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HDMIケーブルのつなぎ方で、絵と音は変るのか? プロジェクターユーザー必見の実験を “シン・イオキネマ” で実施したら、FIBBRのHDMIケーブルが驚きの結果を出した
StereoSound ONLINEではこの春、ビクターのD-ILAプロジェクターユーザー宅を潮 晴男さんが訪ね、使いこなしを指南するリポートを紹介した。その記事に思いがけない反応を示してくれたのが、「季刊HiVi」でソフトレビューを担当いただいている伊尾喜大祐さんだ。
伊尾喜さんは現在、ご自宅のホームシアターでビクター「DLA-V80R」を愛用中ということもあり、本記事も楽しく読んでくれたという。その際、記事中にあった “ソース機器とプロジェクターは直結した方が好ましいことが多い”という潮さんのコメントが気になったそうだ。実際、ほとんどのホームシアターでは、映像信号はAVアンプを経由し...
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【潮晴男のアナログ道楽 第3回】アナログレコードを聴き始めて早50年。このメディアを楽しむために、僕が辿ってきた道程
「潮晴男のアナログ道楽」が、早くも第3回を迎えます。アナログレコードを楽しむ方法を、ビギナーにもわかりやすく紹介したいという潮さんの思いからスタートした本連載ですが、第1回がカートリッジ、第2回はトーンアームの交換となかなかにコアな内容からお届けすることになり、正直編集部としても心配していました。
しかしいざスタートしてみると、予想を超える多くの皆さんからアクセスをいただくことができました。ご愛読本当にありがとうございます。そこで第3回は原点に帰り、潮さんがこれまでどんな風にアナログレコードを楽しんできて、今もこだわり続けているのは何故なのか。さらに現在はどんなシステムでアナログレコード...
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リーアム・ニーソン100作目の出演作『探偵マーロウ』は、いぶし銀の演技が光る。光の回り込みを巧みに使った映像がミステリアスな雰囲気も必見
第二次世界大戦前の1939年、ハリウッドを舞台にしたスキャンダルにまつわる事件をリーアム・ニーソン扮する探偵フィリップ・マーロウが解き明かすサスペンス・ドラマである。映像もサウンドも時代背景にマッチした作りで少し古めの演出。そんな中、「突然姿を消したかつての愛人を探してほしい」と事務所を訪ねてきた依頼人のクレア・キャベンデッシュを演じるダイアン・クルーガーのフェイス・トーンの美しさが際立つ。
原作はベンジャミン・ブラックの『黒い瞳のブロンド』で、レイモンド・チャンドラーの探偵フィリップ・マーロウ・シリーズ『ロング・グッバイ』の公認続編である。
監督はアイルランド出身のニール・ジョーダン。...
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「この音を聴いたら、もう戻れない……」デノンの最新&旗艦AVセンター、AVC-A1H導入リポート
《ネット動画の絶品再生ー実践的再生プラン》
変化は突然やってくる。
今回のAVセンターのリプレイスはぼくにとってもそれほどに電撃的だった。今年の2月、デノンとマランツから相次いでハイエンドのAVセンターが発表になった。仕事柄もあるが、1人のAVファンとして当然それらの製品には興味が湧いた。わけてもマランツのコントロールAVセンターAV10は、ドルビーアトモス仕様の最強モデルとして16chのアナログ信号がすべてバランス端子から出力できる点で、まさに我が視聴室の環境にぴったりマッチする。
であるにもかかわらずぼくが選んだのはデノンの一体型AVセンターAVC-A1Hだった。もっともここに行き着...
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【潮晴男のアナログ道楽 第2回】アナログプレーヤーのトーンアームは、ただの“棒”ではない! カジハラ・ラボ「KL-UA01」で、その違いを検証する
連載「アナログ道楽」の第一回はいかがでしたでしょうか。レコード再生にとって重要な役割を担うカートリッジだからこそこだわりたい……。読んでくれた読者諸氏の一人でもそんな気持ちになってくれたら、ぼくもとても嬉しいです。
さて第二回となる今回は、レコード再生の基礎となるプレーヤー周りについてです。皆さんご存知の通り、レコードを聴くにはカートリッジのほかに、トーンアームとターンテーブルを組み合わせたプレーヤーシステムが必要です。レコードの盤面に直接触れるカートリッジに注目が集まるのは致し方ないとしても、その他の要素もあだや疎かには出来ない。というのも、どこかにウィークポイントがあると、どうしても...
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“DLA-V90Rをリビングシアターで使いこなせ! 110インチ大画面に没入するための調整テクニックを公開” ビクター、D-ILAプロジェクターに魅せられた男達(後)
昨今のホームシアターシーンで、大画面再生機として絶大な信頼を集めているビクターのD-ILAプロジェクター。そのパフォーマンスに魅せられて自宅に導入した男たちの生の声をお届けする。
前編では日本国内25台限定という最高峰モデル「DLA-V90RLTD(リミテッド)」を導入した、読者代表・清水さんのホームシアターで “究極の映像” を体験、D-ILAデバイスの奥深さを実感した。後編となる今回は、「DLA-V90R」を導入した編集部・哲のリビングシアターで、現行ラインナップのトップモデルがどんな映像を再現してくれるのかを確認し、その感想を語り合ってみる。
視聴環境的には条件が厳しいリビングシア...
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【潮晴男のアナログ道楽 第1回】アナログレコードを楽しむお作法を、潮さんがわかりやすく紹介! 第1回はフェーズメーションのMC型カートリッジ「PP-200」で聴く女性ヴォーカルの魅力
食道楽、着道楽、オーディオ道楽……、“道楽”という言葉はどこか蠱惑的な響きがある。元々は仏教用語で、修行によって得た悟りを楽しむことを表していたそうだが、時代の流れとともに趣味に没頭して得られる楽しみを表現する言葉になった。ここで言う“アナログ道楽”は、文字通りアナログレコードの再生に熱中すること。もちろん熱中するからには、それなりのお作法も必要になる。本連載ではアナログレコード再生に必要なアイテムの使いこなしを中心に、入門層から熱心な愛好家にまで楽しんでもらえる“アナログ道楽”のイロハをお届けしたい。第1回は、フェーズメーションのMC型カートリッジ「PP-200」をピックアップする。
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“これが「DLA-V90Rリミテッド」の究極映像美だ! 国内25台限定モデルの大画面に、ただただ感動しました” ビクター、D-ILAプロジェクターに魅せられた男達(前)
ホームシアターの象徴と言えば、なんと言ってもプロジェクターとスクリーンによる大画面体験に尽きる。最近は薄型テレビの大画面化も進んでいるが、100インチ超の高画質を楽しみたいと思ったら、プロジェクター&スクリーンに勝る物はない。
そんな画質にこだわる層に、今注目して欲しいプロジェクターといえば、ビクターのD-ILAデバイス搭載機だ。同社では1997年のD-ILAデバイス誕生以来、数々の名機を多く送り出してきている。特に2019年に登場した「DLA-V9R」では独自の「8K/e-shift」による8Kクォリティの高精細映像を実現、後継機の「DLA-V90R」も高い評価を集め、25周年モデル「...
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モンキー・パンチさんに聴かせたら、「いいねぇ」といってくれただろう。『ルパン三世 1977〜1980 オリジナル・サウンドトラック〜for Audiophile〜 Analog Edition』は温もりのある音が魅力
SACD/CDに続いて、重量盤アナログレコード『ルパン三世1977〜1980オリジナル・サウンドトラック〜for Audiophile〜AnalogEdition』がステレオサウンドから発売された。モンキー・パンチさんが亡くなってから早くも4年が過ぎたが、その命日(4月11日)の直前にリリースされたのが、このアルバムである。
ルパン三世 1977~1980 ORIGINAL SOUNDTRACK ~for Audiophile~ Analog Edition(LP)
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感極まる黄金の響き!歴代「ニューイヤー・コンサート」をピエガ&ニュープライムで味わい尽くす
毎年元日の恒例行事に「ウィーン・フィルのニューイヤー・コンサート」がある。ぼくも毎年オーストリアのウィーンから中継されるライヴ放送を楽しみにしている一人だが、マチネの演奏会なので日本では時差の関係で夕方になるため、元日をのんびり過ごしているとつい見逃すことも多く、結構録画のお世話になっている。
ニューイヤー・コンサートはウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の年初めの演奏会で、ウィーン楽友協会の大ホールから全世界に中継される一大イベントだ。演奏曲目はヨハン・シュトラウス協会の会長とシュトラウスの研究家が毎年集まって選定作業を進めている。初回は1939年12月31日の開催だったが、翌年からは元...
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『モリコーネ 映画が恋した音楽家』は、天才マエストロの苦悩と創造性に迫った力作だ。本作を観終えて、もう一度エンリオ・モリコーネが携わってきた映画を観(聴き)直したくなった
今週末(1月13日、金)に公開される『モリコーネ 映画が恋した音楽家』は、数々の名曲を生み出した映画音楽のマエストロ、エンリオ・モリコーネのドキュメンタリーだ。これまでほとんど語られることのなかった彼の生い立ちから、名曲誕生のいきさつ、さらには多くの映画関係者のコメントがちりばめられ、ジュゼッペ・トルナトーレが監督を務めたことも話題となっている。今回は、モリコーネの楽曲を愛する潮 晴男さんに本作をご紹介いただく。(StereoSound ONLINE編集部)
エンニオ・モリコーネの半生を描いたドキュメンタリー映画である。この作品は二人のプロデューサーが企画し、『ニュー・シネマ・パラダイス...
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史上もっとも売れたソロシンガー『エルヴィス』の苦悩と葛藤を見事に描き出した。70年代風の映像と落ち着きのあるアトモスサウンドが必聴の“絶対お薦め”の一枚【フィジカル万歳 08】
ネットでの動画配信が主流になりつつある昨今、でもホームシアターで楽しむならやっぱりフィジカルメディア。実際に、ビットレートの有利さや細かな仕様、特典などでそのメリットを感じることも多いはず。本連載では、そんなディスクメディアをホームシアターで再生、そのインプレッションを紹介する。第8回はトム・ハンクスの怪演が話題の『エルヴィス』を、潮 晴男さんのシアタールームでチェックしていただいた。
試写会で観て以来、発売を楽しみにしていたエルヴィス・プレスリーの生涯を描いた映画『エルヴィス』のUHDブルーレイを、わがニコタマ劇場で視聴した。映像は108インチシネスコ画面、音声はドルビーアトモス7.2...