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シャープの4K液晶テレビがDolby Visionの再生に対応。AQUOS 4Kフラグシップモデルの「BN1」シリーズ4モデルでアップデートをスタート
シャープでは、同社AQUOS 4Kの「4T-C70BN1」「4T-C60BN1」「4T-C50BN1」「4T-C45BN1」について、ソフトウェアアップデートでHDR規格の「Dolby Vision(ドルビービジョン)」の再生に対応すると発表した。
ドルビービジョンはメタデータを活用したHDR規格で、通常のテレビの40倍以上の輝度を表現できるなど、自然な見た目に近い映像を再現する方式だ。既にUHDブルーレイなどの話題作にも多く採用されており、今回のアップデートにより、BN1ユーザーもよりそれらの作品を高品質で楽しめることになる。
今回のアップデートの概要は以下の通り。
●対象機種:「4T...
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【麻倉怜士のCES2020レポート05】Dolby Visionの新規格「Dolby Vision IQ」とは? パナソニックとLGからいち早く対応テレビも登場した
Dolby Visionのニュー・バージョンが「Dolby Vision IQ」だ。
Dolby Visionも登場以来、数年が経過し、採用テレビも増えてくると、さまざまなリポートがテレビメーカーから寄せられた。その多くに「画面が暗い」という苦情があった。
Dolby Visionの場合、テレビでの調整項目は少なく、Dolby Visionコンテンツは、ドルビー側が定めた一定のイコライジングパターンで見ることになる。暗い環境ではしっかりとしたコントラストが出るが、しかし、明るい環境では中間から黒への階調がのっぺりとする。
なんとかして欲しいという声が、ドルビーに寄せられていた。その声に応...
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【麻倉怜士のCES2020レポート03】ハイセンスの「レーザーテレビ」が3原色RGBレーザー搭載で格段の進歩。75型と100型スクリーン対応で、Dolby Visionが加わった
他社がテレビの大型化を液晶や有機ELの直視型で追求するのに対し、ハイセンスはレーザー光源の超短焦点プロジェクターを「レーザーテレビ」とブランディングして展開する。
レーザー光をDLPデバイスで変調し、3原色のカラーホイールにてフルカラーを得る。その光を超単焦点レンズにて、スクリーンの至近距離から上方に投映するという仕組だ。まず2012年に試作機を初めて展示。その後、2Kだった解像度を4Kに高め、対応スクリーンサイズも80、88、100インチとバリエーションを増やしている。大画面選好が強い中国市場では、人気という。
私は当初から、ハイセンスのレーザーテレビの画質を見てきているが、最新機では...
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「ドルビー」がエンタテインメント体験に更なる変革を。CES 2020 で「ドルビービジョン IQ」や「ドルビーアトモス」の新展開を紹介
ドルビーラボラトリーズは、「CES 2020」において、同社が提案する映像・音響技術である「Dolby Vision(ドルビービジョン)」や「Dolby Atmos(ドルビーアトモス)」の新展開について紹介した。
その概要は以下の通り。
HDR映像にとどまらない「ドルビービジョン」
ドルビーが提唱するHDR(ハイダイナミックレンジ)方式のドルビービジョンは、明るさ、コントラスト、色、ディテイル再現で優れたスペックを備え、多くの家庭用テレビで採用されている。加えて今回は、「LG」「パナソニック」と共に、HDRにとどまらないドルビービジョンの魅力を実現する「ドルビービジョンIQ」が紹介された...
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アマゾンの「Fire TV Cube」が日本に登場。最大4K/60pのストリーミングや、Dolby Visionコンテンツへの素早いアクセスを実現する。発売は11月5日の予定
アマゾンは本日(9月5日)、Fire TVシリーズの最新モデル「Fire TV Cube」(第2世代)を販売すると発表した。価格は¥14,980(税込)で、赤外線(IR)延長ケーブルとアマゾンイーサネットアダプターが付属する。
アマゾンのサイト(
Fire TVシリーズでは、Prime VideoやYouTube、Netflix、Hulu、DAZN、FOD、AbemaTV、TVerなどのサービスが楽しめる(別途契約は必要)。加えてFire TV Cubeでは、滑らかな4K UHDクォリティのストリーミングや、Alexaスキルが使えるようになっている。また、Fire TVではAlexaによ...
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パイオニアから、Dolby AtmosとDTS:Xのバーチャル再生に対応したエントリークラスの薄型AVセンター「VSX-834」が登場。2月中旬に、定価¥65,000で発売予定
オンキヨー&パイオニアは、Dolby Atmos、DTS:Xのデコード機能を備えたエントリークラスのAVセンター「VSX-834」を発売する。定価¥65,000(税別)で、2月中旬の発売予定だ。
VSX-834は、7chパワーアンプを内蔵した一体型AVセンターで、Dolby Atmos、DTS:Xの5.1.2や、従来の7.1chスピーカーを使ったサラウンド再生が可能。また、最新サラウンド技術である「Dolby Atmos Height Virtualizer」、及び「DTS Virtual:X」にも対応しており、トップスピーカーやサラウンドスピーカーが置けない環境でも、音像を仮想的に創り...
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【麻倉怜士のCES2019レポート11】Dolby Visionが、ハリウッドコミュニティで高い評価を集めている。その最新動向が分かった
パナソニックが新型有機ELテレビ「GZ2000」シリーズにDolby Visionを採用したことで、HDRの元祖、Dolby Visionに対して再度、注目が集まっている。
ドルビー研究所は例年、CES季節に別会場でプレス向けのイベントを開催しているのだが、今年は見送られた。そこでドルビー研究所に直撃し、ドルビービジョンの最新動向を聞き出した。
まず話題のパナソニックだが、昨2018年のCESでは、Dolby Vision入りのUHDブルーレイプレーヤーを発表しておきながら、テレビにはDolby Visionを入れず、自らが開発に携わったHDR10+のみを採用していた。
今回のGZ200...