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クリプトンのロングセラーモデルが「1.5」に進化。バイワイヤリング接続が効く!
「Made in Japan」の上質なモノづくりという明確なコンセプトを掲げ、その品質の高さから熱心なオーディオファンを中心に根強い支持を得ているクリプトン。特にスピーカーについては、日本ビクターでいくつもの銘器を手がけた名匠、渡邉勝氏を迎い入れ、充実したラインナップを構築している。
ここで取り上げるKX-1.5は、コストパフォーマンスに優れたロングセラーモデル、KX-1の後継となる注目のモデルだ。昨年製品化された弟機、KX-0.5で開発したカーボンポリプロピレン(CPP)振動板のウーファーや、上位モデルのKX-3シリーズで培ったエンクロージャー、内部の吸音材のノウハウなど、これまでの製...
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いま人気のアンプ内蔵スピーカーでテレビの音を大きくグレードアップ AIRPULSE「A80」<ネット動画 音質強化テクニック:アンプ内蔵スピーカー活用>
テレビにとって、映像と音の関係は「フィフティ・フィフティ」が理想だが、現実は厳しい。最近は高級機を中心に音質重視のテレビも登場しているが、40、50インチを超える大画面と対等に渡り合えるスピーカーシステムを期待するのは、至難の業。現実問題として、ほぼ不可能といっていいだろう。
そこで提案したいのが、小型アクティブスピーカーの活用だ。アンプを内蔵しているため、テレビとアナログ/デジタルケーブルで接続することで、お手軽かつスマート、しかも確実にテレビの音質改善が図れるのである。
そして私がいま、もっとも注目しているおすすめのスピーカーがエアパルスA80だ。リボン型トゥイーターと11.5cm口...
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<本格>ワイヤレススピーカーでネット動画の音に迫力と感動を加えるDYNAUDIO「MUSIC 7」<アンプ内蔵スピーカー活用:ネット動画 音質強化テクニック>
昨今、お洒落で、手軽に設置できる一体型のスピーカーシステムが人気を集めているが、オーディオ機器としてのクォリティ、つまり音質という部分では、どうしても物足りなさを感じてしまうケースが少なくない。
「音のいい一体型スピーカーが欲しい!」という声に応えて、デンマークのディナウディオが満を持して開発したのが「Music」シリーズだ。同社はスピーカーユニットの開発から手がけるハイファイ志向の強いスピーカー専用メーカーだが、アンプ、DSP回路の開発にも意欲的で、独自のワイヤレススピーカー、Xeo(シオ)は世界的も高い評価を得ている。
「Music」シリーズは手持ちのスマホとBluetooth、Ai...
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東芝レグザ史上最高画質を実現した、77インチ有機ELテレビ「77X9400」を体験。生々しい質感描写と圧倒的な奥行表現に驚く!
東芝レグザ史上最高画質を実現した、77インチ有機ELテレビ「77X9400」を体験。生々しい質感描写と圧倒的な奥行表現に驚く! - Stereo Sound ONLINE
東芝レグザが追求し続けてきた質感と奥行感のあるがままの表現
ブラウン管、液晶、有機ELと、時代とともに家庭用テレビの表示素子は変わってきたが、東芝レグザが一貫して追求し続けてきたのは、モノの質感描写と、自然な奥行感をあるがままに表現すること。これには充分なダイナミックレンジ、力強いコントラスト(特に引き締まった黒)に加えて、細部まで鮮明に描き出せる解像力が不可欠。最新の4K有機ELパネルなら、表現力に不足はないようにも...
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世界にひとつしかないヘッドホンZMF「Vérité Closed」は、私の期待値を大きく超えていた。ここまで鮮度の高い女性ヴォーカルは、なかなか体験できない
ギター職人だったZach Mehrbach(ザック・メアファー)氏によって立ち上げられたZMFヘッドホン。彼が手がけたフォステクス製のヘッドホン「T50RP」のカスタムチューン品の音のよさが評判を呼び、独自のヘッドホン開発を決意、これまでの常識を超えた新たなヘッドホンの開発がスタートした。
製品開発時に彼が目指したのは、当時、世界的に高い評価を得ていたソニーのヘッドホン「MDR-R10」を超えること。木工の専門知識を活かし、独自のチューニング・メソッドを確立。同時に、さまざまなハウジングの幾何学的構造にチャレンジすることで、斬新、かつ複雑な成形複合曲線を導き出している。
さらに音質改善策...
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名盤ソフト 聴きどころ紹介18/『群像の星〈1stテイク 弾き語りヴァージョン〉/玉置浩二』 Stereo Sound REFERENCE RECORD
安全地帯のヴォーカリストとして、作曲、作詞、楽器演奏(主にギター)までこなす多彩なマルチプレイヤーとして、存在感を放ち続ける玉置浩二。とりわけその歌唱力には定評があり、魂を揺さぶる歌声は性別や世代を超えて、根強い支持を得ている。
個人的には、男性ヴォーカルよりも女性ヴォーカルを好んで聴く方だが、彼だけは例外だ。囁くようなウィスパーボイスから、熱のこもったパワーボイスまで、あれだけ安定して聴かせてくれるヴォーカリストはまれで、彼の歌声が無性に聴きたくなると、夜な夜なCDやアナログレコードを取り出すことになる。
たとえば、リズムが激しく、アップテンポで進行していく「田園」。フルオーケストラで...
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ヴォーカルと空間の表現が秀逸。特大ウーファーならではの音圧・響き。クリプシュ「Cornwall Ⅳ」、「Heresy Ⅳ」
1946年、ポール・W・クリプシュ(Paul Wilbur Klipsch)によって、米国アーカンソー州ホープの地に産声を上げたクリプシュ。オーディオファンにとっては、クリプシュ自ら設計、開発したクリプシュホーン(3ウェイのフルホーン構成)が有名だが、現在は家庭用、劇場用スピーカーに加えて、ヘッドホンやイヤホンの分野でも高い評価を獲得。ハードロック・カフェ系列店で公式スピーカーとして認証されている。
クリプシュホーン以来、日本では正式な輸入が途絶えていたが、いまから約15年前、クリプシュはヤマハと業務提携契約を結び、日本での販売を復活させている。このタイミングで、私は米国インディアナポリ...
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効果は絶大 インアクースティックから8K対応光HDMIケーブル登場 Optical HDMI Cable inakustik HDMI 2.1 OPTICAL FIBER CABLE
高級オーディオ・ケーブルメーカーとしてお馴染みのドイツの名門、インアクースティックから8K映像の伝送をサポートしたHDMIケーブル「HDMI2.1 OPTICAL FIBER CABLE」が正式発表となった。
この春発売となった「HDMI2.0 OPTICAL FIBER CABLE」同様、光伝送型のHDMIケーブルだが、メーカーが保証する伝送速度は24Gbpsから48 Gbpsまで高速化され、実力として8K放送のスペック、8K/60p/4:2:0のHDR(HLG方式)信号の伝送をクリアーしていることになる。
電力供給用の銅線(撚り線)と光ファイバーケーブル(石英ガラス/Quartz G...
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BD、CD、LPで聴く 安全地帯の魂のライヴ! 『安全地帯 IN 甲子園球場 “さよならゲーム”』
その歌唱力で圧倒的とも言える存在感を放つ玉置浩二率いるロックバンド、安全地帯。井上陽水のバックバンドを経て、1982年にレコードデビューを果たし、翌年「ワインレッドの心」が大ヒット。「恋の予感」「悲しみにさよなら」など名曲、ヒット曲を連発し、確固たる地位を確立している。
その人気ぶりは日本国内に止まらず、アジアへと拡がり、香港、台湾、韓国と、大規模なコンサートツアーを成功。特にバラード人気が根強い香港での支持は絶大で、香港の街中で安全地帯のカバーやリメイク曲を耳にすることも少なくない。
約30年ぶりのスタジアムライヴを収録
何度かの活動休止と再開を繰り返すなど、グループとしての活動ぶり...