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ミニシアターの魅力を伝える動画 by 塚本晋也 「街の小さな映画館」第14回 の映像が公開! 今回は、池袋「新文芸坐」
塚本晋也監督によるミニシアターの魅力を伝える動画「街の小さな映画館」企画の第14回として、昨今様々な名作の4K上映を手掛ける新文芸坐が登場、YouTubeチャンネルにて一般公開されている。
「街の小さな映画館」第14回 新文芸坐
新文芸坐は東京・池袋の東口に2000年にオープンした名画座。1956年に創業した前身の「文芸坐」を含めると60年以上映画ファンに愛され続けている。2022年4月15日には音響・映写設備を一新してリニューアル。4Kレーザーでの上映に対応すると同時に35mmフィルム、16mmフィルムも現役で稼働。またオリジナルの音響システム「BUNGEI-PHONICSOUND ...
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マエストロ=エンニオ・モリコーネのサウンド・マジックを堪能できる名作映画を特選上映!
2020年に亡くなってから、もう5年目。イタリアが世界に誇る音楽家、エンニオ・モリコーネがサウンドトラックを担当した2作品が、4月19日より新宿武蔵野館ほかで行われる『エンニオ・モリコーネ特選上映 Morricone Special Screening×2』で上演される。
今回、選ばれたのは『死刑台のメロディ 4Kリマスター・英語版』(1971年)と『ラ・カリファ』(1970年)の2点。『死刑台~』は1920年のアメリカで実際に起こった、アメリカの恥との声ともある冤罪“サッコ=ヴァンゼッティ事件”に迫った作品だ。5人組が起こしたとされる殺人事件の犯人として、身に覚えのない男性二人が逮捕さ...
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ミア・ゴスも登場。美しいリゾート地に拡がるダークネス『インフィニティ・プール』
「無限のプール」とは何ぞや? と調べてみたら、けっこうメジャーな言葉であることがわかった。「外縁が海などのより大規模な水や空と混じり合い境目がわからないように見えるよう設計され~」とか「プールの縁を作らずに無限に続くような水の絶景などなど。いくつかの写真もウェブで見たが、まさに絶景であるとともに、こういう風景が出てくる生活を自分が送るにはあと何回生まれ変わらなければいけないのかとも思った。
そこでこの映画だが、舞台は美しいリゾート地“リ・トルカ島”。セレブでハイソなひとたちがずらりと集まり、ぜいたくなパーティを繰り広げる。そこにやってきたのが作家のジェームズという男(アレクサンダー・スカ...
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人生をかけて戦え! プロレス一家「エリック・ファミリー」の日々を、次男ケビンの視点で映画化した『アイアンクロー』
プロレスが絡む映画というだけで嬉しくなってくるが、しかも内容が「エリック一家」の実話に基づくドラマなのだから、興奮が倍増する。父親は、ジャイアント馬場などと死闘を演じた“鉄の爪”フリッツ・フォン・エリック。相手のこめかみを巨大な握力で掴んで脳波を狂わせるという技「アイアンクロー」で歴史に名を残す人物だ。対エリック戦の決まった馬場が、エリックにアイアンクローをかけられても耐えられるように、どこかの砂漠に埋まって横になり、顔の上をジープで轢かせながら頭蓋骨を鍛える――という描写が確か「ジャイアント台風」というマンガに出てきた。
そのエリックには子供たちがいて、次男のケビン、三男のデビッド、四...
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『スター・ウォーズ/ファントム・メナス』が、5月3日~6日の4日間限定で、初の4K特別上映! 入場者特典は25周年記念オリジナル版ポスター
ウォルト・ディズニー・ジャパンは、『スター・ウォーズ/ファントム・メナス(エピソード1)』の4K特別上映を行うと発表した。
本作は、旧三部作の最後となる『エピソード6、ジェダイの帰還』(1983年)から16年の時を経て登場した、新三部作の幕開けを飾る作品だ。1999年の公開時には、多くのファンが劇場に列を作ったことを覚えている方もいらっしゃるだろう。
今回は、そんな『スター・ウォーズ/ファントム・メナス(エピソード1)』を、5月3日(祝)~6日(祝)の4日間限定で、全国25の劇場にて初の4K字幕スーパー版で上映する。
今回、特別上映の入場者特典として配布される新ポスタービジュアルには、若...
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アカデミー7部門受賞の話題作『オッペンハイマー』を、IMAXシアター&4Kブルーレイで見た! 劇場の大迫力とホームシアターの緻密な再現で、“濃厚な人間ドラマ” に浸る
「原爆の父」と呼ばれたオッペンハイマー博士が、苦悩しながらも原爆を完成するまでと、その後の葛藤を描いた人間ドラマである。
クリストファー・ノーランが監督し、米国では昨年の7月に公開され、歴史作品として過去最高の興行収入をもたらした。前評判通り、第96回アカデミー賞では、作品賞を始め、監督賞、撮影賞、作曲賞など7部門で授賞を果たしている。様々な理由から日本での公開は見送られてきたが、ようやく3月29日に封切られることになった。
太平洋戦争末期を扱った物語だが、戦争の場面はなく、オッペンハイマーの脳内で起こる核融合のイメージを描いたシーンや、原爆の完成に至るまでの数々の実験の部分が音響的にも...
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HiVi最新号は3/15発売!『オッペンハイマー』総力特集にご注目。「映画は音だ!」「買ってからが勝負、話題の製品をつかいこなそう」の2大特集にご期待ください
巻頭特集は「映画は音だ!」
HiViではおなじみのテーマとなりますが、映画の大きな魅力を占める<音の重要性>について大きく3つのテーマに分けて、じっくり掘り下げていきます。
1つめのテーマは、第96回アカデミー賞で作品/監督/主演男優/助演男優を含む最多7部門を受賞した、大注目の映画『オッペンハイマー』にフォーカス。3月29日に待望の日本公開が迫る超話題作の魅力に迫ります。内容、映像表現、そして強烈な音響が高度な次元で有機的に融合した本作を詳解していきます。
2つめのテーマは、高度な音響が楽しめる名作100本を俎上に載せて実際に一気視聴する「音の名画100選」。HiVi誌面上で話題になっ...