執筆陣
ワイヤレスでも「本格のサウンド」を!LDAC、aptX HD対応の「小さな巨人」Fiio「BTA30 Pro」【スマホで始めるオーディオ&ネット動画】
各種オーディオ機器やテレビとのワイヤレス接続を実現するBluetoothレシーバー&トランスミッター。ストリーミングや放送など、外部の音声データを手持ちのオーディオ機器で手軽に再生できる便利アイテムだけに、数多くの製品が登場しているが、その内容は千差万別。音質と機能性、そして操作性が製品によって大きく異なるのが実情だ。
具体的には、入出力端子が少なかったり、標準的なコーデックにしか対応していなかったり、あるいは送信機能、受信機能、どちらかに限定されたり、なにかしらの制約が伴なうケースが少なくない。
ここで紹介するFiio(フィーオ)のBTA30 ProはLDAC/aptX HDなどの高音...
執筆陣
完全ワイヤレスの常識を超えた圧倒的かつ強烈な高音質!NOBLE AUDIO「FoKus PRO」【スマホで始めるオーディオ&ネット動画】
オーダーメイドイヤホン、カスタムIEM(イン・イヤー・モニター/通称イヤモニ)メーカーとして知られるNoble Audioが「音質最優先」で開発した話題の完全ワイヤレスモデル、FoKus PRO(フォーカス・プロ)。コンセプトは「カスタムIEMを無線化する」こと。完全ワイヤレスの場合、どうしても音質面のハンディが伴ないがちだが、持ち前の技術、ノウハウによって、高級カスタムIEMと真っ向勝負できるサウンドクォリティを目指した。
TRUE WIRELESS EARPHONE
FoKus PRO
オープン価格 (実勢価格5万3,900円前後)
● 型式:完全分離式ワイヤレスイヤホン
● ドライ...
執筆陣
YouTubeが大画面で快適に楽しめる!スマホとプロジェクターは相性抜群 EPSON dreamio「EH-LS300 W/B」「EF-12」【スマホで始めるオーディオ&ネット動画】
感染症対策による外出の自粛の影響もあって、ここ数年で存在感を増したYouTube。ニュース、スポーツ、音楽と24時間いつでも、多彩なコンテンツが無料で視聴可能(広告なしで視聴可能となる有料版もあり)。お目当ての楽曲をまとめてリストにすることもできるし、気に入ったコンテンツを友達とシェアして楽しむこともできる。
そしていま、私が注目しているのは、そのクォリティがにわかに向上していることだ。たとえばさまざまなミュージシャンによる一発撮りパフォーマンスを収録した人気のYouTubeチャンネル、「THE FIRST TAKE(ザ・ファースト・テイク)」。
画質は基本4Kの高解像度映像。音声につい...
執筆陣
スマホからワイヤレスで楽しめる。躍動するサウンドに驚く!Astell & Kern「ACRO BE100」【スマホで始めるオーディオ&ネット動画】
どこにでも手軽に置けて、使い勝手がいい完全一体型のスピーカーシステムが人気を集めている。ここで紹介するAstell & Kern(アステル&ケルン)のACRO BE100も一体型のBluetooth対応ステレオスピーカーだが、その詳細を見ていくと、その非凡さに気がつく。
まず見る角度によって、その表情が変化していくスピーカーグリルのデザインが素敵だ。これはアステル&ケルンのアイデンティティを象徴する形状だが、この変化が箱型のスピーカーに造形的な特徴となり、独特の落ち着き、安定感を与えている。
音質面でも高音質コーデックである「aptX HD」や「LDAC」への対応に加えて、専用の高性能D...
執筆陣
名盤ソフト 聴きどころ紹介34/「小椋佳」Stereo Sound REFERENCE RECORD
小椋佳の声の神髄が引き出されたこだわりのSACDとアナログレコード登場
小椋佳。叙情性に富んだ繊細なメロディと心に深く響く歌声。そしてていねいにつづられた歌詞のもつ陰影と、彼は歌い手であると同時に、一言一言、細やかな心遣いをもって言葉を紡ぐ吟遊詩人と言っていいかもしれない。
ここで紹介する2作品は、デビューから50年を数え、現在公演中のコンサートツアーを最後に第一線から退く、小椋桂の名曲の中から、ステレオサウンド社がオリジナルでセレクトした15曲を収めたSACD+CDの2枚組と、同10曲収録のアナログレコードである。
収録楽曲は、NHKホールでの初コンサートを収めた『遠ざかる風景』(19...
執筆陣
徹底検証!UHDブルーレイプレーヤーの期待の星、リーヴォン『UBR-X100 & X200』
リーヴォンのUHDブルーレイプレーヤーUBR-X200は、HiVi1月号で「HiViグランプリ」のビデオディスクプレーヤー部門賞を受賞。ビデオディスクプレーヤーが限られてきたAV界に大きなインパクトを与えた製品だ。その弟機がUBR-X100。これらの製品は単独でテスト・レビューを行なってきたが、ここで改めて双方の特徴を際立たせるべく、比較テストを実施した。機能的な違いはスペックシートから明らかだが、クォリティの違いはいかほどか? どちらを購入すべきか、悩んでいる方にこそご覧いただきたい。(編集部)
執筆陣
コルグLive Extremeで配信史上最高の絵と音を体験!(その2) 「スクリーンに広がる4K映像と、空間を満たすハイレゾ音声に引き込まれ、ライブ会場に居るかのような感覚を得た」
コルグが提唱する高品質インターネット動画配信システム「Live Extreme」にフォーカスを当てた短期連載の第二回をお届けする。4Kやロスレスクォリティでライブ配信が楽しめるこの方式は、音楽ファンにも多くの恩恵をもたらしてくれるはずだ。
今回はそれを検証するために、Live Extremeの開発者責任者である大石耕史さんと一緒に、藤原陽祐さんの本格シアタールーム“山中湖ラボ”にお邪魔し、大画面&モニタースピーカーによる再生でどれほどの音楽体験ができるかを探ってみた。(編集部)
高品質インターネット動画配信システム「Live Extreme」とは
Live Extremeは、株式会社コル...
執筆陣
力感も繊細さも併せ持つモデル FOCAL ALPHA EVO 65。アクティブ型の魅力が満載だ
フランスを代表する老舗スピーカーメーカー、フォーカルが送り出すアクティブ型のスタジオモニター、ALPHA EVO 50とEVO 65。元々は、個人レベルで音楽を収録、配信するミュージシャンを強く意識して開発されたというが、家庭用としてみても、アンプ内蔵でこの価格は実に魅力的。ここでは兄貴分のEVO 65を用意して、その実力を検証してみたい。
現在、スピーカーメーカーの多くは、他社からユニットを調達し、設計するケースが多いが、フォーカルは自社開発にこだわる。その象徴とも言えるのが、グレードの枠を超えて、同社のスピーカーシステムに広く組み込まれている逆ドーム型トゥイーターだ。
このトゥイータ...
執筆陣
テレビとの組合せにも最適な一体型Bluetoothスピーカーの本格派 AIRPULSE【ネット動画を高音質で楽しむ】
いまから約17年前、香港の地で産声を上げたスピーカーブランド・エアパルス。開発チームを牽引するのは、伝説の名スピーカー・アコースティック・エナジーAE-1を手がけたフィル・ジョーンズ氏だ。1954年、英国ロンドン生まれ。みずからベーシストとして活動しつつ、スピーカーエンジニアとしての経験を重ね、1987年にアコースティック・エナジーを設立、AE-1を開発している。
AE-1はザ・ビートルズ、ピンク・フロイドなどのビッグネームが重用したアビー・ロード・スタジオに、ニアフィールドのモニタースピーカーとして導入された小型2ウェイシステムで、当時、世界のオーディオファンから羨望のまなざしが注がれ...
執筆陣
テレビを本格サウンドで彩る小さなハイエンド2.1chシステム GALLO ACOUSTICS【ネット動画を高音質で楽しむ】
スタイリッシュな「球体」スピーカーとして、根強い人気を誇るGallo Acoustics(ギャロアコースティックス)。美しく、可愛らしいデザインに目が奪われるが、その明瞭度の高さと、雄大なサウンドステージは聴きごたえ充分。これが“小さなハイエンドスピーカー”と言われる所以だ。
その上質なサウンドの秘密は、やはり個性的なエンクロージャーにある。同社の原点とも言えるスピーカーシステム、Nucleus Soloは、頑丈なアルミニウム板から加工した中空の12インチの球体をそのまま筐体とし、その表面には電解アルマイト加工が施され、硬く、精巧に仕上げられた。
この贅を尽くしたエンクロージャーは、歪み...
執筆陣
ネット動画の品位を大きく改善する本格スイッチングハブに注目 SOtM『sNH-10G』【ネット動画を高音質で楽しむ】
多彩な映画、ドラマ、音楽が手軽に楽しめるストリーミング配信サービスが盛況だ。その醍醐味を享受するには、安定したインターネット環境が不可欠。特に4K映像やハイレゾ音源など、高品質のプログラムの再生では、回線の速度だけでなく、その質が問われるケースが少なくない。
ここでがぜんクローズアップされるのが、有線LANケーブルで構築したネットワーク内で複数の機器を中継するスイッチングハブだ。特にこのところインターネットにつながる家電機器が増えていることもあって、この部分の重要性が見直され、ノイズ対策を施した製品が登場し始めている。
ここで紹介するソム(SOtM)のsNH-10Gは、オーディオ用途を想...
執筆陣
ソースをあるがままに豊かに描くイクリプススピーカーをテレビと組み合せる『TD307MK3』【ネット動画を高音質で楽しむ】
この原稿を書いている10月中旬、私が住む山中湖の湖畔は、木々が色づき始め、黄や赤の葉が日に日に鮮やかさを増している。四季折々の景色と向き合える楽しさは、筆舌に尽くしがたいが、オーディオ、AVの再生でも、できることならその音源に込められた演奏者、製作者の想いをそのまま、あるがまるに感じ取りたい。そんな私の思いに完璧なまでに応えてくれるスピーカーがイクリプスのスピーカーシリーズである。
エントリーモデルからトップモデルに至るまで、エッグシェル(卵殻)形状を貫き、エンクロージャーを拳で叩いても、固有の響きはない。これは演奏者の感性、テクニックを尊重し、そこに何も加えず、消さずに、あるがままに表...