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ファーストワットの最新パワーアンプ F8。期待に違わぬ鮮烈なサウンドがオーディオマインドを刺激する
独創的なアンプ回路の開発で知られる、アンプ設計の名手ネルソン・パス。そんな同氏のプライベートブランドともいえるファーストワットの最新パワーアンプF8をチェックした。
実は筆者、以前より同ブランドのアンプに強い興味を抱いていた一人。数年前に某所で聴いたSIT1を4台使用したJBLのエベレストDD66000の歪みのない圧倒的なサウンドを今でも鮮明に覚えており、いつかは自分のシステムにファーストワットのアンプを投入したいと考えていた。
話をF8に戻すが、本モデルは、高い評価を得ていたJ2の回路を改良した2ステージ構成のシングルエンドA級パワーアンプで、出力は25W+25W(8Ω)。東芝製の2S...
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“やんちゃな悪ガキ”ニコラス・ツェーも不惑に。ドニー・イェンと久々の共演作は王道香港映画の壮絶アクション!【映画スターに恋して:第20回】
香港中に愛された巨匠、ベニー・チャンの遺作
『レイジング・ファイア』は、香港アクション映画好きには感涙の必見作。オススメ・ポイントは限りない。
まずは、ドニー・イェンとニコラス・ツェーが15年ぶりに“ガチ”で共演! “正義の警官”ドニーと“復讐に燃える元警官”ニコラスが繰り広げる死闘! 監督は香港アクション映画の巨匠ベニー・チャン! しかも8年ぶりに手掛けたお得意のポリス・アクションは、銃撃戦にカーチェイスはもちろん、大スケールの市街戦、激しい肉弾戦やナイフ・バトルなどなど。とにかく香港アクションの醍醐味がてんこ盛り! しかも繊細な人間ドラマの織り込みも巧みで、洗練された語り口。まさに「...
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【コレミヨ映画館vol.69】『キングスマン:ファースト・エージェント』歴史上の偉人、怪物が入り乱れる物語。「キングスマン」誕生の秘密を描く痛快作
映画評論家 久保田明さんが注目する、きらりと光る名作を毎月、公開に合わせてタイムリーに紹介する映画コラム【コレミヨ映画館】の第69回をお送りします。今回取り上げるのは、世界を魅了した最強秘密結社<キングスメン>の誕生秘話を描いた『キングスマン:ファースト・エージェント』。歴史の教科書に出てきたアノ人たちが競って登場。痛快な一本に仕上がっています。とくとご賞味ください。(Stereo Sound ONLINE 編集部)
【PICK UP MOVIE】
『キングスマン:ファースト・エージェント』
12月24日(金) 映画館だけで公開
『英国王のスピーチ』のコリン・ファースと、エルトン・ジョン...
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モンキー・パンチさんの故郷を初訪問。世界的人気アニメ『ルパン三世』の原点がまさにここにあった!:ファン必見。モンキー・パンチ・コレクションを訪ねる(4)
ここまで3回に渡ってお届けしてきた、モンキー・パンチ・コレクション訪問記も今回が最終回。今回は、1998年以来モンキー・パンチさんのホームシアターの師匠(?)として長く、濃いお付き合いを続けてきた潮晴男さんが、モンキーさんの故郷を訪ねてどんな風に感じたのかをまとめていただいた。初めて訪れた浜中町は、潮さんの目にはどう映ったのだろうか。(編集部)
「霧多布岬から望む壮大な海岸線に圧倒された」
2021年4月、ステレオサウンド別冊「モンキーパンチさんが教えてくれた」の発刊に併せ、モンキーさんの生まれ故郷である北海道厚岸郡浜中町に設けられた「モンキーパンチ・コレクション」を取材する予定だった。...
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レーベル面への最適荷重で、振動を抑える スタビライズが音の締まりや明確さに貢献 サエク「SRS-9」
アナログ盤用のディスクスタビライザーが登場
伝統のダブルナイフエッジ機構を現代に復刻させて気を吐くサエクコマースから、SRS-9というアナログ盤用のディスクスタビライザーが登場。総重量は約300g なので軽量の部類となるが、これはトルクの強くないターンテーブルとの組合せも考慮したからのようだ。注目すべきは、中心部に加えて9個のステンレススチール製ウェイトがそれぞれレーベル面に荷重を与えること。同社ではこれをSVM(サプレス・ヴァイブレーション・マテリアル)機構と称している。似たような構造は、かつてのトーレンス製スタビライザーや、米国スティルポイント製LPIに見ることができよう。硬質アルミ...