執筆陣
音楽ライブ配信の高音質化は、2020年の大きなトレンドだった。WOWOWが実施した高品質配信実験が、その大きな可能性を明確に示している:麻倉怜士のいいもの研究所 レポート41
2020年後半のオーディオビジュアル的注目事は、音楽ライブ配信の急激な充実だろう。コロナ禍の影響で大規模ライブが中止になったことを受け、多くのアーティストが配信ライブに取り組んでいる。当初は画質・音質的には“そこそこ”だったが、この10月以降は様々なクォリティ改善に向けた試みが実施されてきた。その最たるものがWOWOWによる高音質配信実験だ。10月6日にMQA、28日にはAURO-3Dを使った“世界初”の配信を実現、さらに12月8日には熱海市と共同で「3Dオーディオ体験会」も開催している。今回はそれらの取り組みのキーマンであるWOWOW技術局 エグゼクティブ・クリエイター/博士の入交英雄...
執筆陣
3Dサラウンドの原理原則を守ってスピーカーを設置したら、どんな違いがあるのか? WOWOWの“究極のイマーシブ空間”でその神髄に触れた(後篇):麻倉怜士のいいもの研究所 レポート36
プレミアム放送局のWOWOWが、3Dサラウンドを活かした新しい試みをスタートしている。今回の連載では同社の3Dオーディオ試聴室にお邪魔して、3Dサラウンドでどんな取り組みを行い、また今後どのような展開を考えているのかについて、株式会社WOWOW 技術局 技術企画部長の福田賢治さんと、技術局 エグゼクティブ・クリエイター/博士の入交英雄さんにインタビューを実施している。後編では実際の3Dオーディオ音源を体験、その効果を麻倉さんに検証してもらった。(編集部)
※今回ご紹介した3Dオーディオの配信について、10月にWOWOW主催の伝送実験が開催されます。その実験にモニターとして参加してくれるS...
執筆陣
3Dサラウンドの原理原則を守ってスピーカーを設置したら、どんな違いがあるのか? WOWOWの“究極のイマーシブ空間”でその神髄に触れた(前篇):麻倉怜士のいいもの研究所 レポート35
ドルビーアトモス、DTS:X、AURO-3D、そしてNHKの22.2chと、昨今は様々な3Dサラウンドが登場している。いずれも没入感のある音場を再現することを目的としているが、そこには微妙な違いがある。第一がスピーカー位置で、個別のフォーマットで理想とする設置位置や試聴距離が異なっているのだ。ではそれぞれの方式が推奨しているスピーカー設置で同じ音源を再生したら、どのような違いがあるのだろうか? 今回は3Dサラウンドの研究を進めている株式会社WOWOWにお邪魔して、素朴な疑問を検証させてもらった。対応いただいたのは、株式会社WOWOW 技術局 技術企画部長の福田賢治さんと、技術局 エグゼク...
執筆陣
89回 Auro-3Dの秘密を訪ねてベルギー取材を敢行。ギャラクシースタジオは夢のような空間だった(前)
演奏家の思いから生まれたサラウンドフォーマット
弊社月刊HiVi2018年2月号で開催した「HiViグランプリ2017」で技術特別賞に輝いた「Auro-3D」(オーロ3D)。デノンのAVアンプ「AVC-X8500H」といった製品群がバージョンアップでAuro-3Dのデコードに対応することが発表され、いちやく注目を集めている。そんなAuro-3Dが誕生したベルギー、ギャラクシースタジオを麻倉怜士さんが表敬訪問。そこで目にしたAuro-3Dの魅力についてお話いただいた。(編集部)
昨年末から、日本メーカーのAVセンターにもAuro-3D対応モデルが登場しています。皆さんご存知のように、Aur...