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『ラ・ラ・ランド』を、109シネマズプレミアム新宿のリバイバル上映で7年ぶりに見た。こんな静けさとエアボリュウムを備えた空間での劇場体験なら、何度でも楽しめる
109シネマズプレミアム新宿で開催されている「SAION Request Collection」に出かけた。
これは、「坂本龍一氏監修の下で設計した『SAION -SR EDITION-』で鑑賞してみたい作品」という来場者アンケートで人気の高かった作品を上映する企画で、2月22日まで上映されているのは、『ラ・ラ・ランド』『セッション』という、いずれもデミアン・チャゼル監督の作品である。今回はその中から『ラ・ラ・ランド』を選んでいる。
前回リバイバル上映に出かけたのはいつだったか、記憶にないくらい久しぶりだ。最近はパッケージソフトや配信の拡充で、映画を観たい時にいつでも観られる環境が整って...
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『UVERworld KING’S PARADE 男祭り REBORN at Nissan Stadium』が、2月9日からドルビーアトモスで上映決定! ライブ会場の“熱量”をリアルに体感できる、ファン必見の2時間半だ
2023年7月30日に神奈川県の日産スタジアムにて行われた『UVERworld KING’S PARADE 男祭り REBORN at Nissan Stadium』。その模様が2024年2月9日(金)から全国劇場公開となる。
このライブは昨年10月にWOWOWで独占放送されたが、劇場公開は2時間30分におよぶノーカット版で、しかもドルビーアトモスでの上映も行われる(全国25館)。今回、WOWOW辰巳放送センターの試写室で行われた関係者向け試写会に参加してきたので、そのインプレッションをお届けする。
“試写室” といっても、大型スクリーンにドルビーアトモスを含む最新のイマーシブオーディオ...
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ディズニー最新作『ウィッシュ』を、109シネマズプレミアム新宿のドルビーアトモスで体験。最高の劇場スピーカーシステムが、サウンドデザインの狙いを見事に描き出した
ドルビージャパは去る1月26日(金)、109シネマズプレミアム新宿のシアター3で、ディズニーストアクラブ会員向け『ウィッシュ』ドルビーアトモス版特別上映会を開催した。同作は昨年12月15日に公開されたウォルト・ディズニー・カンパニーの創立100周年を記念して製作された、ディズニー映画最新作だ。
『ウィッシュ』(現在絶賛公開中)
<STORY> ディズニー100周年を記念し、世紀のドラマティック・ミュージカルが誕生。願いが叶う魔法の王国に暮らす少女アーシャの願いは、100才になる祖父の願いが叶うこと。だが、すべての“願い”は魔法を操る王様に支配されているという衝撃の真実を彼女は知ってしまう...
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“実際のライブとは違っていて欲しいんです” 福山雅治さんが、「FUKUYAMA MASAHARU LIVE FILM 言霊の幸わう夏 @NIPPON BUDOKAN 2023」への思いを舞台挨拶で熱く語った
アーティストの福山雅治さんが監督を務めた「FUKUYAMA MASAHARU LIVE FILM 言霊の幸(さち)わう夏 @NIPPON BUDOKAN 2023」が、1月19日に全国公開された。それを記念して公開初日に、東京・有楽町のピカデリー1で福山雅治さんと、劇中に登場する少年を演じた柊木陽太君を迎えて、舞台挨拶が開催された。
本作は、福山さんが “究極のライブ体験” を劇場で再現することを目指した作品で、40台を超えるカメラに加え、武道館ライブで初めて観客を入れた状態でドローン撮影を実施、更にステージのみならず、2〜3階のアンビエントまで収録するなど、制作面でも多くのこだわりが詰...
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「FUKUYAMA MASAHARU LIVE FILM 言霊の幸わう夏@NIPPON BUDOKAN 2023」が、1月12日より全国10館のドルビーシネマ他で先行上映! 福山さんが描く “理想のライブ” を劇場で体験しよう
アーティストの福山雅治さんが自身で監督を勤めた劇場作品『FUKUYAMAMASAHARU LIVE FILM 言霊の幸わう夏@NIPPON BUDOKAN 2023』が、1月19日(金)から全国公開される。本作は全国10館のドルビーシネマでの公開も決まっており、今週末の1月12日(金)からドルビーシネマ他での先行上映も決定した。
そして昨日、本作のドルビーシネマ版試写会が開催された。さらに音響制作を手掛けた、株式会社ソナ 制作技術部 サウンドデザイナー/リレコーディングミキサーの染谷和孝さん、株式会社ミキサーズラボ 代表取締役社長 レコーディング、ミキシングエンジニアの三浦瑞生さん、株式...
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監督:リドリー・スコット×主演:ホアキン・フェニックスの話題作『ナポレオン』が早くもデジタルプレミア配信をスタート。それを記念し、メイキング特別映像を公開
アカデミー賞俳優ホアキン・フェニックス主演、巨匠リドリー・スコット監督による映画『ナポレオン』。昨年12月公開されたばかりのこの話題作が本日(1月9日)、早くもデジタルプレミア配信をスタート。それを記念して、ナポレオンの栄光の日々を象徴する “アウステルリッツの戦い” のシーンに迫った特別映像が公開された。
本作は、「英雄」と呼ばれる一方で、「悪魔」としても恐れられたフランスの皇帝ナポレオン・ボナパルトの真の姿を描いている。田舎町に生まれたナポレオンは軍人・政治家として揺るぎない成功を収めながら、なぜ残虐な戦いに取りつかれ、冷酷非道な怪物に変貌したのか? これまでのイメージを覆す、新解釈...
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食事会で見たヴェンダースの素顔は“無邪気で聡明”。役所広司の『PERFECT DAYS』には小津安二郎へのオマージュを込める【映画スターに恋して:第33回】
平山のように生きていけたなら
「平山という人は、瞬間瞬間を大切にして、自分でできることをやって、1日の終りには好きな本を読みながら、質素でありながらも、満ち足りた気持ちで眠りにつく。あれだけ毎日毎日を、満足しながら眠りにつける人って、羨ましいなと思います」
これは『PEARFECT DAYS』(23年)で、主人公・平山を演じ、第76回カンヌ国際映画祭最優秀男優賞に輝いた役所広司の言葉だ。平山は、東京・渋谷区内に点在する公衆トイレの清掃員。カメラは、その規則正しい彼の毎日を淡々と追い続ける。
監督のヴィム・ヴェンダースにとっては、1983年4月に撮影を行った『東京画』(85年製作)から約4...
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『屋根裏のラジャー』をドルビーシネマで見ると、作品の深みがきっと違います! スタジオポノック最新作に込められた、制作陣の思いの丈を聞いた
12月15日にロードショー公開されたスタジオポノック最新作『屋根裏のラジャー』。愛をなくした少女アマンダと、彼女にしか見えないイマジナリの少年ラジャーを中心に、美しさや怖さ、優しさに溢れた冒険が繰り広げられる。そんな本作は通常上映に加え、ドルビーシネマ、IMAX、DTS:Xといった多様な劇場フォーマットでも公開されるという。そして先日、『屋根裏のラジャー』のドルビーシネマ試写会が開催された。今回は鳥居一豊さんと一緒に試写を拝見し、さらに制作を担当した方々に、作品づくりの裏側についてお話をうかがっている。(StereoSound ONLINE編集部)
ーー今日はよろしくお願いいたします。ま...
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『オッペンハイマー』の日本での公開が2024年に決定! 映画ファンが待ち続けた本作を、劇場のスクリーンで楽しめる
クリストファー・ノーラン監督最新作『オッペンハイマー』の日本での公開が2024年に決定した。本作は、アメリカの物理学者で、第二次大戦中にマンハッタン計画を主導、原子爆弾開発の主導的役割を果たしたロバート・オッペンハイマーを描いた作品だ。
北米では2023年7月21日に公開され、現在世界興行収入9億5千万ドル(1425億円)を超える世界的大ヒットを記録。実在の人物を描いた伝記映画作品として歴代NO.1を獲得している。日本では公開が見送られ、映画ファンをやきもきさせていたが、今回やっとその目処が立ったということになる。
世界の運命を握ると同時に、世界を破滅する危機に直面するという矛盾を抱えた...
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山崎 貴監督が、ドルビーシネマで見る『ゴジラ-1.0』の魅力を熱弁! “肉眼でゴジラを見たときと同じような感覚を、スクリーンの上で体感できると思います”
山崎 貴監督最新作『ゴジラ-1.0』(ゴジラマイナスワン)が、11月3日のゴジラの日(1954年の同日に『ゴジラ』第1作が公開されたことを記念して制定)に公開される。さらに本作は通常上映に加えて、ドルビーシネマやIMAXなどのプレミアム・ラージ・フォーマットでも公開されることも話題だ。
その公開に先駆け、山崎監督と音響効果の井上奈津子さんによる、ドルビーシネマを使った作品制作に関するトークショウが開催された。ドルビーシネマとは、HDR(ハイ・ダイナミックレンジ)映像のドルビービジョンと、3D立体音響のドルビーアトモスを採用し、専用にデザインされた劇場で上映するシステムを指す。
「ゴジラ-...
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スコセッシの“手練の技”がディカプリオ×デ・ニーロを輝かせる! 今度こそ“納得の”アカデミー賞受賞なるか【映画スターに恋して:第32回】
スコセッシとディカプリオが出会うきっかけを作ったのはデ・ニーロだった
公開されるやいなや、“アカデミー賞最有力候補”の呼び声も高い『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』。そりゃそうでしょ! マーティン・スコセッシ監督、レオナルド・ディカプリオ&ロバート・デ・ニーロという黄金トリオだもの、ハズレのわけがない。
そう、3人の強い絆は知っての通り。デ・ニーロが『ボーイズ・ライフ』(93年)で初共演したディカプリオ(当時、18 or 19歳ごろ)を気に入って、朋友スコセッシに紹介してから関係が始まり、なんと30年! 『ギャング・オブ・ニューヨーク』(02年)を皮切りに、スコセッシは何度もディカプ...