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ハイスペック&省スペース、デスクトップオーディオに最適な2モデル オーディオテクニカ ヘッドホンアンプとD/Aコンバーター
今、ヘッドホン/イヤホンはその人気に呼応するように、国内外のメーカーからさまざまな高性能モデルが登場している。バランス接続に対応するイヤホンや、駆動力を要求される平面振動板を持つヘッドホンなど、マニア層に訴えるカッティングエッジな製品が増えてきた。
そして、その能力を最大限引き出す単体ヘッドホンアンプは、マニアの中でマストアイテムとして認知されている。そんな中、オーディオテクニカから、ハイブリッド式ヘッドホンアンプAT-BHA100とDSD22.4MHzに対応するD/AコンバーターAT-DAC100が発売された。
HEADPHONE AMPLIFIER
audio-technica AT...
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モニターオーディオ、内容を一新した5.1chサラウンドスピーカーセット「MASS-2G Series」は、見た目以上にリッチな音響が快感
確かなクォリティとスタイリッシュな外観で人気を集めたモニターオーディオの5.1chサラウンドスピーカーセット、MASSシリーズが内容を一新、より魅力的なシステムへと生まれ変わった。
まず球体型の可愛らしいエンクロージャーに注目していただきたい。素材は高剛性コアMDF材をグラスファイバーで強化したABSで、指先で軽くたたいても、安っぽい共振は皆無。この造りのよさは密閉型の優位性を引き出すためにも有用である。
サランネットに加えて、スピーカーターミナルを覆うバックカバーも備え、前後からサンドイッチするように装備する。いずれも高級感のある織り布仕上げで(グレー系とホワイト系の2色)、全方位から...
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名盤ソフト 聴きどころ紹介23/『THE PEANUTS 〜Monaural Edition(1959〜1961)/ザ・ピーナッツ』 Stereo Sound REFERENCE RECORD
ザ・ピーナッツは往年のポップスファンならば、人気TV番組「シャボン玉ホリデー」や「ザ・ヒット・パレード」などで大活躍していた姿を懐かしく思い出すだろう。キュートな双子姉妹によるまことに素敵なポップデュオである。
そのザ・ピーナッツのモノーラルLPレコード『ザ・ピーナッツ〜Monaural Edition(1959〜1961)』がこの度ステレオサウンドから発売になった。ステレオサウンドからは以前にも『The First Decade THE PEANUTS 1959〜1967』(販売終了)というLPレコードが発売されていたが、とても評判がよかった。その『The First Decade〜』...
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スピーカーメーカーの雄JBLの モニタースピーカー4349。大口径ウーファーならではの迫力サウンドを聴かせる
オーディオファンなら知らない者はいないスピーカーメーカーの雄、JBLがスタジオモニターシリーズ初の4320と4310をリリースしてから50年が経過した。その節目となる2020年に新たなるモニタースピーカーの第一弾として登場したモデルが4349である。もっとも、同社のモニタースピーカーの原点は1962年に遡るC50SMなので、そこから数えれば60年近い歳月が流れたことになる。
4349の特徴は、JBLのレゾンデートルともいえるホーンとコンプレッションドライバー、そして大型のウーファーを採用していることだ。新型のD2ドライバーとHDIホーンを組み合わせ、こちらも新設計の300mm口径ウーファ...
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伝統の「アラミド繊維」ユニット搭載 FOCAL Aria K2 936、スケール感に優れた限定モデル
フランス最大のスピーカーメーカーとして揺るぎない地位を誇るフォーカルが、アリア・シリーズの限定モデル、Aria K2 936を発売した。
フォーカルはエントリークラスからハイエンドモデルまで豊富なラインナップを揃えるが、2014年に加わったアリア・シリーズは中核を担う製品だ。その特徴はウーファーやミッドレンジの振動板に、長年の研究成果を具現化したフラックスと呼ぶ亜麻の繊維を取り入れ、グラスファイバーによるサポートを得て剛性感の高いユニットに仕上げていることだ。
SPEAKER SYSTEM FOCAL Aria K2 936 ¥680,000(ペア)+税
●型式:3ウェイ5スピーカー・バ...
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エアパルス「A80」「A300Pro」は万能、小型、そして強力サウンドのスピーカー
〝デスクトップスピーカー〟と聞いて、貴方はどんなシチュエーションを思い浮べるだろうか。PCとの組合せ?パーソナルなサブシステム?メインシステムとは傾向の違う気分転換用?私の場合はそのすべてが該当する。とはいえ、サウンドクォリティや機能に妥協はしたくなく、最新フォーマットに対応したフィーチャーにも期待して、先頃私はエアパルスA80を新たに迎え入れた。
Active Speaker System
AIRPULSE
A80
オープン価格(実勢価格¥77,000前後)
●型式:デジタル入力対応アンプ内蔵スピーカーシステム
●使用ユニット:リボン型トゥイーター、115mmコーン型ウーファー
●アン...
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【動画】週刊HiVi 第2号 2021/02/17 お届けします!
月刊HiViの編集作業や取材のなかで捉えた旬な情報を、編集部員が自ら動画でお伝えしていく企画「週刊HiVi」 そろりと始まって、なんとか2回目を迎えました!
今回は、月刊HiVi3月号発売のお知らせ。それから、音のよさで評判のテクニクス & パナソニックのワイアレスイヤホンアップデート情報。そして、今、ハイレゾでも盛り上がっているYOASOBIとmillennium paradeのハナシ、をお届けします。お昼休みのひととき、テレワークの休憩に、サクッとチェックできる内容です。
読者のみなさんの「期待しているよー」とか「応援しています!」とか「チャンネル登録完了!」 みたいなリアクションが...
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名盤ソフト 聴きどころ紹介22/『歌姫 -Stereo Sound Selection-/中森明菜』Stereo Sound REFERENCE RECORD
同世代ということもあり、ハイティーンの頃の私の周囲には中森明菜の歌が常に流れていた。テレビの歌番組、あるいはバラエティで彼女の歌声はよく耳にし、その歌唱力の高さに感心したものだ。かつてはLPも何枚か所持していたが、現在手元に残っているのは86年リリースの『CRIMSON』のみ(シングルバージョンとは異なる『駅』の素晴らしい歌唱が収録されているから)。そのいっぽうで、カバーアルバム『歌姫』シリーズは、バリエーションである『艶華−Enka−』も含めて5枚のCDを所持。中でも02年発表のセルフカバー集『歌姫〜ダブル・ディケイド』は、マスタリングの際にセシウムクロックを用いて高音質化を図った盤だ...
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週刊HiVi そろりとスタート、しました(汗)
月刊HiViの編集作業や取材のなかで捉えた旬な情報を、編集部員が自ら動画でお伝えしていく企画「週刊HiVi」が、じつは「そろり」とはじまりました。どこまでできるか? ホントにネタは続くのか? 誰がやるんだ! ついにやるのか! と賛否両論、自画自賛。まぁ、いろいろご意見はおありでしょうが、まずははじめてみることにしました。
「週刊」と大きく出てはみましたが、ひょっとするといつの間にか「隔週」になっているかもしれません。「季刊」になることは、たぶんないとは思いますが、なにはともあれ、読者のみなさんの「期待しているよー」とか「応援しています!」とか「チャンネル登録完了!」 みたいなリアクション...
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ニュープライムの「AMG PRA」と「AMG STA」は、小型セパレートアンプとは思えないスケールの大きさが快感だ
コンパクトかつスタイリッシュなデザインと、馴染みのいい上質なサウンドで根強い人気を誇るニュープライムから、アナログ入力専用プリアンプの最高峰、AMG PRAと、ステレオ仕様のパワーアンプ、STA9の上位モデルAMG STAが登場した。
いずれも横幅237mmのコンパクトな筐体だが、前面パネルはアルミニュウム合金を切削加工して仕上げられ、独特の精緻な質感がなかなか素敵だ。
まずAMG PRAだが、アナログ2ch入力限定のシンプルなプリアンプで、入出力はXLRバランス1系統、RCA3系統を備え、信号処理はフルバランスとなる。
まず注目されるのが、入力インピーダンス1MΩを実現していること。入...