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東芝レグザ史上最高画質を実現した、77インチ有機ELテレビ「77X9400」を体験。生々しい質感描写と圧倒的な奥行表現に驚く!
東芝レグザ史上最高画質を実現した、77インチ有機ELテレビ「77X9400」を体験。生々しい質感描写と圧倒的な奥行表現に驚く! - Stereo Sound ONLINE
東芝レグザが追求し続けてきた質感と奥行感のあるがままの表現
ブラウン管、液晶、有機ELと、時代とともに家庭用テレビの表示素子は変わってきたが、東芝レグザが一貫して追求し続けてきたのは、モノの質感描写と、自然な奥行感をあるがままに表現すること。これには充分なダイナミックレンジ、力強いコントラスト(特に引き締まった黒)に加えて、細部まで鮮明に描き出せる解像力が不可欠。最新の4K有機ELパネルなら、表現力に不足はないようにも...
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世界にひとつしかないヘッドホンZMF「Vérité Closed」は、私の期待値を大きく超えていた。ここまで鮮度の高い女性ヴォーカルは、なかなか体験できない
ギター職人だったZach Mehrbach(ザック・メアファー)氏によって立ち上げられたZMFヘッドホン。彼が手がけたフォステクス製のヘッドホン「T50RP」のカスタムチューン品の音のよさが評判を呼び、独自のヘッドホン開発を決意、これまでの常識を超えた新たなヘッドホンの開発がスタートした。
製品開発時に彼が目指したのは、当時、世界的に高い評価を得ていたソニーのヘッドホン「MDR-R10」を超えること。木工の専門知識を活かし、独自のチューニング・メソッドを確立。同時に、さまざまなハウジングの幾何学的構造にチャレンジすることで、斬新、かつ複雑な成形複合曲線を導き出している。
さらに音質改善策...
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名盤ソフト 聴きどころ紹介18/『群像の星〈1stテイク 弾き語りヴァージョン〉/玉置浩二』 Stereo Sound REFERENCE RECORD
安全地帯のヴォーカリストとして、作曲、作詞、楽器演奏(主にギター)までこなす多彩なマルチプレイヤーとして、存在感を放ち続ける玉置浩二。とりわけその歌唱力には定評があり、魂を揺さぶる歌声は性別や世代を超えて、根強い支持を得ている。
個人的には、男性ヴォーカルよりも女性ヴォーカルを好んで聴く方だが、彼だけは例外だ。囁くようなウィスパーボイスから、熱のこもったパワーボイスまで、あれだけ安定して聴かせてくれるヴォーカリストはまれで、彼の歌声が無性に聴きたくなると、夜な夜なCDやアナログレコードを取り出すことになる。
たとえば、リズムが激しく、アップテンポで進行していく「田園」。フルオーケストラで...
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ヴォーカルと空間の表現が秀逸。特大ウーファーならではの音圧・響き。クリプシュ「Cornwall Ⅳ」、「Heresy Ⅳ」
1946年、ポール・W・クリプシュ(Paul Wilbur Klipsch)によって、米国アーカンソー州ホープの地に産声を上げたクリプシュ。オーディオファンにとっては、クリプシュ自ら設計、開発したクリプシュホーン(3ウェイのフルホーン構成)が有名だが、現在は家庭用、劇場用スピーカーに加えて、ヘッドホンやイヤホンの分野でも高い評価を獲得。ハードロック・カフェ系列店で公式スピーカーとして認証されている。
クリプシュホーン以来、日本では正式な輸入が途絶えていたが、いまから約15年前、クリプシュはヤマハと業務提携契約を結び、日本での販売を復活させている。このタイミングで、私は米国インディアナポリ...
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効果は絶大 インアクースティックから8K対応光HDMIケーブル登場 Optical HDMI Cable inakustik HDMI 2.1 OPTICAL FIBER CABLE
高級オーディオ・ケーブルメーカーとしてお馴染みのドイツの名門、インアクースティックから8K映像の伝送をサポートしたHDMIケーブル「HDMI2.1 OPTICAL FIBER CABLE」が正式発表となった。
この春発売となった「HDMI2.0 OPTICAL FIBER CABLE」同様、光伝送型のHDMIケーブルだが、メーカーが保証する伝送速度は24Gbpsから48 Gbpsまで高速化され、実力として8K放送のスペック、8K/60p/4:2:0のHDR(HLG方式)信号の伝送をクリアーしていることになる。
電力供給用の銅線(撚り線)と光ファイバーケーブル(石英ガラス/Quartz G...
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BD、CD、LPで聴く 安全地帯の魂のライヴ! 『安全地帯 IN 甲子園球場 “さよならゲーム”』
その歌唱力で圧倒的とも言える存在感を放つ玉置浩二率いるロックバンド、安全地帯。井上陽水のバックバンドを経て、1982年にレコードデビューを果たし、翌年「ワインレッドの心」が大ヒット。「恋の予感」「悲しみにさよなら」など名曲、ヒット曲を連発し、確固たる地位を確立している。
その人気ぶりは日本国内に止まらず、アジアへと拡がり、香港、台湾、韓国と、大規模なコンサートツアーを成功。特にバラード人気が根強い香港での支持は絶大で、香港の街中で安全地帯のカバーやリメイク曲を耳にすることも少なくない。
約30年ぶりのスタジアムライヴを収録
何度かの活動休止と再開を繰り返すなど、グループとしての活動ぶり...
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【HiVi名作選】スピーカーシステム MK Sound「S150MkII L」「S150MkII RC」(2011年7月号)
オーディオやオーディオビジュアルの世界は日進月歩。次々に新しい技術やそれを搭載した新製品が登場し、入れ替わりも早い。だが同時にそれらは、常に時代の最先端を走っているモデル達でもあり、思い出に残る製品ともいえる。このシリーズでは、弊社出版物で紹介してきた名機や名作ソフトに関連した記事を振り返ってみたい。
この進化ぶりはもはや別モデル。
生々しい骨太サウンドに興奮した
<PROFILE>
MKサウンドの主力として君臨し続けてきたTHX Ultra2対応モデル、S150がMkIIとして生れ変った。
基本デザインは従来モデルを踏襲。外から分かる変化は、トゥイーターに鋳物成型によるリジッドなプレー...
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メーカー別最新4K/8Kテレビラインナップ⑥『ソニー ブラビア』デバイスを超えて高画質を追求。視野角の広さと、さくさく動作にも注目
液晶、有機ELを取り混ぜて、計22機種もの8Kテレビ、4Kテレビのラインナップを誇るソニー ブラビア。4K有機ELテレビを家庭用テレビの最高峰に据えるメーカーが多いなかで、同社ではデバイスには優劣をつけず、あくまでも有機ELと液晶を適材適所で使い分けるというスタンスを貫く。8Kテレビの表示素子として、有機ELではなく液晶を選んだのも、いかにもソニーらしい。
有機ELテレビの新製品A8Hに注目
まず有機ELテレビだが、BS/CS4Kダブルチューナーを備え、最上位の画質プロセッサー「X1 Ultimate(エックスワン アルティメット)」を投じた2019年登場の上級シリーズ、A9G(77/6...
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メーカー別最新4K/8Kテレビラインナップ⑤『東芝 レグザ』クラウドを通じて最適画質に自動調整。テレビ史上に残る画期的提案を実現
有機ELテレビ、液晶テレビを問わず、自慢の画像処理技術を駆使し、ノイズをていねいに抑えた緻密な4K映像を描きあげ、高い評価を得ている東芝レグザ。特に地デジ、BSといった既存の2K映像の4K変換精度の高さには定評があり、コンテンツによっては、「本当にアップコンバートなのか」と疑いたくなるような、精細感に富んだ映像を再現する。
2ライン6製品展開の有機ELレグザ
まず有機ELテレビだが、独自機能のタイムシフトマシンを備えたX9400と、シンプルに画質を志向するX8400という2ラインの展開は従来通りで、画質エンジンのチップ構成がやや異なる(後述)が、基本画質については事実上同等と考えてよいだ...
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メーカー別最新4K/8Kテレビラインナップ④『シャープ アクオス』。今年のシャープは気合充分。特に新8KテレビCX1の仕上がりは見事
いまから1年半前、新4K/8K衛星放送の開始に合わせて、8Kチューナー内蔵の8K液晶テレビ、AX1を80/70/60インチの3サイズで製品化したシャープ。このテレビが登場したことで、世界初、唯一無二の8K放送が一般家庭のリビングで楽しめるようになったわけで、その功績は計り知れない。
新型8Kテレビは画質が大幅向上!
昨年、8Kパネルは搭載するものの、8Kチューナーは内蔵しない「8K対応テレビ」のBW1(70/60インチ)を追加、そしてこの春、第2世代の8Kチューナー内蔵の8KテレビCX1(70/60インチ)シリーズが登場した(80インチサイズの8T-C80AX1は継続)。
8K液晶テレビ...