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この価格帯で驚異のサウンド! JBLから、“突然変異” ともいえるAVアンプが登場。リビングでの使用を想定したラテカラーから、迫力あるサウンドが飛び出す【注目製品に肉薄 05】
アメリカJBLから、イマーシブサウラウンドに対応したAVアンプが2モデル発売された。同ブランド初のカテゴリーながら、JBLらしい音の魅力を備えた注目モデルに仕上がっているという。今回は輸入元であるハーマンインターナショナルの視聴室にお邪魔し、同じくJBLのホームシアター向けスピーカー「Stage 2」シリーズと組み合わせたパフォーマンスを探ってみた。(StereoSound ONLINE編集部)
●AVアンプ:JBL MA9100HP ¥253,000(税込)
●仕様:9.2ch
●定格出力(20Hz〜20kHz、2ch駆動時、最大0.5%THD):140W(8Ω)
●接続端子:HDMI...
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デノン「AVC-A10H」を持ち込んで、シミュレーションを決行! 右京さんの意外な音の嗜好が明らかになった!? 【片山右京さんの、癒しのホームシアター構築計画:その3】
片山右京さんのホームシアターをリニューアルしようという本連載も、いよいよ終盤に入った。150インチスクリーンに相応しいプロジェクターとスピーカーの候補も決まり、システムの全体像が見えてきたということで、第三回ではシステムの中核となるAVアンプを体験していただく。片山さんのホームシアターにデノン「AVC-A10H」を持ち込んで設置、候補スピーカーと組み合わせたパフォーマンスを体験してもらった。だがそこで意外な展開に……。(StereoSound ONLINE編集部、撮影:嶋津彰夫)
片山右京さんのホームシアター・リニューアル計画も、プロジェクター、スピーカーの意中のモデルがほぼ決まり、最終...
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8月1日公開の『ツイスターズ』は、まさに “音の映画” だ! スカイウォーカー・サウンドが生み出した大迫力サラウンドが、大胆な演出で観客を興奮の渦に巻き込む
1996年に公開された『ツイスター』の記憶が甦る新作映画を、劇場公開に先駆けて新宿ピカデリー・シアター6で体験してきた。
旧作を体験した人には懐かしくもあり(パッケージをヘビロテしたオーディオビジュアルファンも多いはず)、未見の人には新鮮な驚きを与えてくれる作品だ。日本では竜巻の脅威はさほど感じないが、米国の中西部では今もって大きな被害が発生する。一作目は竜巻チェイサー同士のデータ収集競争が軸になっていたが、本作は竜巻の被害者を餌にする不動産投資チームと、竜巻を追いかけるハンターとの攻防が描かれている。
物語の鍵を握るのが、かつて竜巻を無力化することに心血を注いでいた主人公、ケイト(デイ...
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“音がよくなるって、こういうことなんですね” 大好きな「ネヴァー・イナフ」を聴いて、KEFスピーカーの声の魅力にハマる?【片山右京さんの、癒しのホームシアター構築計画:その2】
“ホームシアターが唯一の趣味”と語る片山右京さん。そんな右京さんがゆっくりくつろげる空間を作ろう! という潮さんのおせっかい(?)からスタートした本連載。前回は150インチの4K/8K大画面が導入できることと、その画質の高さを確認した。第二回のスピーカー編では、150インチに相応しい製品として潮さんが推薦してくれた、KEFスピーカーの実力を右京さんに体験いただくことにした。右京さんと一緒にお邪魔したのは、地下鉄・表参道駅にほど近い「KEF Music Gallery Tokyo」だ。(StereoSoundONLINE編集部)
片山右京さんの「KEFMusic Gallery Tokyo...
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三鷹の森ジブリ美術館の映像展示室「土星座」を初体験! 短編『星をかった日』の豪華声優陣の声の魅力を堪能した by 潮 晴男
三鷹の森ジブリ美術館では現在、「君たちはどう生きるか展第二部レイアウト編」を開催中だ。第96回アカデミー賞 長編アニメーション賞を始めとする多くの賞に輝いた本作の、最初の絵とも言えるレイアウトが206枚も展示されるという貴重な機会となっている。今回その内覧会に潮晴男さんも参加、同時に前から気になっていたという映像展示室「土星座」の上映を体験している。以下でそのインプレッションをご紹介いただこう。(StereoSound ONLINE編集部)
三鷹の森ジブリ美術館で本日、5月25日から11月10日までの会期で催される「君たちはどう生きるか展 第二部」の内覧会に参加してきた。企画展示の詳細は...
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ビクター「DLA-V80R」プロジェクターで、150インチスクリーンに最高の映像を再現する。ところで投写距離は足りるかな?【片山右京さんの、癒しのホームシアター構築計画:その1】
「片山右京さんが、ホームシアターのリニューアルを考えているみたいだよ。一緒に話を聞きに行こう」と、ノリノリの潮さんから連絡が入ったのは昨年末のこと。右京さんは10年ほど前に、自宅 兼 オフィスとして使っているスペースにスクリーン&7.1chホームシアターを設置、その際にも潮さんがアドバイスをしたという。今回はその空間で4K&イマーシブオーディオを堪能してもらおうというのが潮さんの目論見だ。まずは“最高の大画面”を手に入れるための実地検証から始まった。(StereoSound ONLINE編集部・哲)
旧知の仲である片山右京さんから電話がかかってきた。「お久しぶりですねぇ」と言う会話ととも...
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アカデミー7部門受賞の話題作『オッペンハイマー』を、IMAXシアター&4Kブルーレイで見た! 劇場の大迫力とホームシアターの緻密な再現で、“濃厚な人間ドラマ” に浸る
「原爆の父」と呼ばれたオッペンハイマー博士が、苦悩しながらも原爆を完成するまでと、その後の葛藤を描いた人間ドラマである。
クリストファー・ノーランが監督し、米国では昨年の7月に公開され、歴史作品として過去最高の興行収入をもたらした。前評判通り、第96回アカデミー賞では、作品賞を始め、監督賞、撮影賞、作曲賞など7部門で授賞を果たしている。様々な理由から日本での公開は見送られてきたが、ようやく3月29日に封切られることになった。
太平洋戦争末期を扱った物語だが、戦争の場面はなく、オッペンハイマーの脳内で起こる核融合のイメージを描いたシーンや、原爆の完成に至るまでの数々の実験の部分が音響的にも...
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【ジブリパーク第2期エリアに行ってきた:その1】潮さんが、ジブリパークの映像展示室「オリヲン座」を体験! 鮮明で、豊かな響きを備えたサウンドが、心地いい音響空間を再現していた
2022年11月に愛知県長久手市の愛・地球博記念公園内に開園したジブリパークが、2024年3月16日から新エリア「魔女の谷」をオープンするにあたり、プレス向けの内覧会がおこなわれたので、取材も兼ねてお邪魔してきた。
新設されたエリアでは、『魔女の宅急便』『ハウルの動く城』『アーヤと魔女』に登場する建物や街並みを見ることができる。これで「青春の丘」「ジブリの大倉庫」「どんどこ森」、さらに昨年11月にオープンした「もののけの里」と併せて5つのエリアが勢揃いしたわけだ。
当日は「魔女の谷」の探訪もさることながら、2022年の開園時にスケジュールの都合がつかず、視聴の叶わなかった「ジブリの大倉庫...
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『ラ・ラ・ランド』を、109シネマズプレミアム新宿のリバイバル上映で7年ぶりに見た。こんな静けさとエアボリュウムを備えた空間での劇場体験なら、何度でも楽しめる
109シネマズプレミアム新宿で開催されている「SAION Request Collection」に出かけた。
これは、「坂本龍一氏監修の下で設計した『SAION -SR EDITION-』で鑑賞してみたい作品」という来場者アンケートで人気の高かった作品を上映する企画で、2月22日まで上映されているのは、『ラ・ラ・ランド』『セッション』という、いずれもデミアン・チャゼル監督の作品である。今回はその中から『ラ・ラ・ランド』を選んでいる。
前回リバイバル上映に出かけたのはいつだったか、記憶にないくらい久しぶりだ。最近はパッケージソフトや配信の拡充で、映画を観たい時にいつでも観られる環境が整って...
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109シネマズプレミアム新宿で、The Smile『Wall Of Eyes』を見た!サイレントの静寂感に引き込まれ、トム・ヨークのヴォーカルに魅了される
1月25日、109シネマズプレミアム新宿の「シアター8」でビートインクが主催するThe Smile『Wall Of Eyes』の上映会に出かけた。トム・ヨーク、ジョニー・グリーンウッド、トム・スキナーの3人からなるこのバンドのセカンド・アルバム・リリースに伴うミュージックビデオのクリップを集めた作品の上映で、2日間の限定公開だった。
オープニングクリップは無声で、35mmフィルムで撮影したシネスコサイズの映像。B&WのNatilus801が映っているところを見ると、ロンドンのアビーロード・スタジオでの収録だと思う。オーディオファンならそんなところにも目が行ってしまいそうだ。その後、音付き...
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SOtMの「sPQ-100PS」は、アナログレコードの自由な楽しみ方を広げてくれる。オーディオユニオン御茶ノ水アクセサリー館で、尖った試聴会が開催された
ターンテーブルに始まり、カートリッジやトーンアームに何を選ぶかなど、アナログレコード再生には様々な楽しみがある。フォノアンプ/フォノイコライザーの交換もそのひとつで、音質にも大きな影響があるといわれている。そんなフォノアンプの注目機が、SOtM(ソム)の「sPQ-100PS」だ。このモデルはMM型とMC型に加え、様々なEQ(イコライジング)カーブを切り替えて再生できるのが特長。そんなsPQ-100PSを使った試聴イベントが、昨年末の12月23日(土)にオーディオユニオン御茶ノ水アクセサリー館で開催されたので、以下で詳細をお届けする。講師の潮晴男さんは実は……。
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【潮晴男のアナログ道楽 第5回】フェーズメーション「EA-220」の完成度の高さに驚く。単体フォノイコライザーを追加する意味はどこにある? とお考えの方は、まずこの音を聴いて欲しい ※動画あり
レコード再生においては、多くの要素が音に影響を与える。フォノカートリッジ、トーンアーム、ターンテーブルと、どれもおろそかにすることはできないが、もうひとつ忘れてはならないのは、そこからピックアップされた信号を正確にデコードするフォノアンプの存在である。
昨今はAVアンプにもフォノイコライザーが内蔵されているので、レコード再生に関してそれほど不便を感じることはないだろう。しかしCD全盛期にはライン入力しか持っていないアンプも多く、レコードを再生するには別途フォノアンプが必要だった。そうしたことを考えれば、便利な時代になったわけだが、果たしてそれでアナログレコード本来の持ち味が引き出せるのか...