執筆陣
ソニーの「AIによる音源分離」は、過去の名作に新しい魅力を与える。世界初の画期的技術はどうやって実現できたのか(前):麻倉怜士のいいもの研究所 レポート42
フランスで開催される国際コンテンツ見本市MIPCOM/MIPTVでは、毎年最新映像に関連した興味深い展示が行われている。StereoSound ONLINEでも麻倉怜士さんによるリポートをお届けしているが、2020年はリモート開催のため例年のような記事は紹介できなかった。しかしそんな状況でもオーディオビジュアル関連展示は数多くあった。そこで今回は、麻倉さんが注目したソニーの「AIによる音源分離」をクローズアップする。インタビュー取材に応じてくれたのは、ソニー株式会社R&DセンターDistinguished Engineerの光藤祐基さんと、コンテンツ開発課ビジネスプロデューサー池田裕司さ...
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音楽ライブ配信の高音質化は、2020年の大きなトレンドだった。WOWOWが実施した高品質配信実験が、その大きな可能性を明確に示している:麻倉怜士のいいもの研究所 レポート41
2020年後半のオーディオビジュアル的注目事は、音楽ライブ配信の急激な充実だろう。コロナ禍の影響で大規模ライブが中止になったことを受け、多くのアーティストが配信ライブに取り組んでいる。当初は画質・音質的には“そこそこ”だったが、この10月以降は様々なクォリティ改善に向けた試みが実施されてきた。その最たるものがWOWOWによる高音質配信実験だ。10月6日にMQA、28日にはAURO-3Dを使った“世界初”の配信を実現、さらに12月8日には熱海市と共同で「3Dオーディオ体験会」も開催している。今回はそれらの取り組みのキーマンであるWOWOW技術局 エグゼクティブ・クリエイター/博士の入交英雄...
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40年来の聖子ちゃんファン、麻倉さんも大満足。U-NEXT『Seiko Matsuda 2020 "Romantic Studio Live"』は、なぜここまでの品質を実現できたのか:麻倉怜士のいいもの研究所 レポート40
去る10月3日に配信サービスのU-NEXTで松田聖子さんのライブ『40th Anniversary Seiko Matsuda 2020 "Romantic Studio Live"』が配信された。デビュー40周年にして初のライブ配信とのことで、ファンの間でも大きな話題を集めていた。そんな快挙をオーディオビジュアル界きっての聖子ちゃんファン、麻倉さんが見逃すはずはない。ご自宅のシアターで至福の時間を過ごしたという(そのインプレッションはコラムを参照)。そんな高品質ライブ配信はどのようにして実現したのか、麻倉さんのシアターにU-NEXTの担当者をお招きして、詳細をインタビューした。(編集部...
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8K/48Gbpsの信号を、見事に伝送できた! スープラの新製品「SUPRA HD-8 HDMIケーブル」は、4K再生にもぜひ使って欲しい安心のメタル線である:麻倉怜士のいいもの研究所 レポート39
HDMI2.1規格の登場を受け、8K対応を謳うHDMIケーブルが各社から発売されている。しかし48Gbpsという従来の2倍以上の伝送速度が求められるHDMIケーブルは物作りの面でもナーバスで、実際には8K動画が映らないといったケースもあるという。そんな8K対応HDMIケーブルの新製品として、スープラから「HD-8」がリリースされた。そこで今回は、スープラの輸入販売を手がけるサエクコマースの北澤慶太社長をStereoSound ONLINE視聴室にお招きし、麻倉さんと一緒にHD-8の実力を探ってみた。(編集部)
−−スープラから8K対応HDMIケーブル「HD-8」が10月下旬に発売されま...
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ありのままの迫力!進化した独自設計有機ELディスプレイ。パナソニック「TH-65HZ2000」
ありのままの迫力!進化した独自設計有機ELディスプレイ。 パナソニック「TH-65HZ2000」 - Stereo Sound ONLINE
有機ELテレビの名機、パナソニックGZ2000シリーズがモデルチェンジを受け、新たにHZ2000シリーズとして生まれ変わった。インナープレートを自社開発、パネルに組み込み、映像のダイナミックレンジを格段に向上させたGZ2000の後継として、さらに技術とこだわりを投入したのがHZ2000。早速チェックしたが、前作を上回る高いクォリティに刮目した。この1年間、パナソニックの映像技術者たちは、なにをやったのだろうか。
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8Kの普及には、多方面での展開が欠かせない。そのために「手軽な8K制作環境」を実現します。アストロデザイン 鈴木社長インタビュー:麻倉怜士のいいもの研究所 レポート38
9月末、麻倉怜士さんと編集部は東京・大田区のアストロデザイン本社にお邪魔した。その目的は本連載で毎年お届けしている、同社 代表取締役社長 鈴木茂昭さんへのインタビュー取材のため。恒例の「プライベートショー」がコロナ禍の影響で延期になってしまったので、単独で取材をお願いしたのだ。さらにもうひとつ、昨今注目を集めている8K対応ケーブルに関する検証もお願いしている。まずは鈴木社長が考える2020年の8K事情からご紹介したい。(編集部)
麻倉 お久しぶりです。普段なら毎年6月頃にアストロデザインさんのプライベートショーが開催されるのですが、今年は延期になってしまったので残念です。私は毎年楽しみに...
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192kHz/24ビットのハイレゾサウンドが、こんなに手軽に楽しめるとは! 10月6日に実施されるMQA高音質配信実験を、ひと足先に検証する:麻倉怜士のいいもの研究所 レポート37
前回、前々回の本連載で、WOWOWによる高音質配信への新しい取り組みについてご紹介した。その一環として来る10月6日17時から、世界初のMQAフォーマットを使った高音質配信実験がいよいよ開催される。
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3Dサラウンドの原理原則を守ってスピーカーを設置したら、どんな違いがあるのか? WOWOWの“究極のイマーシブ空間”でその神髄に触れた(前篇):麻倉怜士のいいもの研究所 レポート35 - Stereo Sound ONLINE
ドルビーアトモス、DTS:X、AURO-3D、そしてNHKの22.2chと、昨今は様々な3Dサラウンドが登場している。いずれも没入感のある音場を再...
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大注目の11.2MHz/1ビットアンプ スペシャルチューンで素晴らしい音に! Nmode「X-PM3 FT」
注目すべきスペシャルチューニングモデル
かつてのシャープ「1ビットデジタルアンプ」の技術を継承発展させ、佳作アンプをいくつも送り出しているエヌモードから、注目すべき新製品、X-PM3FTが登場した。
1ビット信号でスイッチング増幅を行なう、その名も「1ビットアンプ」はシャープが1999年に製品化したのが嚆矢だ。私は同年に、システム製品AuviのテレビCMに出演したことがあり、個人的にも本技術を親しく感じている。本技術の根源はサンプリング周波数だ。当時はSACDと同じ2.8MHzだったが、今や11.2MHzまで達した。もちろん本アンプも11.2MHzだ。
本機は2018年に創立10年記念と...
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3Dサラウンドの原理原則を守ってスピーカーを設置したら、どんな違いがあるのか? WOWOWの“究極のイマーシブ空間”でその神髄に触れた(後篇):麻倉怜士のいいもの研究所 レポート36
プレミアム放送局のWOWOWが、3Dサラウンドを活かした新しい試みをスタートしている。今回の連載では同社の3Dオーディオ試聴室にお邪魔して、3Dサラウンドでどんな取り組みを行い、また今後どのような展開を考えているのかについて、株式会社WOWOW 技術局 技術企画部長の福田賢治さんと、技術局 エグゼクティブ・クリエイター/博士の入交英雄さんにインタビューを実施している。後編では実際の3Dオーディオ音源を体験、その効果を麻倉さんに検証してもらった。(編集部)
※今回ご紹介した3Dオーディオの配信について、10月にWOWOW主催の伝送実験が開催されます。その実験にモニターとして参加してくれるS...
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3Dサラウンドの原理原則を守ってスピーカーを設置したら、どんな違いがあるのか? WOWOWの“究極のイマーシブ空間”でその神髄に触れた(前篇):麻倉怜士のいいもの研究所 レポート35
ドルビーアトモス、DTS:X、AURO-3D、そしてNHKの22.2chと、昨今は様々な3Dサラウンドが登場している。いずれも没入感のある音場を再現することを目的としているが、そこには微妙な違いがある。第一がスピーカー位置で、個別のフォーマットで理想とする設置位置や試聴距離が異なっているのだ。ではそれぞれの方式が推奨しているスピーカー設置で同じ音源を再生したら、どのような違いがあるのだろうか? 今回は3Dサラウンドの研究を進めている株式会社WOWOWにお邪魔して、素朴な疑問を検証させてもらった。対応いただいたのは、株式会社WOWOW 技術局 技術企画部長の福田賢治さんと、技術局 エグゼク...
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空間そのものから音が涌き出る新たな価値を提示したサラウンドシステム ビクター「XP-EXT1」
「EXOFIELD」(エクソフィールド)は、ヘッドホンリスニングでありながらスピーカーを鳴らしているような自然な定位を得られるJVCケンウッドの独自技術だ。これを採用したヘッドホンとカスタマイズをセットにしたプレミアムサービスWiZMUSIC(ウィズミュージック)は驚きと賞賛をもって迎えられ、2017年の「HiViグランプリ」では企画特別賞を受賞した。そして、ついに発売されたのがXP-EXT1。WiZMUSICは2chの音楽リスニングに特化したサービスだったところ、本製品ではドルビーアトモス/DTS:Xの7.1.4再生にも対応したのだ。
(編集部)
ビクターのワイヤレスシアターシステム、...
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4K8K放送が、家庭内ネットワークで配信できる!? デジオンが開発した「DiXiM DMS Plus2」はAVファンにどんな変化もたらすか:麻倉怜士のいいもの研究所 レポート34
4K8K衛星放送がスタートして1年半が経過した。StereoSound ONLINE読者の中にも、既に4K8Kの視聴環境を整えて高品位コンテンツを楽しんでいる方も多いだろう。ただし現状はチューナー内蔵テレビ/レコーダーを使った視聴スタイルが中心で、4K8Kはリビングで楽しむといったケースがほとんどだ。だが、最新の通信技術を使えば家庭内ネットワークで4K8Kを配信できる。今回はデジオンが提供する、4K8K放送のホームネットワーク配信開発ツールの面白さについてインタビューした。(編集部)
--今日はデジオンさんにお邪魔して、4K8Kコンテンツのホームネットワーク配信を可能にする「DiXiM ...