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【麻倉怜士のCES2022レポート07】CESで話題沸騰! ソニーのEV「VISION-S」にSUVタイプが登場。モビリティ分野の新展開を責任者に直撃した
2020年のCESで発表されたソニーのEV(電気自動車)「VISION-S」。同社の先進技術を結集し、独自のCMOSイメージセンサーやToF(Time ofFlight)センサーを搭載して高度な運転支援を実現しようという提案だ。翌年のCES2021ではさらに進化し、公道を走れる車として登場した。
そしてCES2022では、SUVの「VISION-S02」をラインナップ、今年春に「ソニーモビリティ株式会社」を設立し、EVの市場投入を本格的に検討することが発表された。
ソニーはなぜ今、EV事業に前向きなのか。具体的にどんなビジョンを持っているのか。今回はVISION-S事業を牽引する、ソニー...
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北欧からの新ブランドLarsenの「Model 8.2」は、部屋の反響を活かし、透明感のある3次元的な音場が魅力のスピーカー
スウェーデン製のラーセン(Larsen)スピーカーは、手作りの伝統と斬新な技術思想を合わせ持つユニークな存在である。
Larsen
Model 8.2
¥760,000(ペア・税別)
●型式:2.5ウェイ5スピーカー・バスレフ型
●使用ユニット:ウーファー・17.7cmコーン型、ミッドレンジ・17.7cmコーン型、トゥイーター・2.6cmドーム型×3
●インピーダンス:8Ω
●感度:88dB/2.83V/m
●寸法/重量:W278×H916×D328mm/25kg
●問合せ先:ベッドフォードサウンド TEL.050(5809)8074
トゥイーターの取り付けは地球の1/4半球をカットした...
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WOWOWがハイレゾ・3Dオーディオのストリーミング再生アプリ「ωプレイヤー」を開発。本格システムで、その実力を検証した:麻倉怜士のいいもの研究所 レポート67
先日StereoSound ONLINEのニュースでお知らせした通り、WOWOWがハイレゾ・3Dオーディオのストリーミング再生に対応した「ω(オメガ)プレイヤー」アプリを開発、AURO-3DやHPL-MQAを使った配信実験を実施する。
同社では、以前からハイレゾ・3Dオーディオを使用した高精細かつ高臨場感音声サービスについて研究を重ねてきた。その様子は本連載でもたびたび紹介してきたが、今回は具体的なサービス実用化の検証としてベータテストを実施、実験に参加するモニターの募集も行われている(関連リンク参照)。
そこで気になるのが、ωプレイヤー具体的な使い方や、オーディオシステムと組み合わせた...
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劇場作からドラマ、『ライダー』『戦隊』シリーズまで。みんな大好きな映像作品を生み出し続ける「東映東京撮影所」は、知恵と工夫に溢れた空間だった(2)
東映東京撮影所の取材リポート第2弾をお届けする。第1回の木次谷所長へのインタビューでは、東映東京撮影所は仕事内容によっていくつかの組織に分かれていることをうかがった。そこで今回は、東映株式会社デジタルセンターにお邪魔し、ポストプロダクション事業と新技術を研究しているツークン研究所についてお話しを聞いている。取材に対応いただいたのは、デジタルセンターセンター長兼ツークン研究所長の葛西 歩さんと、ポスプロ事業部長の志田直之さんのおふたりだ。(編集部)
編集部注:東映東京撮影所では、一般見学は受け付けていません
潮 今回は、東映東京撮影所でポスプロ作業を担当している東映デジタルセンターについて...
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UHDブルーレイに対応したタイムシフトマシン あらゆる4Kを再生するマルチメディア機 TOSHIBA DBR-4KZ600
これは、〝全録〟のREGZA(レグザ)レコーダーに4K放送とUHDブルーレイという共に〝4K〟対応能力を与えた「4Kレグザブルーレイ」だ。レグザとしてはディスクメディアも含めて4K対応した初の仕様だ。
このDBR-4KZシリーズは、HDD(ハードディスク)容量が6Tバイトの「600」、4Tバイトの「400」、2Tバイトの「200」があり、「400」のみ2021年内の発売だ。
東芝レグザの「タイムシフトマシン」は、基本構想がパソコンを中心としてネットワーク化された大容量映像データの収集、蓄積、検索、転送といった機能を重視したシステムから出発している。それを映像趣味用としてPCを不要とし、ま...
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【麻倉怜士のCES2022レポート06】TVS REGZAが、「レグザエンジンZR α」の技術展示を開催。AIによる画像解析を初搭載した新エンジンの恩恵はどこにあるのか(後)
CES2022レポート第6回では、東芝の新映像エンジン「レグザエンジンZR α」のインタビュー後編をお届けする。映像エンジンとして初めてハードウェアによるDNN(ディープニューラルネットワーク)を搭載し、同時に処理プロセスも数倍に拡張するなど、きわめて贅沢な作りがなされたチップだ。
前回は新エンジンの狙いを中心にインタビューしたが、後編ではレグザエンジンZR αが持つ高画質機能についてより詳しく聞く。対応いただいたのは、前編に引き続きTVSREGZA株式会社 半導体開発ラボ長 山内日美生さん、先行技術開発担当 主査の杉山 徹さん、半導体開発ラボ 参事の木村忠良さん、同参事の小西秀吾さんと...
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【麻倉怜士のCES2022レポート05】TVS REGZAが、「レグザエンジンZR α」の技術展示を開催。AIによる画像解析を初搭載した新エンジンの恩恵はどこにあるのか(前)
先日お知らせした通り、TVS REGZAは1月5日からアメリカ・ラスベガスで開催されたテクノロジー見本市「CES(コンシューマー・エレクトソニクス・ショウ)2022」にブースを出展した。今回は同社の新映像エンジン「レグザエンジンZR α」を使った高画質技術のデモを行っている。
そこで本記事では同社の研究開発センターにお邪魔し、CESと同等の展示を見せてもらいながら、レグザエンジンZR αの新機能についてお話をうかがった。取材に対応いただいたのは、TVS REGZA株式会社 半導体開発ラボ長 山内日美生さん、先行技術開発担当 主査の杉山 徹さん、半導体開発ラボ 参事の木村忠良さん、同参事の...
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【麻倉怜士のCES2022レポート04】全世界が大注目! サムスンディスプレイ「QD-OLED」の詳細が分かった
CES2022では、ディスプレイデバイスの革新があった。サムスンディスプレイとLGディスプレイが、次世代有機ELパネルを発表したのである。ここではサムスンディスプレイの新有機ELパネル「QD-OLED」(サムスンはこの言い方はしていない。QD-Displayと称す)が正式にデビューした話をしよう。LGディスプレイの「OLED.EX」は別記事で。
これまで全世界のテレビメーカーの有機ELテレビには、韓国LGディスプレイ製の白色有機ELが搭載されてきたが、今後は事態が変わりそうだ。サムスンディスプレイが、新有機ELパネルQD-OLEDをデビューさせたからだ。すでに親会社のサムスンエレクトロニ...