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特集『トップガン マーヴェリック』再生大研究。強烈かつ緻密なサラウンドサウンドが凄まじい。これぞ、一体型AVセンターの頂点に位置する音だ!YAMAHA「RX-A8A」
【再生システム研究】一体型AVセンターの完成形! ヤマハRX-A8Aの空前の立体音響
基本構造からデザインまですべてを一新した新AVENTAGEシリーズのトップモデルとして、ヤマハは2021年8月末にRX-A8Aを発売した。本来なら2021年春に発売の予定だったそうだが、コロナ禍の影響を受けずれ込んでしまったという。ただ、その時間を製品の完成度を高めるために費やすことで、その成果を見事にサウンドへと結実させたのである。下位モデルの姉妹機とともにこれまでのヤマハのAVセンターで初めてセンター位置にボリュウムを配したことは印象的だ。シンプルにしてスマートな製品のイメージを打ち出しつつ、パネル...
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特集『トップガン マーヴェリック』再生大研究。絵と音が見事に一体化し、2chステレオAV再生の醍醐味を実感。スペンドールの新世代スピーカーの高度な表現力が凄い
【再生システム研究】ステレオ2chスピーカーで組む感動のAV再生の世界
英国生まれのスピーカーブランド、スペンドール。日本に紹介されてはや60年近くの時が流れた本ブランドは、やはりBBCのモニター・スピーカーと言うイメージが色濃く残る。メーカーとしてのスタートは1971年だが、創業者の一人であるスペンサー・ヒューズが開発に携わったコンパクトなLS3/5aは、ライセンス契約によって多くの派生モデルを生み出し話題を集めた製品でもある。往年のオーディオファンの中にはこのスピーカーのユーザーになった人も多いのではないだろうか。
そのスペンドールが最新のプログラムソースにフォーカスした新製品D-L...
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HDR時代のスクリーンはピークの伸びはもちろん全体のバランスが肝要です。株式会社キクチ科学研究所「加嶋幸平」さん【人が作る、AVワールド】
プロジェクターにとってスクリーンは必要不可欠な存在である。ところがホームシアターファンの入門層にはその重要性が理解できず、実にもったいない画質で鑑賞しているケースも多い。とりわけ最近注目を集める超短焦点型プロジェクターのユーザーにそうした傾向があるのはとても残念なことだ。
白い壁や白い布でも映像は映し出せるが、それではプロジェクターの潜在能力は引き出せない。スクリーンはプロジェクターが持つ自身の姿を映し出す鏡なのである。鏡なくしてお化粧は出来ないだろうし、服装のコーディネイションに全身が映し出せる鏡はマストアイテムであるのと同じで、プロジェクターの持つポテンシャルをフルに発揮できるかどう...
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音質がよくて、マルチチャンネルにも使える。ワイヤレス伝送技術「WiSA」が、さらなる進化を遂げている。その現状と今後の展開を、キーマンにインタビューした
StereoSound ONLINE読者の中には、ワイヤレス伝送技術のWiSA(Wireless Speaker and Audio)をご存知の方も多いだろう。5GHz帯域を使い、最大96kHz/24ビット、8チャンネルまでのオーディオ信号を非圧縮伝送できる技術で、海外製品ではこの技術を採用するモデルも増えているという。今回はそんなWiSAの最新事情と、同社が考える今後の展開について、WiSA TechnologiesInc. Vice President, Worldwide SalesのJames Chengさんと、WiSA Japan Country Manager 竹原茂昭さんに...
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ジブリパークの「映像展示室 オリヲン座」では、試写室・ダビングステージのクォリティを体験できる! この “夢の空間” の実現に尽力した面々に、こだわりのポイントを聞いた(後)
愛知県の愛・地球博記念公園内に開園したジブリパークが話題だ。11月1日のオープン以降、多くのファンが来場し、様々な展示を楽しんでいるという。StereoSound ONLINEではその中でも「映像展示室 オリヲン座」に着目、前編ではオリヲン座がどのように企画され、どんな風に実現されたのかについてお話をうかがった。
後編では上映システムについて、さらに詳しいインタビューを行っている。対応いただいたのはオリヲン座の企画・監修を担当したスタジオジブリの古城 環さんと田島佑輔さん、さらに現地の施工・設置を担当したジーベックスの松村 茂さん、齋藤隼人さんだ。インタビュアーはお馴染み潮 晴男さんにお...
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ジブリパークの「映像展示室オリヲン座」では、試写室・ダビングステージのクォリティを体験できる! この “夢の空間” の実現に尽力した面々に、こだわりのポイントを聞いた(前)
来る11月1日に、愛知県の愛・地球博記念公園内にジブリパークが開園する。StereoSound ONLINEでも先日その概要をご紹介したが、中でも映像展示室のオリヲン座は、映画ファンとしてその画と音を一度は体験しておくべき “夢の空間” といって間違いない。
これだけのクォリティを持った劇場はどんな風に企画され、どのようにして実現したのか。今回はそんな素朴な疑問について、オリヲン座の企画・監修を担当したスタジオジブリの古城 環さんと田島佑輔さん、さらに現地の施工・設置を担当したジーベックスの松村 茂さん、齋藤隼人さんにお話をうかがった。インタビュアーはスタジオジブリ作品を愛する潮 晴男さ...
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音楽の躍動感を引き出すこと、それが自分の本懐です。楽音倶楽部「山﨑雅弘」さん【人が作る、AVワールド】
一人の男が起業した。その男の名前は山﨑雅弘、パナソニックで音響畑一筋に歩んできたエンジニアである。彼が携わってきた製品は松下電器産業時代に手掛けたテクニクス・ブランドのチューナーに始まり、LDプレーヤー、そしてDVDプレーヤーの銘機DVD-H1000、同H2000、そしてパナソニックに社名が変わる前後に誕生したブルーレイのプレーヤーやレコーダーなど多岐にわたる。これまでに数えきれないほどの製品の設計を行なってきたわけだが、彼の真骨頂は人並み外れてこれらの音質改善に努めてきたことだ。
彼は昭和52年(1977年)の入社だから約40年をパナソニックに捧げてきたことになるが、そうした業績が認め...
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『ミーティング・ザ・ビートルズ・イン・インド』 熱心なビートルズファンに向けた、知られざる一面を捉えたドキュメンタリーだった
ビートルズがインド紀行において楽曲作りに勤しむ姿を捉えたドキュメンタリー作品である。
1968年、カナダの青年ポール・ザルツマンが自身の生き様を見つめ直すため、インド北部のリシケシュにある瞑想運動の創始者、マハリシ・マヘーシュ・ヨーギーの僧院を訪れる。そこには偶然にもビートルズのメンバーが、瞑想から新たなる活動の源を得るため僧院のバンガローに滞在していた。ビートルズの面々との出会いはややぎこちないものだったが、やがて打ち解けてジョークを飛ばしあうようになる。
本作の監督はそうした体験を持つ32年後のポール・ザルツマン(映像作家となり、エミー賞を2度受賞)。娘のデビアニ・ザルツマンに当時の...
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『ドリームプラン』ブルーレイのドルビーアトモスサウンドを、浴びるように楽しむ。ハードコートらしい、迫力ある試合をダイレクトに感じた【フィジカル万歳 01】
ネットでの動画配信が主流になりつつある昨今、でもホームシアターで楽しむならフィジカルメディアの魅力も忘れたくない。実際に、ビットレートの有利さや細かな仕様、特典などでそのメリットを感じることも多いはず。本連載では、そんなディスクメディアを愛する方々に、ご自宅のシアターで気になる作品を体験してもらい、その楽しさを紹介していく。第一回はスポコン作品を愛する潮晴男さんお薦めの一本だ。(StereoSound ONLINE編集部)
貧困や人種差別・偏見を乗り越えて、二人のスーパーテニスプレーヤーを育て上げた実話の映画化である。
スポーツを題材にしたハリウッド作品はたくさんあるが、野球やアメフト、...
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“谷村新司の、魂のこもった声が聴きたい” という想いを形にしたレコードだ。新たに録音された “時代を超えた声の魅力” が、今まで見えてこなかった音の世界を拓いてくれる
谷村新司の作品を数多く手掛けるステレオサウンド社から、また新しいアルバム「谷村新司Ⅲ」がリリースされた。
この作品は、2017年に谷村新司が歌手生活45周年を記念してリリースしたアルバムの中から往年の名曲8曲を選りすぐった構成となっているが、その全曲が約30年ぶりに谷村新司が新たにレコーディングした音源を使った初のアナログレコードであるという点がこれまでとは異なっている。
谷村新司III(LP) ¥8,800(税込)
●品番:SSAR-069●仕様:33 1/3回転、180g重量盤
●企画・販売:株式会社ステレオサウンド●制作・発売:ユニバーサルミュージック合同会社
<収録曲>
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スーパースター “エルヴィス・プレスリー” の光と影を描き出す、音楽ファン必見の一作。全編ロックンロールが鳴り響くような音響演出を楽しみたい
スーパースター “エルヴィス・プレスリー” の生い立ちからスターダムにのし上がるまで、そして晩年のラスヴェガスでの公演をモチーフに描いた作品である。監督のバズ・ラーマンが丹念にエルヴィスの足跡を辿り、彼に大きな影響を及ぼしたトム・パーカー(トム・ハンクスが好演!)との愛憎が見事に描き出されている。
それにしてもバズ・ラーマンの眼力には恐れ入った。ハリウッドには確かに優秀な人材が集まっているが、エルヴィス役に抜擢されたオースティン・バトラーの演技の素晴らしいこと。エルヴィスを少し優男にしたような風貌ながら、歌唱力とステージパフォーマンスは観るものを釘付けにする。60年代以前の歌唱はオーステ...
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電源ノイズ対策に価値ある一台!アイソテック「V5 AQUARIUS」「V5 TITAN」
音質だけでなく映像のS/N改善にも。
オーディオビジュアル機器の生命線である電源。日本の場合、壁面に設置された商用電源のコンセントから100Vの電力を供給すれば機器は動作する。しかしながらオーディオビジュアル機器への給電は、ままならないことが多いのも事実だ。深夜帯は安定する電圧も夕方になると下降するケースもある。加えて問題となるのが、ノイズである。照明器具やエアコン、さらにはパソコンなど家庭内にあってもノイズ源はいたるところに存在する。とりわけ厄介なのがインバーター装置を持つ照明器具やエアコンである。また集合住宅では、自宅だけ気を付けていてもよそからノイズが舞い込んでくることもある。
そ...