執筆陣
映画好きであれば、この空間とサウンドを体験しておくべきだ。「kino cinéma 横浜みなとみらい」で、“音のいい映画館”の秘密を聞いた
皆さんは映画館を選ぶ時に、何を基準にしていますか? 最近は映画館でも様々な上映方式が登場し、選択肢は豊富です。しかし純粋に映画を楽しみたいのなら、気にすべきは絵と音のクォリティでしょう。そんな品質志向のファンに注目してもらいたいのが、「kino cinéma 横浜みなとみらい」です。“音のいい映画館”というコンセプトで作られ、オーディオファンにはお馴染の、フランス・トリノフのシネマプロセッサー「OVATION」も採用されているのです。その音質はいかほどのものか、多良政司さん、潮晴男さんに体験してもらいました。
——今日は、横浜にある「kino cinéma 横浜みなとみらい」にお邪魔して...
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「作り手側から観た映画館音響」に関するトークショウで、興味深い話が続出。ジーベックスが、新製品発表展示会”THIS” is XEBEX Solutionを開催(3)
デジタルシネマや劇場音響設備のインスタレーションを手がけるジーベックスの最新機器展示会では、劇場映画に関連した妙味深いセミナーも開催されており、多くの業界関係者が耳を傾けていた。
今回は、その中から「『作り手側から観た映画館音響』に関するトークショウ」に参加してきた。登壇メンバーは小社プロサウンドにもたびたびご登場いただいている、協同組合 日本映画・テレビ録音協会の多良政司さん、株式会社スタジオジブリの古城環さん、そして司会進行が潮晴男さんという面々だ。
まず多良さんから、映画製作の仕事は製作、配給、興業に分けられることが説明された。さらに製作はプリプロダクション、プロダクション、ポスト...