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あの『セッション』が、10年ぶりにデジタル映像とドルビーアトモスで蘇った。緊迫感とテンション漲る106分の劇場体験をぜひ!
映像のデジタルリマスターと音声のドルビーアトモス化により、映画『セッション』は見事に甦った。 作品の内容については改めて触れるまでもないが、音楽学校でドラムを専攻する学生のニーマン(マイルズ・テラー)と、完璧を求める教師役のフレッチャー(J・Kシモンズ)の鬼気迫るレッスンが描かれている。
この作品が劇場公開された2014年の時点ではドルビーシネマでの上映環境はなく、ドルビーアトモスもようやくスタートしたばかりだった。それから10年、今回の『セッション』はハイコントラストな映像とイマーシブオーディオを得て、より一層気迫に溢れる作品に仕上がっている。監督のデイミアン・チャゼルが、なぜ映像のリ...