近年では、テレビで放送されるドラマやアニメの作品数は急激に増え、好きなタレントや作品を、録る・見る・残す・楽しむことを指す“推し活”というトレンドが生まれるなど、テレビ録画に対する関心が高まっている層が増えている。ここでは、そんな“推し活”に便利な、全自動録画機能(=全録)を備えた、パナソニック全自動ディーガのフラグシップモデル「DMR-4X1002」を使って、改めて全自動録画の便利さ、楽しさを、ユーザーの皆さんに味わっていただきたいと思う。取材では、オーディオ・ビジュアル評論家の鳥居一豊氏を司会に迎え、ソフトプロデューサーとして活躍している伊尾喜大祐氏のご自宅のシアタールームに「DMR-4X1002」を持ち込んで、全自動録画生活を体験していただいた。(ステレオサウンドONLINE 編集部)

HDD/BDレコーダー
PANASONIC
「DMR-4X1002」
オープン価格

画像1: 【PR】パナソニックの全自動ディーガ「DMR-4X1002」で“推し活”がさらに便利になり、録る・見る・楽しむのクォリティが各段にアップする!!

DMR-4X1002の主な仕様
HDD容量:10TB
内蔵チューナー:地上デジタル・BS/110度CSデジタル・BS4K/110度CS4K×2、地上デジタル・BS/110度CSデジタル×4、地上デジタル×5(チャンネル録画専用×8、チャンネル録画・通常録画切換×2、通常録画専用×1)
接続端子:HDMI出力2系統(映像+音声1、音声専用1)、USB端子3系統(USB2.0×1、USB3.0×2)、LAN端子1系統
無線LAN:〇(内蔵)
消費電力:約54W
寸法:W430×H66×D239mm(突起部含まず)
質量:4.3kg

――今回は、伊尾喜さんのご自宅のシアタールームに全自動ディーガ「DMR-4X1002」をお持ちして、改めて全自動録画生活を楽しんでいただきました。実際に約3週間使っていただいた感想や印象について、お聞きしていこうと思います。アテンドは、鳥居さんにお願いしています。

鳥居 よろしくお願いします。

――さて、伊尾喜さんはこれまで何度もステレオサウンドONLINEに登場いただいていますが、今一度、自己紹介を兼ねて、お仕事やエアチェック歴などについて教えていただけますか。

伊尾喜 よろしくお願いします。僕は、DVDやBDソフトのプロデューサーを仕事にしていまして、もう25年ぐらいになります。日本映画のパッケージ化を中心に、ディスク仕様の企画、特典映像制作、それからパッケージデザインなど、何もないところから商品の完成までの流れを監修する仕事をしています。これまで、延べ250タイトルほどのソフトを作ってきました。

画像: ▲伊尾喜大祐さん

▲伊尾喜大祐さん

鳥居 代表作は?

伊尾喜 映画『テルマエ・ロマエ』シリーズですね。続編の『テルマエ・ロマエII』では、PHL(パナソニックハリウッド研究所)が開発したエンコード技術である「MGVC(マスター・グレード・ビデオ・エンコーディング)を採用しています。スタジオマスターと同じ12ビットの階調情報をパッケージに詰め込めるので、僕はMGVCが大好きなんですよ。他に、『怒り』『HERO』などでも採用しました。とにかく映像が素晴らしいです。

 というソフトのプロデューサー業と平行して、最近では、テレビドラマの公式SNSのプロデュースも務めています。詳しく説明しますと、番組(ドラマ)をより魅力的に見てもらうために、撮影裏話や番組情報を、放送に合わせて各種SNSに随時発信していくものになります。

 今ですと、フジテレビの「大奥」や「婚活1000本ノック」を手掛けています。ということもあって、仕事柄、テレビ(ドラマ)は時間がなくても、チェックはしておかないといけないわけです。

 加えて、担当作品ではなくても、話題作や注目作のリサーチは欠かせませんし、実はドラマは放送が始まってしばらくしてから「面白い」って評判が立つことが多いので、その意味では、全自動ディーガのようにチャンネル丸ごと録画してくれるだけでなく、直近のドラマ3ヵ月分を「お録りおき」してくれる製品は、ひじょうに有り難いと思いながら、使わせていただきました。プライベートだけでなく、仕事にも大いに役に立っています。

 エアチェック(テレビ録画)歴については、最初に自宅にビデオデッキが来たのは1979年。今から45年前になります。父親が新しいもの好きで、当時はチューナー部分とデッキ部分がセパレートになっている製品でした。当時のビデオソフトはとにかく高かったので、メインのコンテンツは当然、エアチェックになるわけです。けど、ビデオテープも1本4000円ぐらいしましたから、潤沢に買えるわけではない。そこで、色々悩みながら、ドラマ、アニメ、バラエティなどを厳選して録画していましたけど、やはり一番は洋画劇場でした。とにかく劇場の感動を自宅でも味わいたいと思って、ひたすらテレビ放送を心待ちにして、録画しまくっていました。

鳥居 働き始めても、エアチェック熱は変わらず?

伊尾喜 そうですね。最初に就職したのがレコード会社だったこともあり、映画・ドラマに加えて、色々な音楽番組もエアチェックするようになりました。

 その後、1999年からDVDの制作に携わることになり、ハイビジョンディスクパッケージ元年となった2006年には、Blu-rayも担当するようになりました。そこで、パッケージ再生とエアチェックを両立させるために当時購入したのが、パナソニックの「DMR-BW200」になります。それ以降ずっとディーガを使っています。

画像: ▲伊尾喜さんのシアタールーム。65インチの有機ELディスプレイと120インチスクリーンの、2ウェイシアターとなっている

▲伊尾喜さんのシアタールーム。65インチの有機ELディスプレイと120インチスクリーンの、2ウェイシアターとなっている

画像2: 【PR】パナソニックの全自動ディーガ「DMR-4X1002」で“推し活”がさらに便利になり、録る・見る・楽しむのクォリティが各段にアップする!!

鳥居 伊尾喜さんはこれまでにも全自動ディーガを使ったことがあるそうですね?

伊尾喜 MGVCブルーレイのタイトル数が増えてきた2014年ごろ、レコーダーを買い替えようと思って探していたら、あれっ! MGVC対応の全自動ディーガがある、と気づいて。じゃあ試しに買ってみようと思って購入したのが「DMR-BXT870」になります。実際に使ってみたら、もうドはまりしてしまって! とにかく地上波キー局の番組が、全部録画できる。そして、ある程度の期間保存しておける。その便利さに衝撃を受けて、完全にノックアウトされてしまったんです。全自動録画機能は、1度使ったら元には戻れない便利さがありますね。

鳥居 まったく同感です。僕も全自動ディーガを使う前は、2番組、3番組を同時録画できるレコーダーを2台、3台使ってエアチェックしていたのですが、全自動ディーガなら、それが一台で完結してしまう。

伊尾喜 そうそう、これはもう革命だと感じて、全自動生活を始めて10年になりました。

鳥居 アニメで言えば、最盛期には1週間に50本以上もの作品が放送されていましたし、それがクール=3ヵ月ごとに新番組に変わるので、とにかくEPG(電子番組表)で番組を探して毎週予約する。そんな生活をしていましたけど、どうしても、2、3番組は取りこぼしてしまう。今と違って第1話を録り逃すとたいへんなことになる(笑)。ずっとそういう生活を送っていましたから、全自動ディーガとの出会いは僕にとっても衝撃的でした。

 とにかく毎日、毎クールのEPGとの格闘から解放されるし、事故(予約失敗)も起こらないので、そもそも録り逃しがない。再生以外の操作をする時間が減って、その分、見る時間が増えるのは、本当にうれしいことです。

伊尾喜 僕も、全自動ディーガを導入してから“録画”に対する考え方がまったく変わりました。導入してしばらくは、何も(予約)していないけど大丈夫なのかなって、なかなか慣れませんでしたけど、結果的に録れているので安心できました(笑)。

 実は、両親からよく、この間やっていたアノ番組ない? っていう連絡がくるんです。昭和の演歌の作曲家だった船村徹が、僕の大叔父にあたるのですが、亡くなって7年経った今もよく特集番組が放送されるんです。そういう時は、100発100中で録ってありますから、すぐにディスクに焼いて、実家に遊びに行きがてら、一緒に見たりしています。

鳥居 特に、ドラマとアニメに関しては、「お録りおき」機能がありますから、設定すれば最長で3ヵ月間はHDDに残して置けるなど、便利になりました。

伊尾喜 素晴らしい機能です。

画像: ▲「お録りおき」の設定画面

▲「お録りおき」の設定画面

4K放送の全自動録画はとにかく便利の一言。放送されているドラマ作品が一覧表示できるのも、大いに仕事に役立っています

鳥居 さて、そろそろ本題に入りたいと思います。伊尾喜さんには今回、ご自宅でパナソニック・全自動ディーガのフラッグシップモデル「DMR-4X1002」を3週間ほど使っていただきました。

伊尾喜 最近はリビングで「DMR-UBX4050」を使っていますけど、一番感動したのは、やはり4K放送を全自動録画できたことです。シアターには「DMR-ZR1」もあるので、4K放送については、EPGを見ながら予約するという、これまで通りのエアチェック生活を送ってきましたけど、ついに4Kにも全自動録画が来た! って。

画像: ▲「DMR-4X1002」はラックの上に設置。写真のように、視聴ポジションから配線が見えないように、ミニマルな結線が施されていた

▲「DMR-4X1002」はラックの上に設置。写真のように、視聴ポジションから配線が見えないように、ミニマルな結線が施されていた

鳥居 毎日さまざまなジャンルの番組が4Kクォリティで降ってくる(放送される)わけですから、アレもコレも録っておきたいって、コレクション熱にも力が入りますね。

伊尾喜 そうですね。全部が全部HDRというわけではありませんけど、4Kクォリティの番組(作品)が放送されているわけですから。まだ、4K UHD Blu-ray化されていなかったり、そもそもソフト化すらされていない作品も多くあるので、とにかく録っておこう! と。

鳥居 そんなに録っていつ見るの? 問題もありますけど(笑)、とにかく録っておきたい、アーカイブしておきたいっていうのは、人の根源的な欲求なのかもしれないですね。

伊尾喜 本当に! とにかく保存しておきたい、残しておきたいんです。

鳥居 それを極めたエアチェックマシンが、全自動ディーガとも言えますね。特に最近の製品を見ていると、ほぼ完成型になっていると感じます。

 ところで、伊尾喜さんは全自動録画の設定は、どのようにされていますか?

伊尾喜 録画チャンネルに関しては、うちには小さい子供がいるので、リビングの「DMR-UBX4050」にはEテレを入れています。子供が赤ちゃんだった頃に、何を見せれば泣き止むんだろうと思って、色々試したところ、Eテレが一番だった(笑)。その中でもどうやら「ピタゴラスイッチ」がツボだったようで、お気に入り作をHDDに保存してライブラリー化しています。あとは、5分枠の「プチプチ・アニメ」という帯番組があって、これは受けました! EPGでは隠れてしまうので予約も大変ですが、全自動録画しておけば、「おすすめ録画一覧」からすぐに探せますから便利ですね。未だに、懐かしいって言いながら当時の録画を見ています。

画像: ▲今回シアタールームで視聴した「DMR-4X1002」の「チャンネル録画」設定 。4K放送を全自動録画できるのが大きな特徴となる

▲今回シアタールームで視聴した「DMR-4X1002」の「チャンネル録画」設定 。4K放送を全自動録画できるのが大きな特徴となる

画像: 4K放送の全自動録画はとにかく便利の一言。放送されているドラマ作品が一覧表示できるのも、大いに仕事に役立っています

 4Kについては、「NHK BS4K」を24時間録画しています。録画モードはDR固定ですけど、約8日間残しておけるので、あとからこんな番組があったんだという発見を楽しんでいます。

鳥居 やはり4K放送の全自動録画は便利ですか?

伊尾喜 便利どころではないですね。番組は限られますが、4K/HDRに加えて、22.2chの番組もあるんです。それをディスクに焼いて「DMR-ZR1」で再生すれば、ドルビーアトモスで楽しめるんですよ。それがめちゃくちゃ面白いんです。ゴスペラーズの「響歌」という番組は、22.2chでオンエアされているんですけど、トンネルの中や歴史的建造物など、様々な場所に彼らの歌声が響いているのが、ひじょうに綺麗に聞こえるんです。そういう番組が自動で録れていて、出会うことができて、再生できて、嬉しかったです。

画像: ▲ラックの中には「DP-UB9000(Japan Limited)」と「DMR-ZR1」が鎮座している

▲ラックの中には「DP-UB9000(Japan Limited)」と「DMR-ZR1」が鎮座している

鳥居 今回、仕事部屋でもあるシアタールームに全自動録画モデルを導入してみての変化や感想はありますか?

伊尾喜 ありました! ドラマの仕事をしているので、担当以外のドラマを、仕事の資料としてパッとこの場で確認できるのはとても便利です。

 それから、SNSではよくやるんですけど、担当している作品の出演者が、他局で出た番組のネタを、ちょこっと入れてあげるんです。他番組のネタがSNSでバズっているな、元ネタはどの番組かなっていうのを、パッと見て、ああこれかと確認しながら、それを自分の番組のネタにちょっと盛り込むことがやりやすくなりました。ある意味、ニッチなんですけど、こんなニーズにもジャストミートしてくれたっていうのは、すごく有り難かったです。

鳥居 予約してなくても、後追いができるのは、全自動録画のいいところですね。

伊尾喜 あと、子供ネタが続いて恐縮なのですが、全自動録画って、ファミリー層にはとてもいい商品だと思います。放送された過去番組がいつでも呼び出せるので、アレ見たいって言われた時に、すぐに見られるんですよ。とっても喜んでいました。

鳥居 その他に、気になった、あるいは便利と思った機能はありましたか?

伊尾喜 「どこでもディーガ」は、家族で外出した際、子供がぐずった時に便利ですね。スマホを取り出して、何見たい? って聞くと、グイっと食いついてきて、すぐに機嫌が直ります(笑)。

画像: ▲「どこでもディーガ」

▲「どこでもディーガ」

 あとは、「プレビューサーチ」機能は便利でした。たまたま番組を見ながら、リモコンのサークルボタンの下を押したら出てきたんです。チャプターとかではなく、きちんと見たいシーンを選んで飛べるのがとても便利だと思いました。

 例えば、担当中のドラマのキャストが、番宣でバラエティ番組にちょこっと出た時など、なかなか見つけられないんですよ(笑)。でも、プレビューサーチを使えば、1分ごとのサムネイル(プレビュー)が表示されるので、すぐに見つけられました。

鳥居 こういう機能があったらいいなを叶えてくれて、ヘビーエアチェッカーとしては、本当に有り難いですね。加えて言えば、「次エピソード自動再生」も便利です。今までは、録画一覧に戻って1週間後の続きを探していたのが、今では画面右下にポンってポップアップが出てきて、それをクリックするだけで、次回の番組が再生されます。休日の一気見に、便利に使えますよ、ホント。

伊尾喜 あとは、マルチタスクが拡大したのもいいですね。僕の使っている全自動ディーガは少し世代が古いこともあって、同時動作の内容によっては、パッケージが再生できないこともありましたが、「DMR-4X1002」では、全自動録画中でも、4K UHD Blu-rayが普通に再生できるんです。

 今回は取材ということで、シアタールームに「DMR-4X1002」を設置しましたけど、使い勝手もいいし、全自動録画の便利さもあって、「DMR-ZR1」の出番が減っちゃいました。

鳥居 そういえば、伊尾喜さんは、全自動録画番組の再生時に、字幕表示が常にオンになっていますね。

伊尾喜 実は、いま担当しているドラマのSNSで、“今週の名言”みたいなコンテンツを作っているんです。もちろん全話の台本をもらっていますけど、オンエアだと微妙に言い回しが変わっていることがあるんです。その確認のために字幕を出していまして、本当にめちゃくちゃ仕事に使えて、便利ですよ。

鳥居 全自動録画でも、字幕データが残っているのは、全自動ディーガの特徴です。これも案外貴重なんですよね。

伊尾喜 本当に。一部の作品では、配信で字幕がないものあるので、きちんと字幕データが残っているのを見ると、ああ録画しておいてよかった、有り難いって、感謝しかないです。

鳥居 プライベートだけでなく、仕事でも大いに役立っているわけですね。

伊尾喜 はい。あと「おすすめ録画一覧」も便利ですね。今のクールの他のドラマは、どんなものがあるのかなって探す・見ることも多いので、いちいち番組表(チャンネル録画一覧)から探すよりも、「おすすめ録画一覧」を使えば、ドラマがワンタッチで一覧表示されるので、手間が省けるんです。今はドラマの製作本数が激増しているので、こういう機能は有り難いですね。

画像: ▲「おすすめ録画一覧」

▲「おすすめ録画一覧」

鳥居 続編ドラマの放送開始とか、劇場版になる時に、直前に、特番とか総集編を放送したりするじゃないですか。よほど気にしていない限り、やはり見逃す確率は高いわけです。あるいは、続編を見て、劇場版を見て、過去作が気になった時に、後からそうした特番を見直せるのは意外と便利ですよね。

伊尾喜 パッケージを作る時にも、そうした特番を入れることは多いんですけど、ああ見てなかった……ということも多くて。それが録ってあるという安心感は、また格別ですね。

4K放送の1.3倍録モードは、DR記録との差はほぼなく高画質。実用的だ

鳥居 ここからは4K放送の画質・音質のチェックをしたいと思います。もちろん、DR録画・DR保存がおススメではありますが、意外と1.3倍録や4倍録の画質はいいし、BD-Rの1層1枚に保存できる時間が長くなりますので、コレクション性は高まると思います。まずは1.3倍録を再生してみましょう。番組は、ヨーロッパの街並みを映し取った紀行ものになります。

画像: 4K放送の1.3倍録モードは、DR記録との差はほぼなく高画質。実用的だ

伊尾喜 石畳や壁のレンガが積み重なっている感じは、うまく再現されていますね。川の水面や、空のグラデーションなどは、(DR記録と)区別がつきません。

鳥居 このレベルだと、劣化ではなくて変化ですね。DR記録では少し圧縮っぽさを感じた映像が、かえって素直になった印象です。輝度の損失もないですし、元のコンテンツのクォリティをよく残しています。僕はディスク保存する際、BD-R 1枚への収まりがいいので、結構1.3倍録を使っているんです。よほど動きの激しい作品でもない限り、不満はないですね。

伊尾喜 本当にそうですね。DR記録と1.3倍録をブラインドで比較視聴したら、ほぼ分からないと思います。僕が注目していたのは、石畳や川の水面、空の感じなんですけど、それほど大きく動く箇所ではないので、精細感を保っていますし、グラデーションが破綻することもないし、よく見ても(違いは)分からなかったです。強いて言えば、1.3倍録の方は、少し色が鮮やかになるな、というぐらいです。

鳥居 次に4倍録を見てみましょう。

伊尾喜 結構、踏みとどまって(破綻が少ない)いますね。静止している部分は、ほとんど差を感じません。ただ、空のグラデーションが少し分かりやすくなった(階調が減った)程度でしょうか。これなら実用的です。

 ブルーレイのソフトを作る時のエンコードって、やはり人間の目が頼りなんですよ。マスターの画と、圧縮後の画を、シビアに見比べているので、僕は、普通の人が見ないところを見てしまう癖があるんですよね。普通の人が目のいきやすい場所でも、十二分に綺麗に映っていますし、再エンコ(再エンコード)したんだよって、揶揄したくなる感じは全くないですね。これだけ違いが分からない、元の状態を保った映像を、4倍録モードでもきちんと出してきてくれるのは、立派です。65インチでこの画が見られるんだったら、4倍録は充分にエアチェック保存に耐えるでしょう。BD-R 1枚に、紅白が2回分入りますから(笑)。

鳥居 動きの速いアニメとかスポーツなんかは、元のDR記録のままか1.3倍録で、通常のドラマや映画などは4倍録で、という感じで使い分けるといいでしょうね。

パッケージソフトの再生クォリティも高く、シアター用途でも十二分に楽しめる

鳥居 次に、4K UHD Blu-rayソフトを見てみましょう。まずは『タイタニック 25周年アニバーサリー・エディション』を再生します。

伊尾喜 いやぁ、セットの質感がすごいですね。

鳥居 本作は、3DCGの走りでもありますけど、きちんと実物大のセットを作っていますから、映像の質感は高いですね。逆に、氷山は合成っぽく感じてしまいます。

伊尾喜 そうですね、おそらく氷山はミニチュアだと思いますから、ソフトの解像度が上がった分、分かってしまうんでしょうね。それでも、セットには相当にお金をかけて作っているんだろうなというのが、改めて実感できました。パッケージソフトで、そんなところまで見えてしまうのは、ちょっとした喜びですね。

画像: パッケージソフトの再生クォリティも高く、シアター用途でも十二分に楽しめる

鳥居 音質についてはいかがでしょう?

伊尾喜 サラウンド感も充分で、太い音が楽しめました。そこは、パッケージメディアのメリットを充分に感じられるクォリティだったと思います。

――では次に『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』の4K UHD Blu-rayを見てみましょう。冒頭の列車のシーンを再生します。

伊尾喜 ほぼ暗い場面だけを見ていたんですけども、暗部の階調・ディテイルの表現には、まったく危ういものはなくて、安心して見ていられるし、きちんと4Kの画が出ていると感じました。

 音についても、しっかりと太いサウンドが出ているし、頭上を飛び交う戦闘機のエンジン音、機銃音、爆発音など、体に響いてくるところは、やはりパッケージメディアでしか味わえない魅力だし、それがきっちりと再現できていると思いました。

鳥居 そうですね、4K/HDRらしいクォリティを持った、画質と音質で再生してくれました。パナソニックらしい、「DMR-ZR1」に通ずる画を見せてくれました。

 あとは、視聴に使った有機ELディスプレイの特性もあるかもしれませんが、意外とフィルム黄金時代の、こってりした色味、コントラストの高い映像、浅い被写界深度による映像も楽しめました。80年代の3部作の色調・絵作りを意識しているというか、再現しているなと思いました。

画像: ▲「DMR-4X1002」の真価を発揮するには、HDMIの出力設定を確認しておきたい。鳥居さんのおススメは、「HLG/PQ変換設定」での「PQ変換優先」。レコーダー側でHLG信号をHDRに変換して出力してくれる

▲「DMR-4X1002」の真価を発揮するには、HDMIの出力設定を確認しておきたい。鳥居さんのおススメは、「HLG/PQ変換設定」での「PQ変換優先」。レコーダー側でHLG信号をHDRに変換して出力してくれる

伊尾喜 それは感じました。暗いシーンでは、あまり色のない、ある意味グレイッシュな世界が構築されていますが、その中でも重要アイテムである「アンティキティラのダイヤル」の、こってりと深く光らせているゴールドの発色がリッチな色味だなと感心しました。

鳥居 やはり色の再現性・再現力――階調やグラデーションなど――には、パナソニックの強みがあると感じます。

クォリティと利便性が両立し、録画と再生と保存がこの1台で完結する

――では最後に、全自動ディーガを使ってのまとめのコメントをお願いします。伊尾喜さんは、仕事部屋でもあるシアタールームへ導入しての感想もお聞かせください。

鳥居 今日テストした全自動ディーガ「DMR-4X1002」については、レコーダーという意味ではもう、ほとんど完成型になっている印象で、これ以上何を望む? という領域まで来ているように感じています。

 画質・音質に関しても、レコーダーだからと、手を抜いているところは一切ない! レコーダーのリーディングメーカーとしての矜持を感じられるクォリティに仕上がっていると感じました。エアチェッカーには、理想のパートナーと言えるでしょう。全自動ディーガを生活に取り入れることで、ドラマが好きな人、アニメが好きな人は確実にエアチェック生活の質(QOL)が上がると思います。

画像: クォリティと利便性が両立し、録画と再生と保存がこの1台で完結する

伊尾喜 まず、クォリティについて話せば、65インチの有機ELディスプレイで見て、大丈夫なんだろうか? という懸念も当初はあったのですが、結果、行けることが分かって、それは新鮮な驚きでした。現在使用しているモデルと比べても、明らかに画質は向上しているのが実感できましたし、レコーダーとして、プレーヤーとしての、基本的な進化がしっかりと続いているところに、感心しました

 4K放送の長時間モード(1.3倍録)についても、DR記録との差はほぼ感じないレベルですし、なによりBD-R 1枚に2時間収録できるのは、エアチェッカーには嬉しいところです。僕が抱いていた再エンコード(長時間モード)の概念を覆す画質が見られて、今回、新鮮な驚きが得られました。

 この部屋はホームシアターであると同時に僕の書斎でもあるので、作品をじっくり鑑賞するという用途だけでなく、資料用、保存用の映像をチェックすることも多く、相性も抜群! (導入を)前向きに考えたいです(笑)。より実りが増すということを、この3週間使って、実感させてもらいました。エアチェックの楽しさも、再生機としてのクォリティも、両方兼ね備えていると感じました。

 そうそう最後に、テレビドラマのソフト制作に携わっている人間からひとこと言わせていただくと、オンエア版と配信やパッケージ版では、音楽や映像が変わっているケースが多いんです。なので、ドラマ好きの方には、オンエア版もエアチェックしておいていただくと、好きな作品を2度楽しめると思います。

鳥居 今年はパナソニックが全自動ディーガの初号機「DMR-BXT3000」を発売してから11年になります。新たな10年目の始まりということで、全自動録画の楽しさをより味わえるような製品の登場に、今後も期待したいですね。

提供:パナソニック

This article is a sponsored article by
''.