【HiVi冬のベストバイ2018】ヘッドホンアンプ部門（1）〈20万円未満〉

ヘッドホンアンプ部門で対象とする機種は、D/Aコンバーター機能などを複合的に備えているものも含んでいる。D/Aコンバーター部門と重複する機種もあるものの、こちらはヘッドホンアンプとしての評価であるとご理解いただきたい。なお、本部門2でランクインしたソニーのDMP-Z1は「大きなDAP」と言えなくもないが、想定される使用環境を鑑みて、こちらの部門にて評価・投票をしている

第1位：コード Mojo

オープン価格(実勢価格7万5,000円前後)

　もはやこのカテゴリーにおいて不動の1位という貫禄だ。ポータブル性能はもちろん、ホームユースでも充分通用するスペックと、ダイナミックかつ精緻なサウンドが大きな魅力。その秘密は独自のアルゴリズムを内蔵したFPGAによるパルスアレイDAC方式にある。内蔵バッテリーにて最大8時間の連続再生が可能。対応フォーマットは、DSD11.2MHz、PCM768kHz/32ビットと申し分ない。別売オプションで機能拡充も図れる。(小原)

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第2位：マイテックデジタル Liberty DAC

オープン価格（実勢価格12万5,000円前後）

マイテックデジタル製DACのエントリーモデル。横幅140mmのコンパクトなサイズや、今年注目度が急速に高まったMQAのフルデコードに対応するなど、エントリーモデルながら現在のDACのトレンドを網羅している。価格競争が厳しい業務用機器メーカーだけに、音質も良好。原音に忠実な表現を軸に音楽性も併せ持つ。（土方）

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第3位：iFiオーディオ xDSD

¥54,000＋税

小型で高機能な製品群で知られるiFiオーディオの最新モデル。バーブラウンのマルチビットDACやフェムト秒精度のクロックなどをぜいたくに盛り込み、MQAデコードにも対応するなど、最新鋭の機能を誇る。また、Bluetooth対応などの機能も万全。コンパクトサイズながらも情報量が豊かで、音楽を生々しく鳴らしてくれる。（鳥居）

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第3位：AKG K1500

オープン価格（実勢価格5万9,880円前後）

コンパクトなサイズに、ピュアAクラス動作アンプを内蔵したAKG初のヘッドホンアンプ。前面には標準/ミニのヘッドホン出力にボリュウムノブ、背面はアンバランス/バランス入力のみ。USB等のデジタル系入力を持たない、実に潔い仕様に男気（？）を感じる。音も鳴りっぷりよく、ダイナミックで躍動的。今期１番の注目作。（小原）

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第3位：バーソンオーディオ Conductor V2＋

オープン価格（実勢価格16万5,000円前後）

プリアンプ機能を備えた、USB DAC内蔵の据置型ヘッドホンアンプ。独自のV5 SSオペアンプに加え、左右独立の大型トランスを投じた純A級動作の増幅回路を奢り、8.2W×2（16Ω）という高出力を実現している。骨格の太いスケール感溢れるサウンドがスッと立ち上がり、躍動する様子は高級オーディオ機器に通じる。（藤原）

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