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アカデミー7部門受賞の話題作『オッペンハイマー』を、IMAXシアター&4Kブルーレイで見た! 劇場の大迫力とホームシアターの緻密な再現で、“濃厚な人間ドラマ” に浸る
「原爆の父」と呼ばれたオッペンハイマー博士が、苦悩しながらも原爆を完成するまでと、その後の葛藤を描いた人間ドラマである。
クリストファー・ノーランが監督し、米国では昨年の7月に公開され、歴史作品として過去最高の興行収入をもたらした。前評判通り、第96回アカデミー賞では、作品賞を始め、監督賞、撮影賞、作曲賞など7部門で授賞を果たしている。様々な理由から日本での公開は見送られてきたが、ようやく3月29日に封切られることになった。
太平洋戦争末期を扱った物語だが、戦争の場面はなく、オッペンハイマーの脳内で起こる核融合のイメージを描いたシーンや、原爆の完成に至るまでの数々の実験の部分が音響的にも...
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作品よりも卓球を熱心に語るスーザン・サランドン、その裏には恋人の存在あり。『アバウト・ライフ 幸せの選択肢』の自由な女性はハマり役!【映画スターに恋して:第34回】
“両家顔合わせ”で発覚したまさかの真実とは?
ダイアン・キートン×リチャード・ギア、スーザン・サランドン×ウィリアム・H・メイシ―。『アバウト・ライフ 幸せの選択肢』は、このハリウッドのベテラン・スターたちが熟年夫婦を演じ、それぞれが“残りの人生を幸せに生きるにはどうしたらいいの?”という難問を抱えて右往左往する姿を描く大人のロマンチック・コメディだ。
ことの発端は、同棲中の若いカップルが大喧嘩をしたこと。「そろそろ結婚したい女性」と「なかなか結婚に踏み切れない男性」は、とりあえず両親の結婚生活を参考にしようと、両家顔合わせの会食を行なった。で、両親が揃ってみれば、なんとお互いの配偶者同...
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スタジオジブリ、ジブリパークの新エリア「魔女の谷」開園を記念して “城が動く” 新CMを公開! 絵コンテは宮﨑 駿氏、演出・原画は山下明彦氏、美術監督は吉田 昇氏が担当
スタジオジブリから、「ジブリパーク」の新エリアとなる「魔女の谷」の開園を記念して “城が動く” 新CMが公開された。15秒という時間で描かれるのは、「ハウルの城」によく似た城が火を吹き、音を鳴らし、星がかがやく不思議な世界を歩いていく姿。
新CM「ジブリパーク ゆっくりきて下さい。動く城編」を制作しました - スタジオジブリ|STUDIO GHIBLI
新CM「ジブリパーク ゆっくりきて下さい。動く城編」を制作しました。 ジブリパークの新エリア「魔女の谷」の開園を記念して、
絵コンテは宮﨑 駿氏、演出・原画は『ハウルの動く城』で作画監督を担当し、『君たちはどう生きるか』にもメインスタッフ...
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『ラ・ラ・ランド』を、109シネマズプレミアム新宿のリバイバル上映で7年ぶりに見た。こんな静けさとエアボリュウムを備えた空間での劇場体験なら、何度でも楽しめる
109シネマズプレミアム新宿で開催されている「SAION Request Collection」に出かけた。
これは、「坂本龍一氏監修の下で設計した『SAION -SR EDITION-』で鑑賞してみたい作品」という来場者アンケートで人気の高かった作品を上映する企画で、2月22日まで上映されているのは、『ラ・ラ・ランド』『セッション』という、いずれもデミアン・チャゼル監督の作品である。今回はその中から『ラ・ラ・ランド』を選んでいる。
前回リバイバル上映に出かけたのはいつだったか、記憶にないくらい久しぶりだ。最近はパッケージソフトや配信の拡充で、映画を観たい時にいつでも観られる環境が整って...
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『UVERworld KING’S PARADE 男祭り REBORN at Nissan Stadium』が、2月9日からドルビーアトモスで上映決定! ライブ会場の“熱量”をリアルに体感できる、ファン必見の2時間半だ
2023年7月30日に神奈川県の日産スタジアムにて行われた『UVERworld KING’S PARADE 男祭り REBORN at Nissan Stadium』。その模様が2024年2月9日(金)から全国劇場公開となる。
このライブは昨年10月にWOWOWで独占放送されたが、劇場公開は2時間30分におよぶノーカット版で、しかもドルビーアトモスでの上映も行われる(全国25館)。今回、WOWOW辰巳放送センターの試写室で行われた関係者向け試写会に参加してきたので、そのインプレッションをお届けする。
“試写室” といっても、大型スクリーンにドルビーアトモスを含む最新のイマーシブオーディオ...
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ディズニー最新作『ウィッシュ』を、109シネマズプレミアム新宿のドルビーアトモスで体験。最高の劇場スピーカーシステムが、サウンドデザインの狙いを見事に描き出した
ドルビージャパは去る1月26日(金)、109シネマズプレミアム新宿のシアター3で、ディズニーストアクラブ会員向け『ウィッシュ』ドルビーアトモス版特別上映会を開催した。同作は昨年12月15日に公開されたウォルト・ディズニー・カンパニーの創立100周年を記念して製作された、ディズニー映画最新作だ。
『ウィッシュ』(現在絶賛公開中)
<STORY> ディズニー100周年を記念し、世紀のドラマティック・ミュージカルが誕生。願いが叶う魔法の王国に暮らす少女アーシャの願いは、100才になる祖父の願いが叶うこと。だが、すべての“願い”は魔法を操る王様に支配されているという衝撃の真実を彼女は知ってしまう...
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“実際のライブとは違っていて欲しいんです” 福山雅治さんが、「FUKUYAMA MASAHARU LIVE FILM 言霊の幸わう夏 @NIPPON BUDOKAN 2023」への思いを舞台挨拶で熱く語った
アーティストの福山雅治さんが監督を務めた「FUKUYAMA MASAHARU LIVE FILM 言霊の幸(さち)わう夏 @NIPPON BUDOKAN 2023」が、1月19日に全国公開された。それを記念して公開初日に、東京・有楽町のピカデリー1で福山雅治さんと、劇中に登場する少年を演じた柊木陽太君を迎えて、舞台挨拶が開催された。
本作は、福山さんが “究極のライブ体験” を劇場で再現することを目指した作品で、40台を超えるカメラに加え、武道館ライブで初めて観客を入れた状態でドローン撮影を実施、更にステージのみならず、2〜3階のアンビエントまで収録するなど、制作面でも多くのこだわりが詰...
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「FUKUYAMA MASAHARU LIVE FILM 言霊の幸わう夏@NIPPON BUDOKAN 2023」が、1月12日より全国10館のドルビーシネマ他で先行上映! 福山さんが描く “理想のライブ” を劇場で体験しよう
アーティストの福山雅治さんが自身で監督を勤めた劇場作品『FUKUYAMAMASAHARU LIVE FILM 言霊の幸わう夏@NIPPON BUDOKAN 2023』が、1月19日(金)から全国公開される。本作は全国10館のドルビーシネマでの公開も決まっており、今週末の1月12日(金)からドルビーシネマ他での先行上映も決定した。
そして昨日、本作のドルビーシネマ版試写会が開催された。さらに音響制作を手掛けた、株式会社ソナ 制作技術部 サウンドデザイナー/リレコーディングミキサーの染谷和孝さん、株式会社ミキサーズラボ 代表取締役社長 レコーディング、ミキシングエンジニアの三浦瑞生さん、株式...
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監督:リドリー・スコット×主演:ホアキン・フェニックスの話題作『ナポレオン』が早くもデジタルプレミア配信をスタート。それを記念し、メイキング特別映像を公開
アカデミー賞俳優ホアキン・フェニックス主演、巨匠リドリー・スコット監督による映画『ナポレオン』。昨年12月公開されたばかりのこの話題作が本日(1月9日)、早くもデジタルプレミア配信をスタート。それを記念して、ナポレオンの栄光の日々を象徴する “アウステルリッツの戦い” のシーンに迫った特別映像が公開された。
本作は、「英雄」と呼ばれる一方で、「悪魔」としても恐れられたフランスの皇帝ナポレオン・ボナパルトの真の姿を描いている。田舎町に生まれたナポレオンは軍人・政治家として揺るぎない成功を収めながら、なぜ残虐な戦いに取りつかれ、冷酷非道な怪物に変貌したのか? これまでのイメージを覆す、新解釈...
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食事会で見たヴェンダースの素顔は“無邪気で聡明”。役所広司の『PERFECT DAYS』には小津安二郎へのオマージュを込める【映画スターに恋して:第33回】
平山のように生きていけたなら
「平山という人は、瞬間瞬間を大切にして、自分でできることをやって、1日の終りには好きな本を読みながら、質素でありながらも、満ち足りた気持ちで眠りにつく。あれだけ毎日毎日を、満足しながら眠りにつける人って、羨ましいなと思います」
これは『PEARFECT DAYS』(23年)で、主人公・平山を演じ、第76回カンヌ国際映画祭最優秀男優賞に輝いた役所広司の言葉だ。平山は、東京・渋谷区内に点在する公衆トイレの清掃員。カメラは、その規則正しい彼の毎日を淡々と追い続ける。
監督のヴィム・ヴェンダースにとっては、1983年4月に撮影を行った『東京画』(85年製作)から約4...
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『屋根裏のラジャー』をドルビーシネマで見ると、作品の深みがきっと違います! スタジオポノック最新作に込められた、制作陣の思いの丈を聞いた
12月15日にロードショー公開されたスタジオポノック最新作『屋根裏のラジャー』。愛をなくした少女アマンダと、彼女にしか見えないイマジナリの少年ラジャーを中心に、美しさや怖さ、優しさに溢れた冒険が繰り広げられる。そんな本作は通常上映に加え、ドルビーシネマ、IMAX、DTS:Xといった多様な劇場フォーマットでも公開されるという。そして先日、『屋根裏のラジャー』のドルビーシネマ試写会が開催された。今回は鳥居一豊さんと一緒に試写を拝見し、さらに制作を担当した方々に、作品づくりの裏側についてお話をうかがっている。(StereoSound ONLINE編集部)
ーー今日はよろしくお願いいたします。ま...