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メーカー別最新4K/8Kテレビラインナップ③『パナソニック ビエラ』。ライバルを圧倒する高画質に加えて転倒防止スタンドの安心感を強く訴求
画質を追求した高級機は「有機ELテレビ」、見やすさ(特に明るさ)と求めやすさ(価格)をバランスさせたスタンダード機は「液晶テレビ」という明確な方針を打ち出しているパナソニックの4Kビエラ。今年のラインナップでもその考え方に変わりはない。
群を抜いた高画質が魅力のGZ2000
まず有機ELだが、独自設計パネルに、駆動回路、色調制御に至るまで専用に開発した最高峰、GZ2000シリーズ(2019年7月発売)を継続販売として、汎用パネルながら、映像エンジンに新機軸を投じて、画質に磨きをかけたHZ1800/HZ1000のふたつの新シリーズが加わるという構成。2シリーズの違いはスピーカーシステムの違...
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メーカー別最新4K/8Kテレビラインナップ ②『TCL』。世界第2位のテレビメーカーがQLED液晶で日本に本格進出する。+TCL JAPAN ELECTRONICS 社長インタビュー
世界第2位のテレビメーカーとなった中国、TCL。同社では、QLEDという量子化ドットを使ったバックライトを装備する液晶テレビ、65X10を旗頭に7モデルで現在展開中だ。その65X10はQLED液晶の搭載のほかにも、ドルビーアトモス対応のサウンドバースタイルの音響システムも特徴とするスタイリッシュな4K対応テレビだ。 ラインナップとしてはC8シリーズ2モデル(65/55インチ)、P8S/Bシリーズ4モデル(65/55/50/43インチ)を擁する。いずれもVA液晶を採用した4K対応テレビとなっている。なお、ここで紹介する全7モデルともBS/CS4Kチューナーは非内蔵。 同社では、下記の藤原陽...
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メーカー別最新4K/8Kテレビラインナップ①『LG』。初の8Kから、4Kモデルまで全11機種!有機ELの盟主らしい豊富な製品群だ
現在、世界で唯一、大型有機ELパネルを量産するLGディスプレイを傘下に収めるLGエレクトロニクス。当然ながら、有機ELテレビのラインナップの充実ぶりでは他社を圧倒し、8Kチューナー内蔵の8K有機ELテレビ(88/77インチ)もいち早く製品化した。
4K有機ELテレビについても、付属の壁掛けガイド(取り付け金具)で、壁面にスッキリ設置できる分離型モデル、WX(65インチ)ラインを筆頭に、通常設置に加えて、隙間なく壁掛けできる一体型モデルGXライン(65/55インチ)、4Kとして幅広いサイズを揃えた画質重視の標準モデル、CX(77/65/55/48インチ)、そして液晶テレビからの買い替えを想...
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【HiVi名作選】スピーカーシステム フォーカル「STELLA UTOPIA EM」(HiVi2010年12月号)
オーディオやオーディオビジュアルの世界は日進月歩。次々に新しい技術やそれを搭載した新製品が登場し、入れ替わりも早い。だが同時にそれらは、常に時代の最先端を走っているモデル達でもあり、思い出に残る製品ともいえる。このシリーズでは、弊社出版物で紹介してきた名機や名作ソフトに関連した記事を振り返ってみたい。
電磁石を内蔵した大型ウーファーに注目
圧倒的な存在感を持つ、ユートピアの最高峰
1980年、ジャック・マユールによってフランス中部のサンテティエンヌに設立されたフォーカル社。同社が手がけるドライバーユニットの優れた品質、信頼性の高さは、エンドユーザーはもとより、世界のスピーカーメーカーの間...
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名盤ソフト 聴きどころ紹介13/『安全地帯 ベスト第2弾』、『玉置浩二 ベスト』 Stereo Sound REFERENCE RECORD
昨今、テレビ放送やインターネット上で「歌のうまい歌手ランキング」といった類の調査が行なわれ、その結果が注目を集めているようだが、そこに必ずといっていいほど名を連ねるのが、人気バンド、安全地帯を率いる玉置浩二だ。
「歌唱力、声量、表現力と、すべてにおいてトップクラス」、「優しい中に、どこか官能的な響きを持つ声も悩ましい」、「変幻自在の歌声は天性のもの」などなど、彼の歌声の評判をちょっと検索すると、その歌唱力を絶賛する意見が続々とみつかる。
もちろん私自身、彼の歌の上手さは前々から認識し、贔屓の曲も少なくないが、彼のキャラクターと言うか、人柄に魅せられ、より積極的に向き合うようになったきっか...
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フランスを代表するスピーカーメーカー「FOCAL」より、 新開発の振動板「Slatefibercone」を搭載した注目のエントリーモデルを試聴!
重厚かつ堂々とした音を愉しめる
フランスを代表するスピーカーメーカー、フォーカル。設計を担当する技術部門と、実際に製品を仕上げる工場をフランス国内の同一施設内に擁し、ユニットからエンクロージャーまで、独自の技術による一貫生産にこだわる数少ないメーカーである(エンクロージャーはフランス国内別工場で生産)。
こここで紹介するCHORA(コーラ)シリーズは2019年の秋に発表された新たなエントリーラインのモデルであり、もちろん開発、生産ともにフランス製。4年以上の研究を重ねて開発した振動板「Slatefibercone」(スレートファイバーコーン)をミッドレンジとウーファーに投入した意欲作だ。...
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本格派4Kプロジェクター JVC LX-NZ3 光出力3000ルーメンのパワーで、HDRコンテンツを存分に楽しめる
JVCのプロジェクターと言えば、独自の反射型液晶パネル、D-ILAデバイスによる3板式モデルというイメージが根強い。このデバイスの画質面の優位性は誰もが認めるところだが、光学回路が複雑なこともあって、どうしても本体が大きくなりやすく、コストダウンにも限界がある。
そこで昨年、家庭用DLPプロジェクター、LX-UH1を製品化し、ユーザー層の拡大を図ったわけだが、本機はUH1の上級機として開発されたDLPプロジェクターの第二弾。レンズを含む光学回路、信号処理ともにJVCの独自設計で仕上げられた本格派4Kプロジェクターである。
1.6倍ズームの投写レンズはオールガラス仕様、上下60%、左右23...
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名盤ソフト 聴きどころ紹介9/『Dialogue Miki Imai Sings Yuming Classics/今井美樹』 Stereo Sound REFERENCE RECORD
以前から今井美樹が憧れ、慕っていた荒井由実/松任谷由実(ユーミン)の楽曲をカバーしたアルバム、『Dialogue』のCDがリリースされて早6年。この企画が持ち込まれた時、ユーミンへの思いが強すぎて、彼女は戸惑い、躊躇したという。ちょうどその頃、夫である布袋寅泰とともにロンドンへの移住が決まり、50歳という節目を迎えたこともあり、「このタイミングであれば……」と、制作を決意したのだそう。
レコーディングはロンドンで行なわれ、編曲、サウンドプロデュースは、ジャミロクワイやビョークを手がけてきたサイモン・ヘイルが担当。集まったミュージシャンもおのずと全員外国人となり、サイモンも含めてユーミンの...
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シャープ8T-C60BW1、2K・4K放送を見応えある8Kで鮮やかに再現
8K/4Kチューナー非内蔵の8Kテレビ、AW1の後継となるBW1シリーズの60型モデルだ。今回はサイズラインナップの拡充(70型の追加)に加え、4Kダブルチューナーを内蔵し、8Kについては外部入力で対応する(HDMI2.1に対応予定)。2K、4Kコンテンツを8K変換して楽しむ8Kレディのテレビというコンセプトだ。
映像エンジンは新開発のMedalist(メダリスト)Z1。既存の8Kテレビ、AX1の回路を集約、ブラッシュアップさせたものだが、今回は色補正の3Dルックアップテーブルに肌色専用の調整軸を追加。より高度な補正により、色再現を追い込んでいるという。
VA液晶と直下型LEDバックライ...
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EPSON EH-TW7100 プロジェクターの4K入門最適機レビュー
エプソンの家庭用プロジェクター、ドリーミオの4Kプロジェクター入門機だ。TW7100とTW7000の2ラインからなり、上位モデルのTW7100は光学回路にコントラスト補償板が組み込まれ、ダイナミックコントラストは10万:1をクリア(TW7000は4万対1)。さらに、ステレオスピーカー(10W)も内蔵していることがTW7000との違いだ。
フルHD仕様の透過型高温ポリシリコンTFT液晶パネル(0.61型)を3枚配置(RGB用)し、独自の4Kエンハンスメントテクノロジーにより高画素化を実現するという表示方法は上級機のEH-TW8400からそのまま受け継いだもの。
これはフルHDの映像データを...
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“躍動のDELA” N1シリーズの新世代機とオーディオ用スイッチングハブ登場
確かなクォリティと快適な操作性を追求し、各方面から高い評価を得ているデラのミュージックライブラリー、N1シリーズ。筐体構造や電源回路に物量を投じた上級モデルN1Zと、フルサイズコンポーネントとの組合せを想定したスタンダードモデル、N1Aの2ラインの構成で、サポートする音楽ファイル形式や基本機能も変わらない。
前面パネルに大型の主電源スイッチ、有機ELディスプレイを配置した外観は、オーディオコンポーネントそのもの。しかも各種設定や動作状況、曲名、フォーマット、ストレージの残量などが日本語で表示され、その時の動作状況がひと目で把握できる。
実動作時の信頼性の高さも大きな魅力だ。例えば、リンの...
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本物の8Kクォリティを魅せる LGエレクトロニクス「88Z9PJA」
今年の6月、国立新美術館で開催された「LG SIGNATURE Gallery in TOKYO」でお披露目され、9月に正式発表となった88インチ8K有機ELテレビ、88Z9PJAの正体が明らかになった。
LG
OLED 88Z9PJA
オープン価格 (実勢価格330万円前後、受注生産)
●解像度:水平7,680×垂直4,320画素
●内蔵チューナー:地上デジタル×3、BS/110度CSデジタル×3、4K BS/110度CSデジタル×1
●接続端子:HDMI入力4系統、デジタル音声出力1系統(光)、LAN1系統、ほか
●寸法/質量:W1,961×H1,456×D281mm/104kg
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