執筆陣
“宇宙の感動体験” を、身近なものとして提供します。ソニーグループが宇宙関連事業に乗り出した、その狙いを聞く:麻倉怜士のいいもの研究所 レポート72
ソニーグループ(以下、ソニー)が今年1月にラスベガスで開催されたCES2022で発表したテーマで異彩を放っていたのが、「宇宙感動体験の創出を目指すSTAR SPHERE(スタースフィア)」だった。東京大学、JAXAと共同で、ソニーのカメラを搭載した人工衛星を打ち上げ、ユーザーが意図したカメラワークで地球や星々を撮影できるサービスという。
しかしなぜソニーが人工衛星なのか? 具体的にどんなビジネスを考えているのか? 今回はCES2022の発表で大いに興味を引かれたという麻倉さんが、「STARSPHERE」を牽引するソニーグループ株式会社 事業開発プラットフォーム 新規事業探索部門 宇宙エン...
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ボブ・ジェームスのUHDブルーレイ『フィール・ライク・メイキング・ライブ!』に収録されたAURO-3Dが凄かった。イマーシブオーディオの楽しさを知らしめる、必聴の一枚:麻倉怜士のいいもの研究所 レポート71
2月25日に、EVO SOUNDから発売されたボブ・ジェームスの新譜『フィール・ライク・メイキング・ライブ!』は、オーディオビジュアルファン注目のグレートタイトルだ。
本作はMQA-CD、SACD、ブルーレイ、UHDブルーレイ、アナログレコードという5種類のメディアで発売され、しかもSACDには5.1ch音声が、UHDブルーレイにはAURO-3Dとドルビーアトモス音声が収録されている。さらにそのミックスは、本連載でもお馴染みのWOWOWO入交英雄さんが担当した。
今回の連載では、WOWOWの視聴室、オムニクロスにお邪魔して本作のAURO-3D音声を体験、どんな経緯で本作のような、ある意味...
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日本初の常設バーチャルプロダクションスタジオが、いよいよ稼働! ソニーPCLが運営する「清澄白河BASE」の詳細を探る:麻倉怜士のいいもの研究所 レポート70
ソニーPCL(ソニーピーシーエル)は、先端技術による新たな表現手法や体験を生み出し、発信する場として、去る2月1日に「清澄白河BASE」をオープンした。ソニーのCrystal LED Bシリーズを使用した国内初となる常設バーチャルプロダクションスタジオを始め、先端技術を活用した制作機能を備えたクリエイティブ拠点という位置づけだ。
実はソニーPCLでは以前から世田谷の東宝スタジオ内にバーチャルプロダクションを設置し、様々な検証を進めていた。今回の清澄白河BASEはそれらと何が違うのか、また何が国内初なのか。今回の「いいもの研究所」では、清澄白河BASEを立ち上げた担当者氏にお話をうかがって...
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世界で唯一、RGB印刷方式有機ELパネルを搭載したインテリアモニター「glancy」は、現代アートを楽しむ最高のディスプレイだった:麻倉怜士のいいもの研究所 レポート69
世界で唯一、RGB印刷方式の有機ELパネルを量産している株式会社JOLED。同社の有機ELパネルは色の忠実さ、色域の広さが評価され、多くのモニターディスプレイメーカーの編集用や医療用機器に搭載されている。これまではB to B用途が中心だったが、先日、自社ブランド初の家庭用インテリアモニター「glancy」(グランシー)を発表、クラウドファンディングをスタートした。
今回の連載では、デバイスメーカーであるJOLEDが家庭用ディスプレイを発売することになったいきさつについて、開発担当者にインタビューした。対応いただいたのは、株式会社JOLED 製品事業本部 事業開発推進部 部長の小野雅行さ...
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WOWOWのωプレイヤーでイマーシブオーディオを検証! これからの音楽体験、配信体験に必須な“いい音”と“豊かな音場”が体験できた:麻倉怜士のいいもの研究所 レポート68
WOWOWがハイレゾ・3Dオーディオのストリーミング再生に対応した「ω(オメガ)プレイヤー」アプリを使った配信実証実験をスタートしている。同社が独自に収録した様々なコンテンツを、AURO-3DやMQA、HPL-MQAといったイマーシブフォーマットで配信、実験に協力するユーザーに自宅でそれらを楽しんでもらうという試みだ。
さらに前回の連載でお知らせしたように、『ハクジュ寄席』『ピアノデュオpiaNA』といった新しいコンテンツも制作、既にωプレイヤーで試聴可能だ。今回はそれらの収録現場にも立ち会った麻倉怜士さんのご自宅にお邪魔し、ωプレイヤーのコンテンツを、150インチスクリーン+イマーシブ...
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WOWOWがハイレゾ・3Dオーディオのストリーミング再生アプリ「ωプレイヤー」を開発。本格システムで、その実力を検証した:麻倉怜士のいいもの研究所 レポート67
先日StereoSound ONLINEのニュースでお知らせした通り、WOWOWがハイレゾ・3Dオーディオのストリーミング再生に対応した「ω(オメガ)プレイヤー」アプリを開発、AURO-3DやHPL-MQAを使った配信実験を実施する。
同社では、以前からハイレゾ・3Dオーディオを使用した高精細かつ高臨場感音声サービスについて研究を重ねてきた。その様子は本連載でもたびたび紹介してきたが、今回は具体的なサービス実用化の検証としてベータテストを実施、実験に参加するモニターの募集も行われている(関連リンク参照)。
そこで気になるのが、ωプレイヤー具体的な使い方や、オーディオシステムと組み合わせた...
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首にかけるスピーカーで、ドルビーアトモスの立体音場をパーソナルに楽しむ。SRS-NS7は、ウェアラブルスピーカーの新しい方向性を感じる:麻倉怜士のいいもの研究所 レポート65
首にかけるだけで様々なコンテンツを楽しめる、ネックスピーカーが注目を集めている。耳を塞がずにすむので、家族から話しかけられても大丈夫だし、耳に近いぶんボリュウムを抑えることができ、近所迷惑の心配もない。
そんなネックスピーカーに、また注目モデルが登場した。ソニーの新製品「SRS-NS7」は同社のテレビ、BRAVIA XR(ブラビアXR)シリーズとの組み合わせでドルビーアトモスの再生が可能。パーソナルな空間で立体音響を楽しめるのだ。ネックスピーカーという小さなボディでどうやってドルビーアトモスの再生を可能にしたのか? 音質にはどんな配慮をしているのか? 今回はSRS-NS7の開発陣にお話を...
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ミキサーズ ラボの「Lacquer Master Sound」は、音楽を聴く幸せ感を増幅させる注目技術だ。旧譜から新譜まで、幅広い採用を期待する:麻倉怜士のいいもの研究所 レポート64
ミキサーズ ラボが提案している「Lacquer Master Sound」(ラッカーマスターサウンド)が音楽ファンの間で注目を集めている。これは既存の音源をハイレゾ化する際にアナログラッカー盤を経由することで、デジタル音源では失われてしまった倍音成分を再現、多くの情報をもったハイレゾとして楽しめるという提案だ。
今回はそんなLacquer Master Soundについて、なぜこういったアイデアを思いついたのか、また具体的にどんな環境・機材で作業を進めているのか、さらにはそのメリットについてミキサーズ ラボの面々にインタビューをお願いした。
対応いただいたのは、株式会社ミキサーズ ラボ ...
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8Kをより身近に楽しめるYouTubeチャンネル「8K Video Album」に注目! 様々な映像のプロが送り出す高精細映像とはどんなものなのか?(後):麻倉怜士のいいもの研究所 レポート63
アストロデザインが音頭を取って開設された、YouTubeチャンネル「8K Video Album」。様々な立場で8K映像に関わる業務を行っている7社(団体)が、幅広いジャンルの8Kコンテンツをより多くの人に体験して欲しいという思いからを立ち上げたチャンネルだ。
本連載ではその構成メンバーに、どんな観点から8Kに関わり、また8K Video Albumにどんなコンテンツを提供しているのかについてインタビューを実施している。後編ではメ〜テレ、株式会社ジョイ・アート、株式会社ブライセンの3社へのインタビューを紹介する。(編集部)
8K Video Album
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8Kをより身近に楽しめるYouTubeチャンネル「8K Video Album」に注目! 様々な映像のプロが送り出す高精細映像とはどんなものなのか?(前):麻倉怜士のいいもの研究所 レポート62
業務用8K機器を手がけるアストロデザインが音頭を取って、YouTubeチャンネル「8K Video Album」が8月に開局した。構成メンバーはアズプロ株式会社、メ〜テレ、株式会社ジョイ・アート、株式会社ヨネ・プロダクション、株式会社ブライセン、MADD.そしてアストロデザイン株式会社の7社(団体)で、8Kコンテンツを配信することを目的としたチャンネルだ。
日本では2018年12月に8K放送がスタートしているが、まだまだテレビの普及はこれからで、一般の人が手軽に8K映像を楽しめる機会は少ない。そんな状況を踏まえてこの7社は、幅広いジャンルの8Kコンテンツをより多くの人が体験できるようにY...
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注目技術 “ミニLED” は、液晶テレビにどんな進化をもたらすか(2)「液晶の次も液晶」を提唱するシャープが目指す、革新の画質とは:麻倉怜士のいいもの研究所 レポート61
シャープは今年6月の「第127期定時株主総会」で「miniLED 次世代ディスプレイ」の試作機を展示、技術発表を行った。4K/65インチのミニLED搭載機と従来モデルを並べ、それぞれの画質の違いを株主やマスコミの記者にアピールしていた。液晶テレビのリーディングメーカーとして数々の製品を送り出してきたシャープは、注目の新技術であるミニLEDをどのように捉え、どのように取り組んでいくのか? 今回は、同社幕張事業所の開発陣を訪ねた。(編集部)
麻倉 今日はよろしくお願いいたします。ミニLED搭載機の絵を拝見できるとのことで、楽しみにしていました。
上杉 スマートディスプレイシステム事業本部の上...
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注目技術 “ミニLED” は、液晶テレビにどんな進化をもたらすか(1)LGの新世代フラッグシップ「QNED」シリーズの進化を聴く:麻倉怜士のいいもの研究所 レポート60
液晶テレビの画質を改善する提案として “ミニLED” が注目を集めている。従来よりも小型のLEDをバックライトに使うことで、部分駆動の分割エリア細分化やハロー(漏れ光)を抑え、コントラスト改善を実現できるというものだ。では実際にテレビメーカーはミニLEDにどのように取り組んでいるのか? 今回はミニLED搭載機を発表・発売している3社に、その取り組みについてインタビューを実施した。第1回は、既に製品を発売しているLGエレクトロニクスにお邪魔している。(編集部)
ミニLED搭載の「QNED」シリーズは、8Kから4Kまで合計4モデルをラインナップ
●QNED99シリーズ(8Kモデル)
86QN...