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“これが「DLA-V90Rリミテッド」の究極映像美だ! 国内25台限定モデルの大画面に、ただただ感動しました” ビクター、D-ILAプロジェクターに魅せられた男達(前)
ホームシアターの象徴と言えば、なんと言ってもプロジェクターとスクリーンによる大画面体験に尽きる。最近は薄型テレビの大画面化も進んでいるが、100インチ超の高画質を楽しみたいと思ったら、プロジェクター&スクリーンに勝る物はない。
そんな画質にこだわる層に、今注目して欲しいプロジェクターといえば、ビクターのD-ILAデバイス搭載機だ。同社では1997年のD-ILAデバイス誕生以来、数々の名機を多く送り出してきている。特に2019年に登場した「DLA-V9R」では独自の「8K/e-shift」による8Kクォリティの高精細映像を実現、後継機の「DLA-V90R」も高い評価を集め、25周年モデル「...
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モンキー・パンチさんに聴かせたら、「いいねぇ」といってくれただろう。『ルパン三世 1977〜1980 オリジナル・サウンドトラック〜for Audiophile〜 Analog Edition』は温もりのある音が魅力
SACD/CDに続いて、重量盤アナログレコード『ルパン三世1977〜1980オリジナル・サウンドトラック〜for Audiophile〜AnalogEdition』がステレオサウンドから発売された。モンキー・パンチさんが亡くなってから早くも4年が過ぎたが、その命日(4月11日)の直前にリリースされたのが、このアルバムである。
ルパン三世 1977~1980 ORIGINAL SOUNDTRACK ~for Audiophile~ Analog Edition(LP)
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感極まる黄金の響き!歴代「ニューイヤー・コンサート」をピエガ&ニュープライムで味わい尽くす
毎年元日の恒例行事に「ウィーン・フィルのニューイヤー・コンサート」がある。ぼくも毎年オーストリアのウィーンから中継されるライヴ放送を楽しみにしている一人だが、マチネの演奏会なので日本では時差の関係で夕方になるため、元日をのんびり過ごしているとつい見逃すことも多く、結構録画のお世話になっている。
ニューイヤー・コンサートはウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の年初めの演奏会で、ウィーン楽友協会の大ホールから全世界に中継される一大イベントだ。演奏曲目はヨハン・シュトラウス協会の会長とシュトラウスの研究家が毎年集まって選定作業を進めている。初回は1939年12月31日の開催だったが、翌年からは元...
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『モリコーネ 映画が恋した音楽家』は、天才マエストロの苦悩と創造性に迫った力作だ。本作を観終えて、もう一度エンリオ・モリコーネが携わってきた映画を観(聴き)直したくなった
今週末(1月13日、金)に公開される『モリコーネ 映画が恋した音楽家』は、数々の名曲を生み出した映画音楽のマエストロ、エンリオ・モリコーネのドキュメンタリーだ。これまでほとんど語られることのなかった彼の生い立ちから、名曲誕生のいきさつ、さらには多くの映画関係者のコメントがちりばめられ、ジュゼッペ・トルナトーレが監督を務めたことも話題となっている。今回は、モリコーネの楽曲を愛する潮 晴男さんに本作をご紹介いただく。(StereoSound ONLINE編集部)
エンニオ・モリコーネの半生を描いたドキュメンタリー映画である。この作品は二人のプロデューサーが企画し、『ニュー・シネマ・パラダイス...
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史上もっとも売れたソロシンガー『エルヴィス』の苦悩と葛藤を見事に描き出した。70年代風の映像と落ち着きのあるアトモスサウンドが必聴の“絶対お薦め”の一枚【フィジカル万歳 08】
ネットでの動画配信が主流になりつつある昨今、でもホームシアターで楽しむならやっぱりフィジカルメディア。実際に、ビットレートの有利さや細かな仕様、特典などでそのメリットを感じることも多いはず。本連載では、そんなディスクメディアをホームシアターで再生、そのインプレッションを紹介する。第8回はトム・ハンクスの怪演が話題の『エルヴィス』を、潮 晴男さんのシアタールームでチェックしていただいた。
試写会で観て以来、発売を楽しみにしていたエルヴィス・プレスリーの生涯を描いた映画『エルヴィス』のUHDブルーレイを、わがニコタマ劇場で視聴した。映像は108インチシネスコ画面、音声はドルビーアトモス7.2...
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特集『トップガン マーヴェリック』再生大研究。強烈かつ緻密なサラウンドサウンドが凄まじい。これぞ、一体型AVセンターの頂点に位置する音だ!YAMAHA「RX-A8A」
【再生システム研究】一体型AVセンターの完成形! ヤマハRX-A8Aの空前の立体音響
基本構造からデザインまですべてを一新した新AVENTAGEシリーズのトップモデルとして、ヤマハは2021年8月末にRX-A8Aを発売した。本来なら2021年春に発売の予定だったそうだが、コロナ禍の影響を受けずれ込んでしまったという。ただ、その時間を製品の完成度を高めるために費やすことで、その成果を見事にサウンドへと結実させたのである。下位モデルの姉妹機とともにこれまでのヤマハのAVセンターで初めてセンター位置にボリュウムを配したことは印象的だ。シンプルにしてスマートな製品のイメージを打ち出しつつ、パネル...
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特集『トップガン マーヴェリック』再生大研究。絵と音が見事に一体化し、2chステレオAV再生の醍醐味を実感。スペンドールの新世代スピーカーの高度な表現力が凄い
【再生システム研究】ステレオ2chスピーカーで組む感動のAV再生の世界
英国生まれのスピーカーブランド、スペンドール。日本に紹介されてはや60年近くの時が流れた本ブランドは、やはりBBCのモニター・スピーカーと言うイメージが色濃く残る。メーカーとしてのスタートは1971年だが、創業者の一人であるスペンサー・ヒューズが開発に携わったコンパクトなLS3/5aは、ライセンス契約によって多くの派生モデルを生み出し話題を集めた製品でもある。往年のオーディオファンの中にはこのスピーカーのユーザーになった人も多いのではないだろうか。
そのスペンドールが最新のプログラムソースにフォーカスした新製品D-L...
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HDR時代のスクリーンはピークの伸びはもちろん全体のバランスが肝要です。株式会社キクチ科学研究所「加嶋幸平」さん【人が作る、AVワールド】
プロジェクターにとってスクリーンは必要不可欠な存在である。ところがホームシアターファンの入門層にはその重要性が理解できず、実にもったいない画質で鑑賞しているケースも多い。とりわけ最近注目を集める超短焦点型プロジェクターのユーザーにそうした傾向があるのはとても残念なことだ。
白い壁や白い布でも映像は映し出せるが、それではプロジェクターの潜在能力は引き出せない。スクリーンはプロジェクターが持つ自身の姿を映し出す鏡なのである。鏡なくしてお化粧は出来ないだろうし、服装のコーディネイションに全身が映し出せる鏡はマストアイテムであるのと同じで、プロジェクターの持つポテンシャルをフルに発揮できるかどう...
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音質がよくて、マルチチャンネルにも使える。ワイヤレス伝送技術「WiSA」が、さらなる進化を遂げている。その現状と今後の展開を、キーマンにインタビューした
StereoSound ONLINE読者の中には、ワイヤレス伝送技術のWiSA(Wireless Speaker and Audio)をご存知の方も多いだろう。5GHz帯域を使い、最大96kHz/24ビット、8チャンネルまでのオーディオ信号を非圧縮伝送できる技術で、海外製品ではこの技術を採用するモデルも増えているという。今回はそんなWiSAの最新事情と、同社が考える今後の展開について、WiSA TechnologiesInc. Vice President, Worldwide SalesのJames Chengさんと、WiSA Japan Country Manager 竹原茂昭さんに...
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ジブリパークの「映像展示室 オリヲン座」では、試写室・ダビングステージのクォリティを体験できる! この “夢の空間” の実現に尽力した面々に、こだわりのポイントを聞いた(後)
愛知県の愛・地球博記念公園内に開園したジブリパークが話題だ。11月1日のオープン以降、多くのファンが来場し、様々な展示を楽しんでいるという。StereoSound ONLINEではその中でも「映像展示室 オリヲン座」に着目、前編ではオリヲン座がどのように企画され、どんな風に実現されたのかについてお話をうかがった。
後編では上映システムについて、さらに詳しいインタビューを行っている。対応いただいたのはオリヲン座の企画・監修を担当したスタジオジブリの古城 環さんと田島佑輔さん、さらに現地の施工・設置を担当したジーベックスの松村 茂さん、齋藤隼人さんだ。インタビュアーはお馴染み潮 晴男さんにお...
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ジブリパークの「映像展示室オリヲン座」では、試写室・ダビングステージのクォリティを体験できる! この “夢の空間” の実現に尽力した面々に、こだわりのポイントを聞いた(前)
来る11月1日に、愛知県の愛・地球博記念公園内にジブリパークが開園する。StereoSound ONLINEでも先日その概要をご紹介したが、中でも映像展示室のオリヲン座は、映画ファンとしてその画と音を一度は体験しておくべき “夢の空間” といって間違いない。
これだけのクォリティを持った劇場はどんな風に企画され、どのようにして実現したのか。今回はそんな素朴な疑問について、オリヲン座の企画・監修を担当したスタジオジブリの古城 環さんと田島佑輔さん、さらに現地の施工・設置を担当したジーベックスの松村 茂さん、齋藤隼人さんにお話をうかがった。インタビュアーはスタジオジブリ作品を愛する潮 晴男さ...
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音楽の躍動感を引き出すこと、それが自分の本懐です。楽音倶楽部「山﨑雅弘」さん【人が作る、AVワールド】
一人の男が起業した。その男の名前は山﨑雅弘、パナソニックで音響畑一筋に歩んできたエンジニアである。彼が携わってきた製品は松下電器産業時代に手掛けたテクニクス・ブランドのチューナーに始まり、LDプレーヤー、そしてDVDプレーヤーの銘機DVD-H1000、同H2000、そしてパナソニックに社名が変わる前後に誕生したブルーレイのプレーヤーやレコーダーなど多岐にわたる。これまでに数えきれないほどの製品の設計を行なってきたわけだが、彼の真骨頂は人並み外れてこれらの音質改善に努めてきたことだ。
彼は昭和52年(1977年)の入社だから約40年をパナソニックに捧げてきたことになるが、そうした業績が認め...