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オーレンダー「N150」、「N20」がHiViベストバイのネットワークトランスポート部門1位独占。評価のポイントを解き明かす
「HiViベストバイ」ナンバーワンモデルの実像
ネットワークトランスポート部門 第1位 N150、N20
オーレンダーの勢いが止まらない。昨年夏に発売された、CDリッピングシステム搭載のサーバーシステムACS10とACS100に続き、今年に入ってネットワークトランスポートのN150とN20がデビュー。こうした矢継ぎ早の製品投入に、このカテゴリーにおける同社の先駆者としての自信と矜持を感じるのは、私だけではないだろう。
ACS100やACS10、あるいはA30と、Nシリーズとのもっとも大きな相違点は、大雑把にいえばCDリッピング機能の有無だ。これまで愛聴し、貯まってきたCDを音楽ファイルデ...
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ステレオサウンド オリジナルソフトの魅力を語る。名盤ソフト 聴きどころ紹介38/『ブリテン:戦争レクイエム』『メンデルスゾーン:交響曲第3番《スコットランド》』
この4月6日、ステレオサウンドから新たに「名盤コレクション」のクラシック作品が一挙5タイトル、リリースされた。いずれもSACD+CDという2枚組の体裁で、ハイブリッド式を採らなかったところに音質への配慮が感じられる。その中からここでは『メンデルスゾーン:交響曲第3番<スコットランド>、他』と『ブリテン:戦争レクイエム』の2タイトルを紹介しよう。
これこそ、デッカ黄金時代の音。豊穣たるオーケストラサウンドに酔う
最初に、この2枚のデッカ盤に共通した重要点ふたつを記しておく。それは、録音エンジニアに巨匠ケネス・ウィルキンソンが携わっていることだ。オーケストラの細部をマルチマイクで収録するので...
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超短焦点プロジェクターの価値を高める頼もしい相棒となる!エリートスクリーン「ケストレルテンション2CLR」
本機は、超短焦点プロジェクター専用設計の電動立上げスクリーンで、両サイドからワイヤーで引っ張るタブ(サイド)テンション構造付きがセールスポンイト。高い平面性を確保することで、超短焦点プロジェクターでとかく問題視されることの多い歪みをスクリーン側で少しでも緩和できるよう配慮された設計だ。
エリートスクリーン社は、米カリフォルニア州に本社を置き、全世界への販売ネットワーク構築、欧州とアジアにサテライトオフィスを持つプロジェクター用スクリーンの専業メーカーである。ちなみに販売は直販体制で、価格には配送費(126インチ以上)も含まれており、保証期間を2年としているところも頼もしい。
では実機を見...
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名盤ソフト 聴きどころ紹介36/『クロスオーバー黄金時代 1977〜1987 FUSION』Stereo Sound REFERENCE RECORD
私がもっとも愛して止まないメディアがアナログレコードであることをHiVi読者ならば先刻ご存じのことと思う。そんな私が自分の名前を冠したレコードを出せることになったのだから、これはもう望外の喜び以外の何物でもない。
ことの発端は、2021年夏頃の話。ステレオサウンド社のソフト担当者から「小原さん、クロスオーバー黄金時代のLP出しませんか?」と連絡がきたこと。クロスオーバー黄金時代とは、2019年3月に同社からリリースされた、当方監修のクリティクス・シリーズSACDハイブリッド盤『クロスオーバー黄金時代1977〜1987 FUSION』のこと。無論断る理由などなく、私はふたつ返事で「是非!」...
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ダイナミックオーディオ5555の「H.A.L.I」で、オーディオ再生芸術のカタルシスを味わう! ウェストミンスターラボ「Quest」&「Rei」が、見事にその世界を描き出した
ハイエンドオーディオの世界には、「泣く子も黙る」という存在がいくつかある。東京・秋葉原の老舗専門店 ダイナミックオーディオ5555の7F、通称「川又ルーム」と呼ばれる「H.A.L.I」(HIEND AUDIO LABORATRY I)はそんなひとつで、マニア 垂涎の聖地といってよい。その部屋で話題の英国製ハイエンドブランド、ウェストミンスターラボのセパレートアンプを聴いてみませんかというお声が掛かり、寒空をいそいそと出掛けた次第である。
H.A.L.Iにお邪魔するのはほほ10年ぶりだ。部屋の主によって巧みに統制されたシステムが整然と居並ぶ様は壮観そのもの。日本音響エンジニアリングのHyb...
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イヤーメンのHiVi冬のベストバイ1位の2モデル、ヘッドホンアンプ「TR-Amp」、D/Aコンバーター「Tradutto」の音像に迫る
HiViベストバイ2021冬にて、DAC部門とヘッドホンアンプ部門で1位を獲得したブランドがEARMAN(イヤーメン)だ。2019年に始動したこの新進気鋭ブランドはどんな点を評価されたのか。小原由夫さんにその魅力をひもといていただいた。(HiVi編集部)
ヘッドホンアンプ部門Ⅰ(20万円未満)第1位
TR-Amp
オープン(実勢価格4万1,800円前後)
●定格出力:2.5V/400mW以上(16Ω)、3.4V/350mW以上(32Ω)
●接続端子:デジタル音声入力1系統(USBタイプC)、アナログ音声出力1系統(RCA)、ヘッドホ出力2系統(6.3mm、3.5mm、同時使用可)、充電用...
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色再現と立体感に魅了された!QLED+Mini-LED液晶テレビで最新ネット動画作品を満喫する TCL「65C825」
TCLのテレビを視聴取材するのは、私自身2回目になる。今回の65C825は、前回チェックした55C825と同じ仕様のQLEDパネルを採用した大型機だ。同社は世界第2位の液晶テレビ出荷台数を誇る中国の大手家電メーカーで、QLED+Mini-LED機は今後の主力となるモデルである。
パネル形式は前述の通り、量子ドット技術を採用したQLED/倍速駆動VA式で、4Kチューナー内蔵のAndroid TVとなる。ディスプレイ直下に配した数千個のMini-LEDバックライトをローカルディミング制御している点が見逃せない一大フィーチャー。HDR/HLG/ドルビービジョンなど、4Kコンテンツ対応力も抜かり...
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鮮やかかつパワフル。QLEDパネルの高い実力を実感 TCL 55C825
世界第2位のテレビ生産量を誇る中国の大手家電メーカーTCLが、日本市場に向けて今後積極的に攻勢をかけていく由。今回はトップエンド機55C825を視聴した。
まずは本機のおおまかなアウトラインを見ていこう。55C825は、4Kチューナー内蔵のAndroid TVで、パネル形式は量子ドット技術を採用した、いわゆるQLEDタイプの倍速駆動VAパネルである。技術的な注目点は、ディスプレイ直下の数千個のMini-LEDバックライトをローカルディミングで制御している点だ。HDR/HLG/ドルビービジョン対応と、4Kコンテンツに対する適合力をほぼフルスペックで満たしていながら、実勢価格はなかなかの値頃...
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名盤ソフト 聴きどころ紹介28/『ストラヴィンスキー:バレエ《春の祭典》』 Stereo Sound REFERENCE RECORD
自他ともに認めるオーディオファイルならば、『ハルサイ』の1枚や2枚は当然お持ちだろう。お前はどうなんだって? 自慢じゃないが、CD/LP、さらにBOX物を織り交ぜたら、優に100枚は超えると思う。大好きなのである。
そんな『ハルサイ』崇拝者の私でも、ステレオサウンドからこのLPリリースの情報が入った時はいささか興奮した。CDで愛聴していたゲルギエフ指揮キーロフ管(現マリインスキー劇場管)の演奏だからである。
私は長い間、ショルティ指揮シカゴ響のデッカ盤こそが最高の『ハルサイ』と信じてきた。その米オリジナル盤とXRCD、そしてステレオサウンドのSACDさえあれば、ここぞというオーディオ的場...