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フラッグシップが堂々の進化。 ハイエンドDAPの新境地を切り拓いた Astell&Kern SP2000T
アステル&ケルンのSP2000Tは、SP2000をベースにES9068ASによるクアッドDAC構成や「トリプルアンプシステム」を搭載したモデル。クアッドDAC構成もアステル&ケルン初だが、注目はオペアンプモードと真空管モードの切替えができ、しかも両者を組み合わせたハイブリッドアンプモードを選ぶことができる点。真空管にはコルグ製の「Nutube」を採用し、ノイズ発生を抑えるため、真空管をシリコンカバーで固定し、アンプ基板と物理的に分離する構造としている。これに合わせ、オーディオブロックへのノイズを抑えるシールド缶には超高純度銀メッキを施すなど、ノイズ対策を徹底している。
さっそくいつもの『...
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ヘッドホン/イヤホン派は必携。効果絶大な極小プラスワンアイテム Astell & Kern『PEE51 AK USB-C Dual DAC Amplifier Cable』【ネット動画を高音質で楽しむ】
テレビだけでなく、パソコン/スマホ/タブレットでも気軽に楽しめるのがネット動画の魅力。リビングのテレビで観ていたドラマの続きを通勤途中にスマホで観たり、家族が寝静まったあとに自室のパソコンで観たり、場所を選ばずコンテンツを楽しむことができる。その際に問題となるのが音質だ。最近はBluetooth接続によるワイヤレスヘッドホン/イヤホンが普及していて、それはそれでとても便利なのだが、音質的に物足りないと感じる方も少なくないだろう。
そんなクォリティ志向の方におすすめしたいのがアステル&ケルンのUSB DAC/ヘッドホンアンプ、PEE51 AK USB-C Dual DAC Amplifie...
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【Astell&Kern「A&ultima SP2000T」レビュー】アンプモードの切り替えで好みの音色を選べるフラッグシップDAP。半導体と真空管の特性を掛け合わせた、レスポンスと分解能に優れた艶やかなサウンドが楽しめる
DAP(デジタルオーディオプレーヤー)の定番ブランドとして知られるAstell&Kern(アステル・アンド・ケルン)から、「A&ultima SP2000T」という弩級の新型DAPが登場した。AKシリーズ初となる1つの筐体内に4つのDACチップを搭載する「クアッドDAC構成」を採用し、「トリプルアンプシステム」を搭載するのが特徴となる。
まずは「トリプルアンプシステム」からご紹介しよう。本機は2種類のアンプを搭載しており、それらを使った合計3つのサウンドモードが楽しめるものである。具体的には、たいへん評価の高かった既存モデル「A&ultima SP2000」が採用するアンプ構成を踏襲した...