執筆陣
【麻倉怜士のIFAリポート2019】その17:テレビデザインのバラエティがIFAの華。今回気になったモデルをまとめて紹介 (前)
今やテレビは、デザインのプラットフォームだ。薄くても、フレームが極小でも、いやだからこそ、「デザイン」「アート」を切り口に新しい形、色、コンセプトの液晶、有機ELテレビが、IFAの華だ。そこでIFA会場で私の心の琴線に触れたデザインテレビをご紹介しよう。
三星電子、Samsung Electronicsのデザインテレビ「Serif」 とアートギャラリーテレビ「The Frame」
「テレビはデザイン」であると最初に喝破したのが、サムスンエレクトロニクスだ。デザインテレビの元祖であり、むしろ「画質よりデザイン」という色合いが濃いメーカーだ。
ふたつの系列があり、ひとつが「Serif」TV。...
執筆陣
LGが、世界初の8K対応有機ELテレビ「OLED 88Z9PJA」を発表! 本日から、市場想定価格¥3,300,000前後で受注を開始する。納期は3ヵ月前後の見込み
LGエレクトロニクス・ジャパンでは、世界初の8K対応有機ELテレビ「OLED 88Z9PJA」を日本で発売する。市場想定価格は¥3,300,000前後で、本日(9月13日)より受注を開始する。納期は受注から3ヵ月前後(受注生産状況によって変動する場合もある)。
88Z9PJAは、同社のプレミアムブランド「LG SIGNATURE」にラインナップされるモデルだ。同社は2013年に初めて大型有機ELテレビを発売して以来、このジャンルを牽引してきた。
今回の「OLED 88Z9PJA」は、技術的に難しいとされてきた、8K有機ELパネルを搭載した製品で、世界で唯一大型有機ELパネルを量産できるL...
執筆陣
【麻倉怜士のIFAリポート2019】その7:なぜソニーはヨーロッパのプレミアム市場で有機ELナンバーワンになったか。
最近、中国・広州のLGディスプレイ有機EL工場に出張する機会があり、そこで意外な話を聴いた。
中国の有機EL市場には、多くの中国メーカーや韓国メーカーが群がっているが、なかでも日本のソニーと中国のスカイワースの二社が抜きん出ているという。スカイワースは、当初から有機ELにひじょうに力を入れていた深センのメーカーで、そのポジションは当然という気がするが、ソニーの有機ELテレビが高く評価されているのは、誇らしい。
実はヨーロッパ市場でも、ソニーの有機ELテレビはひじょうに評価が高い。55型の1800ユーロ以上の、いわゆるプレミアム市場で30%以上、65型の同じく2500ユーロ以上の市場で40...
執筆陣
【麻倉怜士のIFAリポート2019】その6:LGの48型4K有機ELディスプレイを見た。リビングだけでなく、すべての部屋に有機ELテレビを置く時代がやってくる
LGディスプレイは、IFAの新パビリオン27館で、ごく限られた関係者向けに新製品を公開。それが48インチの4K有機ELだ。
撮影禁止なので、残念ながらパネル製品の写真はないが、昨秋から話題になっていた小型有機ELディスプレイが、遂に完成したことはいろいろな意味で意義深いことだ。今、4Kは現状は77、65、55インチだが、これに48インチが加わることで、マーケティング的にも、テレビスタイル的にも、有機ELの新しい時代を迎えることになる。
これまでは有機ELはプレミアムテレビとして大型化を追求してきたが、今後は、パーソナル化がテーマになる。一家に一台有機ELテレビから、すべての部屋に有機EL...
執筆陣
【麻倉怜士のIFAリポート2019】その4:有名映画監督が要求した「Filmmaker Mode」の真意。UHDアライアンスの新提案は、映画ファンに喜ばれるだろう
「テレビで映画を見る時には、テレビの動き補間機能をオフにしよう」とのトム・クルーズのメッセージが業界を動かした。
ドルビー、パナソニック、サムスン、ユニバーサル、ワーナー・ブラザースなどのスタジオ、家電メーカー、技術企業など約40社からなるUHDアライアンスが、「フィルムメーカーモード」をIFA開幕直前に発表。組織としては存在するが、目立った成果がなかったUHDアライアンスとしては、初めてのヒット提案といってよい。
トム・クルーズが言うように、24コマを60コマにフレーム補間した映像は動きの部分でまるで宇宙遊泳しているような不自然な浮遊感になるので、私は原則として映画はオリジナルの24コ...
執筆陣
4K放送の裏番組録画もできる有機ELテレビ2モデルが、フナイから登場。7月20日に全国のヤマダ電機で発売される。4K液晶テレビも6モデルをラインナップ
船井電機から、4K有機ELテレビと4K液晶テレビの第3世代ラインナップが発表された。今回のラインナップは以下の通りで、すべて7月20日に発売される。これまで通り全国のヤマダ電機での独占販売となり、市場想定価格は当日店頭で発表される。
<4K有機ELテレビ>
FE-65U7020 (4Kチューナー×2、1TバイトHDD内蔵)
FE-55U7020 (4Kチューナー×2、1TバイトHDD内蔵)
<4K液晶テレビ>
FL-55U4120 (4Kチューナー×2、1TバイトHDD内蔵、倍速パネル搭載)
FL-49U4020 (4Kチューナー×2、1TバイトHDD内蔵)
FL-43U4020 (4K...
執筆陣
東芝の4K有機 EL レグザProの発売日が決定。「X930」シリーズは7月10日、「X830」シリーズは6月26日
東芝映像ソリューションから、4K有機ELレグザPro「X930」「X830」シリーズの発売日が発表された。
65X930 ¥550,000前後(税別)、7月10日(水)
55X930 ¥350,000前後(税別)、7月10日(水)
65X830 ¥500,000前後(税別)、6月26日(水)
55X830 ¥290,000前後(税別)、6月26日(水)
両モデルは、東芝レグザのトップモデルとして発表された製品で、映像制作のプロにも使ってもらえるクォリティを備えている点が特徴だ。
また4種類のHDR信号(HDR10、HLG、HDR10+、ドルビービジョン)にも対応し、それらの映像の違いを楽...
執筆陣
“有機ELはもう特別なテレビではない” 東芝から、4K有機 EL レグザPro 「X930」「X830」シリーズが登場。「リビングAIピクチャー」にも注目!
東芝映像ソリューションは、4K有機ELレグザProの新製品として、2シリーズ4モデルを発表した。市場想定価格と発売予定日は以下の通り。
65X930 ¥550,000前後(税別)、7月中旬発売
55X930 ¥350,000前後(税別)、7月中旬発売
65X830 ¥500,000前後(税別)、6月下旬発売
55X830 ¥290,000前後(税別)、6月下旬発売
同社ではこれまで有機ELテレビをレグザシリーズのトップモデルと位置づけてきた。今回はそれを2シリーズに拡大し、選択肢を増やしている。これは同社の“攻めの有機EL戦略”の一環であり、“有機ELはもう特別なテレビではない”という意...
執筆陣
“世界いち美しい家電”で、ライフスタイルを提案する。LGエレクトロニクスが「LG SIGNATURE in TOKYO」を開催。国立新美術館がアートに染まった
LGエレクトロニクス・ジャパンは、6月4日、東京・国立新美術館を舞台に、「LG SIGNATURE in TOKYO」を開催した。
これは、LGエレクトロニクスの製品の中で、最先端の技術を搭載し、同時に美しいフォルムを持った製品に与えられる「LG SIGNATURE」に該当する製品の魅力を多くの人に知ってもらいたいという企画となる。
そんなLG SIGNATUREに相応しい製品として展示されたのは以下の6モデルだ。
●世界初、8K 88インチ有機ELテレビ「LG SIGNATURE Z9」
●4K有機ELテレビ「LG SIGNATURE W9」
●冷蔵庫「LG SIGNATURE Ins...