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パナソニックの「ウォールフィットテレビ」は、テレビに革命を起こす! 4K無線伝送が拓くライフスタイルの変革に期待する:麻倉怜士のいいもの研究所 レポート85
9月上旬にドイツ、ベルリンで開催されたIFA 2022のパナソニックブースで注目を集めた展示が、部屋のレイアウトに縛られないコンセプトを提案した「ウォールディスプレイ」だ。同社が培ってきた4K無線伝送技術を活用し、テレビを様々な制約から解放する提案という。そして先般、そのコンセプトが、ウォールフィットテレビ「LW1」シリーズとして日本で正式にリリースされた。
今回の連載では、ウォールフィットテレビの開発担当者であるパナソニック エンターテインメント&コミュニケーション株式会社 副社長執行役員ビジュアル・サウンドビジネスユニット長 阿南康成さんと同 技術センター 中澤 攝(おさむ)さん、同...
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パナソニックの有機ELテレビがヨーロッパで人気。その秘密をビジネスユニット長の豊嶋氏に聞いた:麻倉怜士のいいもの研究所 レポート26
パナソニックのOLED(有機ELテレビ)が欧州でも好調だという。最新モデルの「GZ2000」シリーズも、3つのHDR(HDR10/HDR10+/Dolby Vision)に対応するなど、必要にして充分なスペックを誇っている。麻倉さんは、先日開催されたIFA2019の会場で、そんなパナソニックのテレビ事業について、新しくアプライアンス社 スマートライフネットワーク事業部 ビジュアル・サウンド ビジネスユニット長に就任した豊嶋 明氏にお話を聞いていた。今回はその内容をお届けしたい。(編集部)
麻倉 今日はよろしくお願いいたします。豊嶋さんは今年4月から今の役職に就かれたそうですね。まずは豊嶋...
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【麻倉怜士のIFAリポート2019】その17:テレビデザインのバラエティがIFAの華。今回気になったモデルをまとめて紹介 (前)
今やテレビは、デザインのプラットフォームだ。薄くても、フレームが極小でも、いやだからこそ、「デザイン」「アート」を切り口に新しい形、色、コンセプトの液晶、有機ELテレビが、IFAの華だ。そこでIFA会場で私の心の琴線に触れたデザインテレビをご紹介しよう。
三星電子、Samsung Electronicsのデザインテレビ「Serif」 とアートギャラリーテレビ「The Frame」
「テレビはデザイン」であると最初に喝破したのが、サムスンエレクトロニクスだ。デザインテレビの元祖であり、むしろ「画質よりデザイン」という色合いが濃いメーカーだ。
ふたつの系列があり、ひとつが「Serif」TV。...
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【麻倉怜士のIFAリポート2019】その16:遂に揃った8Kエコシステムの全貌……。シャープ喜多村和洋・グローバルTVシステム事業本部長に聞く
シャープは5日のプレス・カンファレンスで、「8K・エコシステム」の完成を高らかに宣言した。しかも120型という1枚パネルのディスプレイとしては世界最大の8Kディスプレイを展示。大いに話題を呼んだ。それらの狙いをシャープ・グローバルTVシステム事業本部長 兼 欧州代表 喜多村和洋氏に聞いた。
麻倉 わが家は8Kの80インチ「8T-C80AX1」を導入させていただき、1.8Hで近接視聴を楽しんでいます。シャープさんは欧州でも8Kテレビを発売されていますが、反響はいかがですか?
喜多村 欧州は日本と同じで、画質に対する要望が強いですね。わたしどもはお客さんを調査して、現地の皆さんが好まれる映像...
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【麻倉怜士のIFAリポート2019】その15:ソニー・企画ブランディング部門長 黒住吉郎氏にニアフィールドパワードスピーカー 「SA-Z1」と「360 Reality Audio」の狙いを聞く
IFA2019のソニーブースでは、ふたつのアイテムが大きな注目を集めた。ニアフィールドパワードスピーカー「SA-Z1」と、ハイレゾ音源を音場感豊かに楽しむ「360 Reality Audio」だ。今回はソニーホームエンタテインメント&サウンドプロダクツ(株)V&S事業部 企画ブランディング部門長の黒住吉郎氏に、両モデルの狙いを聞いた。
麻倉 「SA-Z1」は音がよい。音場感も豊かで、音の流れがとてもなめらかです。この製品が画期的なのは2点あって、ひとつはヘッドホンユーザーの目をスピーカーに向けるということ。そしてもうひとつは、アクティブというジャンルは、日本では民生用のハイエンド製品とし...
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【麻倉怜士のIFAリポート2019】その14:通信とオーディオが合体すると、どんな製品が生まれるか?
ソニーのプレス・カンファレンスの主役は石塚茂樹氏。エレクトロニクス・プロダクツ&ソリューション事業担当が肩書きだが、B to BからB to Cまですべての領域を見ているスーパー専務だ。彼が今、オーディオ部隊に指令を与えているのが、「通信と融合したオーディオ製品を開発せよ!」だ。
ソニーは古くはウォークマン、コンパクトディスク、近年はハイレゾ、さらには、360 Reality Audioの提案と、オーディオの進化を新しいアイデアで牽引してきたが、石塚氏が見るところ、まだまだ通信はオーディオと融合していないし、オーディオも通信を上手く取り込んではいない。石塚氏は言った。
「スマホのエクスペ...
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【麻倉怜士のIFAリポート2019】その13:革命的なニアフィールド+アクティブスピーカー「SA-Z1」をソニーが開発。テクノロジー編(続編)
ニアフィールド・アクティブパワードスピーカー「SA-Z1」のソニーが定めたターゲット顧客はパーソナルなオーディオラバー。彼らに、これまでのような“大きなスピーカー+大きなアンプ”という組み合わせでなく、机上設置で、コンパクトで高品位なアクティブスピーカーを提供すれば、「解像度+音場」の魅力に目覚めてくれるはず……とした。
そこで投入した技術を3つ述べよう。
①デジタル+アナログのハイブリッド内蔵アンプ
デジタルアンプは小型、高効率、発熱極小なので、スピーカー内蔵に向いているが、大出力時(大電圧もしくは大電流)に誤差成分が生じる。そこでアナログ信号の理想波形で較正する。
パワー半導体素子に...
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【麻倉怜士のIFAリポート2019 まとめ】ヨーロッパのテレビ市場でも、8Kは着実に認知されている。その最新事情を詳しく紹介する
【麻倉怜士のIFAリポート2019】その1:私の9回目のIFA取材が、いよいよ始まる。先進的で勇ましい、日本のスタートアップ企業の取り組みを含め、最新情報をお届け - Stereo Sound ONLINE
IFA2019が開幕する。
私のみるところ、1月のCESはイノベーションショーだ。世界から注目の新技術が集結する。しかし、それがすべて製品化されるとは限らない。それはIFAに来て初めて分かる。私は今回でIFA取材が9回目。毎年、新しい製品の登場に目を見張っている。今年も大いに期待できよう。
昨年は出展者数が1,814、ビジター総数が245,000人という超特大の国際見本市だ。CESと...
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【麻倉怜士のIFAリポート2019】その12:シャープ 肩乗せスピーカー、日本では大ヒットの情報あり。シャープのオーディオ復活の先達になる資格は充分
IFAのシャープブースに、肩乗せスピーカー、サウンドパートナー「AN-SX7」や「AN-SS1」が展示してある。係員に聞くと「麻倉さん、これからヨーロッパで売り出しますが、実は日本で大ヒットしているのです。肩乗せ分野でシェアが自社調べで70%以上になったこともありました(月/週単位で)」。
びっくりである。サウンドパートナーはソニー、ボーズ、JBLなどの同様な製品が出た後に登場したが、私の聴くところ、特にAN-SX7はひじょうにクォリティが高い。そのことが市場で正しく評価されたのだろう。
2018年10月より軽量タイプAN-SS1が、2019年3月から高音質タイプのAN-SX7が発売され...
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【麻倉怜士のIFAリポート2019】その11:革命的なニアフィールド+アクティブスピーカー「SA-Z1」をソニーが開発。試聴インプレッション付きでお届けする
これまで「デスクトップ・オーディオ」というと、それなりの音で、小さな音場を箱庭的に愛でるオーディオ環境とされ、大きな音場が確保できないから、しかたなく机の上に小さなスピーカーを置いて聴いているというセカンドベストなイメージだった。だが、その概念は革命的に変わろう。ソニーのハイエンドオーディオが渾身の技術と努力とこだわりを注入して開発したニアフィールドパワードスピーカー「SA-Z1」がデビューしたからだ。
ソニーブースには、本機のための特別な試聴室が設けられている。ひじょうにS/Nがいいその部屋で聴いたSA-Z1は、2チャンネルスピーカーの空間音としては、これまで聴いたこともないような正確...