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世界で唯一、RGB印刷方式有機ELパネルを搭載したインテリアモニター「glancy」は、現代アートを楽しむ最高のディスプレイだった:麻倉怜士のいいもの研究所 レポート69
世界で唯一、RGB印刷方式の有機ELパネルを量産している株式会社JOLED。同社の有機ELパネルは色の忠実さ、色域の広さが評価され、多くのモニターディスプレイメーカーの編集用や医療用機器に搭載されている。これまではB to B用途が中心だったが、先日、自社ブランド初の家庭用インテリアモニター「glancy」(グランシー)を発表、クラウドファンディングをスタートした。
今回の連載では、デバイスメーカーであるJOLEDが家庭用ディスプレイを発売することになったいきさつについて、開発担当者にインタビューした。対応いただいたのは、株式会社JOLED 製品事業本部 事業開発推進部 部長の小野雅行さ...
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【麻倉怜士のCES2021 レポート07】日本の印刷有機ELバネル専門メーカー、JOLED製31.5型パネルが、あのLGエレクトロニクス製品に採用!?
LGエレクトロニクスは、傘下にLGディスプレイを擁し、同社が製造する有機ELパネルを搭載したテレビ、ディスプレイ製品を作っている。
これまでLGエレクトロニクスの有機ELテレビのパネルは、すべてLGディスプレイ製であった。ところが、このほど慣例を破り、日本のJOLED性の31.5型4K印刷有機ELパネルが採用されたのである。
印刷有機ELは、次世代の有機ELとして、多方面から注目されている。すでにこのパネルを使い、アストロデザインから4K OLEDモニター「DM-3430」が発表されている。JOLEDはその後、中国TCLと提携し、そして今回、LGエレクトロニクスへの納入に成功した。LGエ...
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【麻倉怜士のCES2020レポート06】JOLED、新型印刷・RGB有機ELパネルを発表。32型4K有機ELテレビに大いに期待
日本の有機ELディスプレイメーカー、JOLEDが新型印刷・RGB有機ELパネルを、ラスベガス・コンベンションセンターに隣接するウエストゲイトホテルで公開した。
これまでの21.6型に加え、新たに27型と32型がデビュー。昨年11月に稼働した能美事業所(石川県)での、第5.5世代のガラス基板(1300×1500mm)ラインから取り出された、出来たてほやほやの新作パネルだ。能美事業所の月産能力は2万枚(ガラス基板投入ペース)とされ、今後の印刷方式有機ELパネルの活用拡大が期待される。
初代の21.6型は、まずソニーの医療用モニター、次に台湾の大手パソコンメーカー、ASUSのプロフェッショナル...