執筆陣
マランツ SACDプレーヤーSACD30n、プリメインアンプMODEL 30。新外観と磨かれた技術が共存するマランツ30シリーズ
マランツのオーディオ製品というと、中央に丸窓があったり星形の通電表示灯があったりするけれどむやみに飾らず、ちょっと古風にしてあか抜けた意匠が身上だ。その外観が大きく変わり型番系列も変わった「30」シリーズが登場した。左右対称配置の安定感と有機EL表示窓の大きさに特徴があり、両脇の干渉縞風の光彩模様は工芸品の印象を与える。しかも、最新の技術要素を小ぶりの筐体にたっぷり注ぎ込んだ意欲作なのである。
しっかりと物量を投じた
本格派SACDプレーヤー
まずはSACD 30nから。SACDドライブを搭載したプレーヤーであり、各種ハイレゾ音源、圧縮音源のネットワーク再生、またディスクからの再生が可能...
執筆陣
【HiVi名作選】ネットワークプレーヤー マランツ「NA7004」(HiVI2010年12月号)
オーディオやオーディオビジュアルの世界は日進月歩。次々に新しい技術やそれを搭載した新製品が登場し、入れ替わりも早い。だが同時にそれらは、常に時代の最先端を走っているモデル達でもあり、思い出に残る製品ともいえる。このシリーズでは、弊社出版物で紹介してきた名機や名作ソフトに関連した記事を振り返ってみたい。
音質への配慮と多機能性を両立。
マランツから単体ネットワークプレーヤーが発売!
PCオーディオが世界的にもてはやされている中、もうひとつのファイルオーディオ再生手法がリンのDSシリーズによって鮮明になった。いわゆるネットワークオーディオだが、遂に日本のマランツとヤマハも本格的なネットワーク...
執筆陣
マランツ「SA-12 OSE」「PM-12 OSE」が2月下旬に登場する。定評あるベースモデルのパフォーマンスを受け継ぎつつ、さらなる高みを目指した
マランツのハイファイコンポーネントに、新製品となるSACD/CDプレーヤー「SA-12 OSE」とプリメインアンプ「PM-12 OSE」が加わった。どちらも¥350,000(税別)で、2月下旬に発売される。
“OSE”とは“Original Special Edition”のことで、既に定評のあるモデルをベースに、マランツらしいチューニングを施したモデルを指すという。今回は2018年に登場した「SA-12」「PM-12」をベースに、上位モデルであるSA-10、PM-10の技術を継承することで、さらなる高みを目指している。
オリジナルモデルからの変更点としては、まず銅メッキシャーシを採用し...
執筆陣
つくりては語る『Marantz』尾形好宣 氏、河原祥三 氏。MMMの音質的特徴は一皮むけたような解像感の高さ
マランツは1950年代初頭に誕生し、すぐさま優れた真空管アンプで名声を獲得した、オーディオ史上屈指の名ブランドである。創業から60年をはるかに超え、この間、何度かの体制の変遷があったとはいえ、依然として高級オーディオ機器ブランドとして活躍しているのは素晴らしいことである。
マランツの主力は創業当時からアンプに代表されるエレクトロニクス製品だ。そしてCD誕生とともに、デジタルオーディオ機器もまた、マランツ・ブランドにとってひじょうに大切な製品となっていった。
今回の「つくりては語る」では、この長い歴史を誇る名門ブランドにおいて最新のデジタル製品に関わる、サウンドマネージャーの尾形好宣さんと...