【HiVi夏のベストバイ2018】ヘッドホンアンプ部門（1）〈20万円未満〉

2018-06-15

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新設された本部門を制したのはコードの「Mojo」。小型のポータブルヘッドホンアンプだが、11.2MHzのDSD信号をネイティブ再生できるなど、機能性は高い。「Poly」というモジュールと組み合わせれば、オーディオプレーヤーにもなるという拡張性の高さもポイント。第2位以下はポータブル型と据置型が混在している。用途に応じて選び分けていただきたい

第1位：コード Mojo

オープン価格 (実勢価格7万5000円前後)

　ポータブル用途を重視したヘッドホンアンプで、オリジナルのアルゴリズムを内蔵したFPGAによるパルスアレイDAC方式にて、PCM 768kHz/32bit、DSD 11.2MHzに対応している。内蔵バッテリーで最大8時間の再生にも対応。手のひらサイズの本体だが、据置型に比肩し得る、厚くて濃密なサウンドが持味だ。ワイヤレスネットワークプレーヤーとして機能するオプションモジュール「Poly」など、アプリケーションも充実。（小原）

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Mojo｜Chord Electronics｜株式会社aiuto PCパーツ・周辺機器総合代理店

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第2位：マイテックデジタル Liberty DAC

オープン価格 (実勢価格12万5000円前後)

　横幅140mmのコンパクトなサイズに上級機の技術を投入した、マイテックデジタルのエントリーモデル。DAC素子はESSテクノロジーの「ES9018K2M」で、DSDネイティブ再生やMQAデコードにも対応するなど機能は充分。ヘッドホンアンプ部も駆動力の高い設計で、ジャズなどを聴くと、力強く勢いのあるリズムが楽しめる。音像の厚みに聴き応えがある。（鳥居）

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Liberty DAC – Mytek Digital Japan

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第3位：バーソンオーディオ Conductor V2＋

オープン価格 (実勢価格16万5000円前後)

　本格的なプリアンプ機能を備えたUSB DAC内蔵の据置型ヘッドホンアンプ。独自のV5 SSオペアンプと、左右独立の大型トランスを投じた純A級動作の増幅回路の共演により、8.2W×2（16Ω）というハイパワーを絞り出す。鮮度が高く、勢いのあるサウンドは聴き応え充分。意欲的に微小信号をすくいあげ、その場の空気感を鮮明に描き出す。（藤原）

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