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エアパルスのDAC内蔵アクティブスピーカー「A100 BT5.0」は、あらゆる環境で力を発揮する万能性が魅力
エアパルスA100 BT5.0(以下A100)は、ステレオサウンド誌の218号でレビューした際も印象のよかったスピーカーシステムで、さらに本誌前号でも伊藤隆剛氏のレビューで、本機の素晴らしい能力の一端が伝えられている。というわけで、今号では優れたパワードスピーカーという以上に機能豊富なA100のマルチパーパスな能力に着目、A100の魅力を多面的にディグしてみた。
A100はかのフィル・ジョーンズが設計した、と書くとベテランのオーディオファイルなら、かつて氏が設計して世界的に大ヒットした小型スピーカーシステム、アコースティックエナジーAE1を思い出されるだろう。フルデジタル構成のアクティブ...
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ソナス・ファベールの「Lumina Ⅰ」「Lumina Ⅲ」「Lumina Center」は、エントリーモデルとは思えないサウンドを聴かせる
オリンピカ・ノヴァⅤが「HiViグランプリ2020」で〈スピーカーシステム部門賞〉を受賞するなど、ソナス・ファーベルの好調が続いている。同シリーズの完成度の高さについては、HiVi2020年7月号に記したが、それに引き続いて登場したのが、ここにご紹介する「Lumina(ルミナ)」シリーズだ。
ここでは同社エントリー・ラインに位置づけられる本シリーズから小型2ウェイ機の「ルミナⅠ」、3ウェイ4ドライバー構成のトールボーイ機「ルミナⅢ」を聴き、同時発売された横置き仕様のセンタースピーカー「ルミナセンター」を加えた5.1ch再生も試してみたが、まさに価格の枠を超えたすばらしいパフォーマンスを示...
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「愛と戦闘のバレンタイン」演奏会を、4K映像とハイレゾ音声で配信。新日本フィルの次の取り組みを聞く(前):麻倉怜士のいいもの研究所 レポート46
昨今のコロナ禍という情勢もあり、音楽配信が急速に充実している。そんな中、徐々にではあるが音質にも配慮したコンテンツが増えてきているのは、オーディオファンにとって嬉しいことだろう。そのひとつが、前回と前々回の本連載で紹介した、新日本フィルハーモニー交響楽団による取り組みだ。昨年11月の公演をマルチチャンネルで収録し、ドルビーアトモスと96kHz/24ビット/2chの2種類の方式で配信していた。
新日本フィルではそれに続いて、今年2月14日の特別演奏会「愛と戦闘のバレンタイン〜ふたりに贈るシンフォニー〜」(人数を制限した上で、観客を入れて実施)のハイレゾ配信にも取り組んでいる。収録は、すみだ...