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名古屋駅前「ミッドランドスクエア シネマ」カスタムスピーカー採用のMIDLANDQUALITY SOUNDSYSTEM「粋(いき)」を体験。驚天動地のハイファイ・サウンド!
2010年代半ば頃から、全国の映画館の音は急速にワイドレンジ化、ハイファイ化されてきた。フィルムに比べてより安定したデジタル・サウンドが供給できるDCP(Digital Cinema Package)上映が一般化したことが、その最大の理由だろう。それを契機に映画館の音響システムの整備が始まり、それにたいして観客が素早く反応する。音を良くすることで観客動員を増やすことができると各興行主が認識するようになり、サウンド・システムの整備によりいっそう注力するようになるという好ましい連環が始まったわけである。1970~80年代の日本の映画館の音のひどさに閉口していた筆者世代のヴェテラン映画ファンに...
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ジブリパークの「映像展示室 オリヲン座」では、試写室・ダビングステージのクォリティを体験できる! この “夢の空間” の実現に尽力した面々に、こだわりのポイントを聞いた(後)
愛知県の愛・地球博記念公園内に開園したジブリパークが話題だ。11月1日のオープン以降、多くのファンが来場し、様々な展示を楽しんでいるという。StereoSound ONLINEではその中でも「映像展示室 オリヲン座」に着目、前編ではオリヲン座がどのように企画され、どんな風に実現されたのかについてお話をうかがった。
後編では上映システムについて、さらに詳しいインタビューを行っている。対応いただいたのはオリヲン座の企画・監修を担当したスタジオジブリの古城 環さんと田島佑輔さん、さらに現地の施工・設置を担当したジーベックスの松村 茂さん、齋藤隼人さんだ。インタビュアーはお馴染み潮 晴男さんにお...
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ジブリパークの「映像展示室オリヲン座」では、試写室・ダビングステージのクォリティを体験できる! この “夢の空間” の実現に尽力した面々に、こだわりのポイントを聞いた(前)
来る11月1日に、愛知県の愛・地球博記念公園内にジブリパークが開園する。StereoSound ONLINEでも先日その概要をご紹介したが、中でも映像展示室のオリヲン座は、映画ファンとしてその画と音を一度は体験しておくべき “夢の空間” といって間違いない。
これだけのクォリティを持った劇場はどんな風に企画され、どのようにして実現したのか。今回はそんな素朴な疑問について、オリヲン座の企画・監修を担当したスタジオジブリの古城 環さんと田島佑輔さん、さらに現地の施工・設置を担当したジーベックスの松村 茂さん、齋藤隼人さんにお話をうかがった。インタビュアーはスタジオジブリ作品を愛する潮 晴男さ...
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映画好きであれば、この空間とサウンドを体験しておくべきだ。「kino cinéma 横浜みなとみらい」で、“音のいい映画館”の秘密を聞いた
皆さんは映画館を選ぶ時に、何を基準にしていますか? 最近は映画館でも様々な上映方式が登場し、選択肢は豊富です。しかし純粋に映画を楽しみたいのなら、気にすべきは絵と音のクォリティでしょう。そんな品質志向のファンに注目してもらいたいのが、「kino cinéma 横浜みなとみらい」です。“音のいい映画館”というコンセプトで作られ、オーディオファンにはお馴染の、フランス・トリノフのシネマプロセッサー「OVATION」も採用されているのです。その音質はいかほどのものか、多良政司さん、潮晴男さんに体験してもらいました。
——今日は、横浜にある「kino cinéma 横浜みなとみらい」にお邪魔して...
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「作り手側から観た映画館音響」に関するトークショウで、興味深い話が続出。ジーベックスが、新製品発表展示会”THIS” is XEBEX Solutionを開催(3)
デジタルシネマや劇場音響設備のインスタレーションを手がけるジーベックスの最新機器展示会では、劇場映画に関連した妙味深いセミナーも開催されており、多くの業界関係者が耳を傾けていた。
今回は、その中から「『作り手側から観た映画館音響』に関するトークショウ」に参加してきた。登壇メンバーは小社プロサウンドにもたびたびご登場いただいている、協同組合 日本映画・テレビ録音協会の多良政司さん、株式会社スタジオジブリの古城環さん、そして司会進行が潮晴男さんという面々だ。
まず多良さんから、映画製作の仕事は製作、配給、興業に分けられることが説明された。さらに製作はプリプロダクション、プロダクション、ポスト...