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「空間のナチュラルさがアメイジングだ!」 ボブ・ジェームスさんが、自作のAuro-3DイマーシブサウンドをWOWOWのオムニクロス・スタジオで体験。その驚きを語った
WOWOWは、辰巳放送センターのオムニクロス・スタジオにピアニストのボブ・ジェームスさんを迎え、先に発売されたボブさんのUHDブルーレイ『Fell like makin’ live』(フィール・ライク・メイキング・ライブ!)のイマーシブオーディオ体験会を開催した。
『フィール・ライク・メイキング・ライブ!』は2022年に発売された作品で、様々なフォーマットのメディアでリリースされている。その中のUHDブルーレイにはイマーシブフォーマットのAuro-3D音声も収録されており、没入感たっぷりのサウンドも楽しめる。
実はそのAuro-3D音声はWOWOWの入交英雄さんがミックス作業を手掛けてお...
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コルグが、高音質・高画質動画配信サービスをサポートする「Live Extreme Showcase」の提供を開始。第一弾として「ベートーヴェン:交響曲第9番ニ短調作品」を4K映像とAuro-3Dで配信
コルグは、高音質・高画質動画配信サービスに必要なすべてをサポートするフルマネージドサービス「Live Extreme Showcase」の提供を開始したと発表した。
同社が2020年9月に発表したインターネット動画配信システムのLive Extremeは、オーディオ・クロックを配信システムの軸としたオーディオ・ファースト思想や、ロスレス/ハイレゾ・オーディオに対応した高い音質が好評を博し、発表以来90公演以上ものコンサートやイベントのリアルタイム配信に採用されてきた。
近年、インターネットを使った公演の配信が一般化する中で、コンテンツ・ホルダーからも、従来フィジカルメディアでしか配給でき...
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メディア・インテグレーション「MIL Studio」で体験する、360 Reality Audioが凄い! 音質と音場が両立するイマーシブオーディオの可能性を見た(後):麻倉怜士のいいもの研究所 レポート77
プロオーディオ、コンテンツ・クリエーション分野でのソフトウェア販売を手がけるメディア・インテグレーションは、イマーシブオーディオ再生に対応したMIL Studioを設立、“理想的な環境”での体験を可能にしている。
前回は麻倉怜士さんと一緒にMIL Studioにお邪魔して、そもそもこの空間を作ろうとした狙いや再生システムの詳細、どのように活用していくのかといったこれからの展開についてインタビューを実施した。後編ではMIL Studioで360 Reality Audioコンテンツを聴かせてもらい、そこでのインプレッションをお届けする。
デモと取材に対応いただいたのは、株式会社メディア・イ...
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メディア・インテグレーション「MIL Studio」で体験する、360 Reality Audioが凄い! 音質と音場が両立するイマーシブオーディオの可能性を見た(前):麻倉怜士のいいもの研究所 レポート76
Amazon MusicやApple Musicでの配信が始まって以来、空間オーディオが注目を集めている。ソニーが提唱する「360 Reality Audio」もその配信フォーマットのひとつとして採用され、既に多くのコンテンツを楽しむことができる。
しかし現状での再生対応機器は一体型スピーカーやサウンドバーに限定され、AVセンター等を使ったリアルスピーカーによる再生はできない。つまりせっかくのイマーシブオーディオなのに、バーチャルでしか体験できないのだ。
そんな中、メディア・インテグレーションが運営するMIL Studioでは、360 Reality Audioコンテンツを、22.2ch...
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ボブ・ジェームスのUHDブルーレイ『フィール・ライク・メイキング・ライブ!』に収録されたAURO-3Dが凄かった。イマーシブオーディオの楽しさを知らしめる、必聴の一枚:麻倉怜士のいいもの研究所 レポート71
2月25日に、EVO SOUNDから発売されたボブ・ジェームスの新譜『フィール・ライク・メイキング・ライブ!』は、オーディオビジュアルファン注目のグレートタイトルだ。
本作はMQA-CD、SACD、ブルーレイ、UHDブルーレイ、アナログレコードという5種類のメディアで発売され、しかもSACDには5.1ch音声が、UHDブルーレイにはAURO-3Dとドルビーアトモス音声が収録されている。さらにそのミックスは、本連載でもお馴染みのWOWOWO入交英雄さんが担当した。
今回の連載では、WOWOWの視聴室、オムニクロスにお邪魔して本作のAURO-3D音声を体験、どんな経緯で本作のような、ある意味...
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【麻倉怜士のCES2019レポート4】ソニー、3Dオーディオフォーマット「360 Reality Audio」を提案。全天球でのイマーシブサラウンド音響が魅力的
ソニーがイマーシブ(3D)サラウンドに独自規格で名乗りを上げた。「360 Reality Audio」だ。
ソニーは2010年以降の、オーディオシーンをリードしてきたという自負がある。2013年にハイレゾ宣言をして、2チャンネルでの高音質化を推進してきたソニーが、ハイレゾの次に訴えるのが、イマーシブサラウンドだ。
ソニー専務・ソニービデオ&サウンドプロダクツ社長の高木一郎氏はこう語る。
「ソニーのオーディオは360 Reality Audioに注力したい。2013年以降、プレミアムオーディオの領域を広げるために、ハイレゾをプロモートしてきましたが、今後は同時に並行して、“音場”という新し...