執筆陣
「NHK技研公開2024」から、気になる3つのテーマを深堀り! 音楽をより楽しくする番組制作や、3次元映像の撮影技術について詳しく聞いた(前):麻倉怜士のいいもの研究所 レポート119
NHK放送技術研究所では5月30〜6月2日に恒例の「NHK技研公開2024 技術で拓くメディアのシンカ」を開催した。本連載では毎回の技研公開の中から麻倉怜士さんが注目したテーマについて、より詳しいインタビューを実施している。前編では、麻倉さんが選んだテーマから「音楽の可視化」「自然光でのホログラフィー撮影」を紹介する。(編集部)
<テーマ1>音楽の可視化による新しいコンテンツ表現
音楽好きの麻倉さんが注目したのが、「誰もが音楽をより楽しめるように」という提案。子供から高齢者、聴覚障害者といった幅広い方に音楽をもっと理解し、楽しんでもらいたいという研究で、例えば演奏の映像に、音の強弱や大き...
執筆陣
リビングに快音を!マランツ「MODEL M1」で実現する本格ステレオAVシステムの最新形
マランツの新型プリメインアンプMODEL M1の評判がすこぶるいいようだ。コンパクトなサイズに、オーディオ機器然としていないデザイン、クラスDアンプによる高効率と高いスピーカー駆動力、そして省エネ/省スペースと、まさに次世代オーディオシステムの理想形を体言したコンポーネントといってよい。
本機はAVとの親和性も高く、HDMI eARC準拠によってテレビとの連携性がよい。音量調整等がテレビのリモコンで行なえるので、ステレオ再生での高品位な映像鑑賞スタイルが叶う。他方、本体には音楽ストリーミング再生機能を内蔵し、D&Mグループが提唱する「HEOS」アプリによる音楽再生が可能。この辺りの機能性...
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HiVi視聴室に導入されたキクチ「Dressty 4K/G2」スクリーン開発秘話。4K&HDR時代こそスクリーンが変われば別の感動が見えてくる
HiVi視聴室では、特性の異なる3種類のスクリーンをリファレンスとして導入している。世界的にも評価が高いスチュワートのStudioTek 130 G3(スタジオテック130G3)、ゲイン1.0のマットスクリーン、オーエスのPure Matte Ⅲ Cinema(ピュアマットⅢシネマ)、そして熟練の職人の手塗りで仕上げられるキクチのGrace Matte 100(グレースマット100)という構成で、取材内容、あるいは組み合わせるプロジェクターに応じて、最適なスクリーンを選び、使い分けている。
それぞれ持ち味は異なるものの、本質的なクォリティは一級品、品質的にもトップレベルのスクリーンである...
執筆陣
『期待・注目のマグネターUDP900 & UDP800』高い価値に大いに納得!自宅ロングラン視聴テストで入念検証する
UHDブルーレイなどパッケージソフトの販売も縮小傾向でプレーヤーとなると安価な製品ばかり。時代の趨勢とはいえ、もの寂しさを感じていたところに、マグネターは現れた。
迫力ある重厚なアルミニウムのボディ。高級ビデオプレーヤーを求めていたぼくらの要求を満たす、電源や回路設計。もちろん機能としても十分。当然ながら価格はなかなか高価なものになったが、これぞまさに最後のUHDブルーレイプレーヤーに違いないと思わせた。
そんなマグネターのUDP900とUDP800を自宅で使ってリポートしてほしいとHiVi編集部から依頼があり、それではとじっくりと使ってみることにした。
UDP900とUDP800の概要...