執筆陣
SOtMの「sMS-1000SQ Eunhasu」は、今もっとも注目すべきネットワークプレーヤーである。再生環境を整えることで、聴ける音が着実に向上した
「Soul Of the Music」を社名に戴いた韓国のSOtMは、PC・ネットワークオーディオ分野で、川上のデバイスから川下のセットまでの幅広いレンジで、優れた製品を世に送り出している、ネットワークオーディオの専門メーカーだ。PCオーディオの初期から高音質を旗印に開発に邁進してきた。
オーディオグレードのUSBインターフェイスカード、内蔵ストレージからのノイズを低減させるSATAノイズフィルター、空冷ファンノイズを低減させるファン用ノイズフィルター、オーディオ用電源……などの音質向上デバイスは業界での評価がたいへん高く、数多くの世界のネットワークオーディオ製品に組み込まれている。
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執筆陣
SOtMの「sMS-1000SQ Eunhasu」は、Roon Server対応ミュージックサーバーの注目機である。気になる音楽を自在に操り、さらにドーピング的(!)な魅力まで備えていた
2019年から今年にかけて、俄然注目度が上がっている音楽再生ソリューション「Roon(ルーン)」。レコード、CD、ハイレゾと推移してきた音楽再生史上初めて、「楽曲再生」と「楽曲を探す」という本来別々の作法を1つのソフトウェア上で統合した、画期的な存在である。
話題のルーンだけに、多くの方が「試したい」と考えているはずだが、ルーンの環境を構築するためには1つ障壁があった。ルーン対応のネットワークプレーヤーとiPad等の操作端末の他に、頭脳部として機能するルーンサーバーが必要になるのだ。
そのルーンサーバーとしての役割を担うのは元々パソコンだったのだが、ルーンのプログラムをインストールする手...