執筆陣
バランス対応ヘッドフォンアンプとマグネシウム振動板ヘッドフォン。 ラックスマン P750u MARKⅡ、フォーカル CLEAR MG
ラックスマンのヘッドフォンアンプP750u MARKⅡは、外観と基本仕様は2017年発売のP750uを踏襲。2020年末に発売後、すぐに完売した同社創業95周年限定ヴァージョンの高音質対策も盛り込んでいる。
アンプ部は半導体式の本格的なディスクリートパワーアンプであり、独自の電子制御アッテネーターLECUA(ラックスマン・エレクトリック・コントロールド・アルティメイト・アッテネーター)を搭載してバランス設定や感度設定にもこれを活用。パワーアンプ部は電流出力のゆとりと、前段を定電圧、定電流で固めた高精度志向が印象深い。独自の歪み検出/打消し方式であるODNF(オンリー・ディストーション・ネ...
執筆陣
力感も繊細さも併せ持つモデル FOCAL ALPHA EVO 65。アクティブ型の魅力が満載だ
フランスを代表する老舗スピーカーメーカー、フォーカルが送り出すアクティブ型のスタジオモニター、ALPHA EVO 50とEVO 65。元々は、個人レベルで音楽を収録、配信するミュージシャンを強く意識して開発されたというが、家庭用としてみても、アンプ内蔵でこの価格は実に魅力的。ここでは兄貴分のEVO 65を用意して、その実力を検証してみたい。
現在、スピーカーメーカーの多くは、他社からユニットを調達し、設計するケースが多いが、フォーカルは自社開発にこだわる。その象徴とも言えるのが、グレードの枠を超えて、同社のスピーカーシステムに広く組み込まれている逆ドーム型トゥイーターだ。
このトゥイータ...
執筆陣
【HiVi夏のベストバイ2021】ヘッドホン部門(3)〈10万円以上〉
第1位:クロスゾーン CZ-8A
¥190,000+税
スピーカー再生のような頭外定位を目指した同社ヘッドホンの第3世代モデルが登場した。オーバー型のヘッドホンは数あれど、ハウジング内部には日本人技術者を中心としたチームが開発した独自技術がこれでもかと搭載されており(ぜひ詳しい仕様を確認して欲しい)強調感のない音色と相まってスピーカーリスニングのような自然な定位を楽しめる。(土方)
メーカーサイトへ >
関連記事を見る >
第2位:フォーカル CLEAR MG PRO
¥180,000+税
新開発のインパーテッドドームドライバーを搭載した開放型ヘッドホンだ。純マグネシウム振動板で、軽量化...
執筆陣
【HiVi夏のベストバイ2021】ヘッドホン部門(1)〈5万円未満〉
ヘッドホン部門もイヤホンと同様、有線タイプを対象とし、価格帯も3つに分類している。部門(1)の5万円未満および部門(2)の5万円以上10万円未満でランキングされたモデルはアウトドア向けのコンパクトなタイプやスタジオモニターが目立つ。いっぽう部門(3)の10万円以上となると、先端技術&物量投入型のインユースタイプが多くなる
第1位:グラド The Hemp Headphone
¥45,000+税
コアなファンから愛されるグラドは時々限定モデルを発売してヘッドホン界隈を盛り上げる。本機もそんなモデルのひとつ。高密度に圧縮された麻とメイプルによるウッドハウジングは、美しい外観と艶やかな音色を音...
執筆陣
伝統の「アラミド繊維」ユニット搭載 FOCAL Aria K2 936、スケール感に優れた限定モデル
フランス最大のスピーカーメーカーとして揺るぎない地位を誇るフォーカルが、アリア・シリーズの限定モデル、Aria K2 936を発売した。
フォーカルはエントリークラスからハイエンドモデルまで豊富なラインナップを揃えるが、2014年に加わったアリア・シリーズは中核を担う製品だ。その特徴はウーファーやミッドレンジの振動板に、長年の研究成果を具現化したフラックスと呼ぶ亜麻の繊維を取り入れ、グラスファイバーによるサポートを得て剛性感の高いユニットに仕上げていることだ。
SPEAKER SYSTEM FOCAL Aria K2 936 ¥680,000(ペア)+税
●型式:3ウェイ5スピーカー・バ...
執筆陣
【HiVi夏のベストバイ2020】ヘッドホン部門(3)〈10万円以上〉
第1位:デノン AH-D9200
¥195,000+税
軽くて、適度な剛性と吸音性を備え、固有のキャラクターが少ないといわれる「竹」(孟宗竹)をハウジングの素材に採用したデノンヘッドホンの最高峰モデル。50mm径のナノファイバー・フリーエッジ・ドライバーは姉妹機のAH-D7200から改良されて、その再現性はまったく別物。雑味を感じさせない鮮度の高いサウンドが特徴的で、ウッドベースが軽やかに躍動し、清々しい響きがストレスなく空間に拡がっていく。耳を包み込む装着感も良好。(藤原)
メーカーサイトへ>
関連記事を見る>
第2位:ファイナル D8000 Pro Edition
オープン価格(実勢...