成功した。LGエ...
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【麻倉怜士のCES2021 レポート06】 OLEDの次のローラブルイノベーション。LGエレクトロニクスとTCLの挑戦
LGエレクトロニクスのローラブル(巻き取り)OLEDテレビは、すでに韓国で発売されているが、TCLはフレキシブルOLEDの新しいアプリケーションをプレスカンファレンスで発表した。
製品としてどれほどのリアリティがあるかは不明だか、6.7インチのローラブルAM(アクティブ・マトリックス)OLEDはスマホ応用として、早期の登場が期待される。持ち運びは女性のコンパクトのように、文字通りコンパクトで、使う時は縦方向に延ばすと、7.8インチサイズになる。LGエレクトロニクスもプレスカンファレンスで同様のコンセプトのスマホの動画を見せた。こちらは横に伸びる。
TCLではもうひとつ、17インチの印刷...