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業界最高クラスのノイズキャンセリング性能を自ら更新! ソニー「WH-1000XM5」は、音の質感や音楽性の再現力も大きく向上させた正統進化モデルだ:麻倉怜士のいいもの研究所 レポート84
近年ますます人気が高まっているヘッドホン、イヤホンカテゴリー。中でもアクティブノイズキャンセリングは上位機だけでなく、中堅モデルにも多く搭載され始めており、近年の必須機能になりつつある。
そんなノイズキャンセリングヘッドホンで大きな人気を誇っているのが、ソニーの「1000X」シリーズだ。初代機「MDR-1000X」(2016年発売)で同シリーズとしてノイズキャンセリング機能を初搭載、4台目となる「WH-1000XM4」では “業界最高クラスのノイズキャンセリング性能”(2020年8月7日時点、ソニー調べ)を謳っていた。
そのWH-1000XM4から約2年、ノイズキャンセリング機能を更に進...
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ベルリン・フィルのデジタル・コンサートホールがイマーシブオーディオに対応。 “コンサートに行くより面白い” 体験をわが家で試す:麻倉怜士のいいもの研究所 レポート83
ベルリン・フィルが手がける映像配信サービス、デジタル・コンサートホールが、イマーシブオーディオのドルビーアトモス音声による配信をスタートした。今回から過去4シーズンの2chコンテンツを新たにドルビーアトモスにアップミックスしたとのことで、カラヤンやアバドといった名指揮者の演奏のアーカイブ素材も含まれている。
今回は、麻倉さんのホームシアターにApple TV 4Kを持ち込み、140インチスクリーン&7.1.6システムで様々なコンテンツを楽しんでもらった。世界最高峰のオーケストラが届けてくれるイマーシブサウンドはどれほどの満足を与えてくれるのだろうか。(StereoSound ONLINE...
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3年ぶりの「NHK技研公開」で、放送技術の進むべき方向が見えてきた。2022年の注目テーマをより詳しく紹介する(後):麻倉怜士のいいもの研究所 レポート82
NHK放送技術研究所では、去る5月26日〜29日に「NHK技研公開2022」を実施した。コロナ禍の影響もあり、リアルでは3年ぶりの開催で、「技術が紡ぐ未来のメディア」をテーマに、東京・砧の研究所に様々な研究成果が展示されていた。
その詳細はStereoSoundONLINEでもリポートしているが、今回はその中から麻倉怜士さんが注目した5つのテーマについて、改めて詳しい取材をお願いしている。以下で麻倉さんが注目したテーマと、それに関するインタビューの後編を紹介しよう。(編集部)
<テーマ4>紙より薄い有機ELフィルム
わずか0.07mmという薄さの有機エレクトロルミネッセンス(有機EL)フ...
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3年ぶりの「NHK技研公開」で、放送技術の進むべき方向が見えてきた。2022年の注目テーマをより詳しく紹介する(前):麻倉怜士のいいもの研究所 レポート81
NHK放送技術研究所では、去る5月26日〜29日に「NHK技研公開2022」を実施した。コロナ禍の影響もあり、リアルでは3年ぶりの開催で、「技術が紡ぐ未来のメディア」をテーマに、東京・砧の研究所に様々な研究成果が展示されていた。
その詳細はStereoSoundONLINEでもリポートしているが、今回はその中から麻倉怜士さんが注目した5つのテーマについて、改めて詳しい取材をお願いしている。以下で麻倉さんが注目したテーマと、それに関するインタビューを紹介しよう。(編集部)
<テーマ1>地上放送高度化に向けた伝送方式と放送サービス
NHKでは、将来の放送通信融合による新しい地上放送サービスの...
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認知特性プロセッサー「XR」を搭載した2022年ブラビアのトップモデルを吟味した。QD-OLEDからMini LEDまで、新型デバイスの魅力が引き出されている:麻倉怜士のいいもの研究所 レポート80
ソニーの2022年ブラビアシリーズは、4K有機ELテレビ3シリーズ7モデル、4K液晶テレビ5シリーズ21モデルをラインナップしている。このうち4K有機ELの「A95K」「A90K」「A80K」と4K液晶「X95K」「X90J」の5シリーズには独自の認知プロセッサー「XR」の第二世代が搭載されているのがポイントだ。
さらにA95Kには新しい有機ELパネルのQD-OLEDが、X95KにはMini LEDバックライトが採用されるなど、表示パネルそれぞれについても最新技術が導入されているのも注目される。これらの最新パネルと認知特性プロセッサー「XR」の組み合わせではどんな映像・サウンドが実現でき...
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エレクトロニクスを使って、世の中になかったことを実現していきたい。アストロデザインの様々な新展開の狙いを鈴木社長に聞く(後):麻倉怜士のいいもの研究所 レポート79
去る6月16日〜17日に「アストロデザインプライベートショー」が3年ぶりにリアル開催された。8Kに関連した放送用機器を多く手がけてきた同社だが、コロナ禍を経て横への展開を拡大、放送以外の分野でも8Kを活用した様々な提案を行っているという。さらにHDMIの関連した項目でも、オーディオビジュアルファンやゲームファンにとって重要な測定器の開発や検査環境の構築も手がけている。同社代表取締役社長 鈴木茂昭さんへのインタビュー後編では、HDMIまわりの最新事情をうかがっている。(StereoSound ONLINE編集部)
麻倉 22.2chチェアスピーカー「TamaToon SA-1852」も、最...
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エレクトロニクスを使って、世の中になかったことを実現していきたい。アストロデザインの様々な新展開の狙いを鈴木社長に聞く(前):麻倉怜士のいいもの研究所 レポート78
放送関連機器を手がけるアストロデザインの展示会、「アストロデザインプライベートショー」が、6月16日〜17日の2日間、東京大田区にある本社オフィスで開催された。2019年以来3年ぶりのリアル開催とあって、最新情報を求める多くのプロフェッショナルが足を運んでいた。ここではそれらの展示内容とともに、恒例の麻倉怜士さんによる、同社代表取締役社長 鈴木茂昭さんへのインタビューをお届けする。(StereoSound ONLINE編集部)
麻倉 今日はよろしくお願いいたします。アストロデザインさんのプライベートショーは3年ぶりの開催とのことで、たいへん興味深く拝見しました。そんな中で印象的だったのは...
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メディア・インテグレーション「MIL Studio」で体験する、360 Reality Audioが凄い! 音質と音場が両立するイマーシブオーディオの可能性を見た(後):麻倉怜士のいいもの研究所 レポート77
プロオーディオ、コンテンツ・クリエーション分野でのソフトウェア販売を手がけるメディア・インテグレーションは、イマーシブオーディオ再生に対応したMIL Studioを設立、“理想的な環境”での体験を可能にしている。
前回は麻倉怜士さんと一緒にMIL Studioにお邪魔して、そもそもこの空間を作ろうとした狙いや再生システムの詳細、どのように活用していくのかといったこれからの展開についてインタビューを実施した。後編ではMIL Studioで360 Reality Audioコンテンツを聴かせてもらい、そこでのインプレッションをお届けする。
デモと取材に対応いただいたのは、株式会社メディア・イ...
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メディア・インテグレーション「MIL Studio」で体験する、360 Reality Audioが凄い! 音質と音場が両立するイマーシブオーディオの可能性を見た(前):麻倉怜士のいいもの研究所 レポート76
Amazon MusicやApple Musicでの配信が始まって以来、空間オーディオが注目を集めている。ソニーが提唱する「360 Reality Audio」もその配信フォーマットのひとつとして採用され、既に多くのコンテンツを楽しむことができる。
しかし現状での再生対応機器は一体型スピーカーやサウンドバーに限定され、AVセンター等を使ったリアルスピーカーによる再生はできない。つまりせっかくのイマーシブオーディオなのに、バーチャルでしか体験できないのだ。
そんな中、メディア・インテグレーションが運営するMIL Studioでは、360 Reality Audioコンテンツを、22.2ch...
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ソニーPCL「清澄白河BASE」をやっと体験。バーチャルプロダクションだからこそ実現できる、新しい映像表現の可能性を感じた:麻倉怜士のいいもの研究所 レポート75
ソニーPCLでは、Crystal LEDを使った新しい撮影スタジオ「清澄白河BASE」を2月1日にオープン、バーチャルプロダクションの運営を開始している。その清澄白河BASEについては、以前の本連載で担当者インタビューを行い、概要を紹介した(関連リンク参照)。
麻倉さんからは、インタビューの取材時から清澄白河BASEの現地を見てみたいというリクエストをもらっていたが、新型コロナウィルス感染症などの問題もあり、未定の状態が続いていた。だが今年3月末、ようやく内覧会が実現、麻倉さんと一緒にバーチャルプロダクションスタジオの詳細を拝見できた。
清澄白河BASEの機材等については速報でリポート済...
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6年ぶりに登場したウォークマン「NW-WM1AM2」「NW-WM1ZM2」は、驚きの進化を遂げていた。そこに込められた物作りへのこだわりを聞く(後):麻倉怜士のいいもの研究所 レポート74
去る3月25日に発売されたソニー、ウォークマンの最新モデル「NW-WM1ZM2」と「NW-WM1AM2」。“あらゆる音楽ソースを最高品質で楽しめる究極のポータブルプレーヤー”というコンセプトで開発されたこれらの製品には、いい音のためには努力を惜しまないという開発陣の想いが満載されている。
連載の後篇では、「DSDリマスタリングエンジン」を始めとするデジタル周りの進化点や、音質改善のために特に配慮した点について聞いてみた。対応いただいたのは、モバイルプロダクト事業部 モバイル商品設計部の佐藤浩朗さんと関根和浩さん、モバイル商品企画部の田中光謙さんだ。(編集部)
麻倉 前篇では新製品のNW-...
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6年ぶりに登場したウォークマン「NW-WM1AM2」「NW-WM1ZM2」は、驚きの進化を遂げていた。そこに込められた物づくりへのこだわりを聞く(前):麻倉怜士のいいもの研究所 レポート73
ソニーのポータブルプレーヤー、ウォークマン。1979年の初号機「TPS-L2」以来、40年を超える歴史を持つこのシリーズの最新モデルとして「NW-WM1ZM2」と「NW-WM1AM2」が発売された。どちらも2016年に発売された「NW-WM1Z」「NW-WM1A」の後継機で、5年間の知見を活かした音質や操作性の進歩を実現しているという。
今回の連載では、期待の新製品に込められた開発陣の想いや苦労点について、じっくりインタビューした。対応いただいたのは、モバイルプロダクト事業部 モバイル商品設計部の佐藤浩朗さんと関根和浩さん、モバイル商品企画部の田中光謙さんだ。(編集部)
NW-WM1ZM...