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名盤ソフト 聴きどころ紹介34/「小椋佳」Stereo Sound REFERENCE RECORD
小椋佳の声の神髄が引き出されたこだわりのSACDとアナログレコード登場
小椋佳。叙情性に富んだ繊細なメロディと心に深く響く歌声。そしてていねいにつづられた歌詞のもつ陰影と、彼は歌い手であると同時に、一言一言、細やかな心遣いをもって言葉を紡ぐ吟遊詩人と言っていいかもしれない。
ここで紹介する2作品は、デビューから50年を数え、現在公演中のコンサートツアーを最後に第一線から退く、小椋桂の名曲の中から、ステレオサウンド社がオリジナルでセレクトした15曲を収めたSACD+CDの2枚組と、同10曲収録のアナログレコードである。
収録楽曲は、NHKホールでの初コンサートを収めた『遠ざかる風景』(19...