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【麻倉怜士のCES2023レポート14】2023CESでは、ここにも注目した① シャープの軽量HMDや、アナログデバイセズのサウンドバー向け新技術提案
シャープのHMDは超軽量、レンズも優秀
重量約175gと、軽いHMD(ヘッドマウントディスプレイ)をシャープが開発。バッテリーを搭載せず、スマートフォンとUSB Type-Cのケーブルで接続して使う。シャープの携帯電話部隊が開発したものでディスプレイからカメラモジュール、レンズに至るまで、ほとんどの部分を自社開発している。
特に自慢は焦点変更をレンズ自体の伸縮で行う「ポリマーレンズ」。もともとシャープ矢板工場でビデオメカの組み立てを行っていた関東タツミ電子をルーツに持つ、カンタツ株式会社が開発した先進レンズ技術だ。一般のレンズは合焦速度が遅く、それがVR酔いを惹起する。その点、カンタツの...