【HiVi冬のベストバイ2018】イヤホン部門（2）〈2万円以上5万円未満〉

第1位：アズラ AZLA MK2

オープン価格(実勢価格3万9,980円前後)

　BA（バランスド・アーマチュア）型とダイナミック型を組み合わせた同軸ドライバー「BED」と、独自のエアフロー技術で広がりの豊かなサウンドを実現したモデル。「MK2」では、高品質シリコンの採用でフィット感を高めた独自開発のイヤーピース「SednaEarfit」を採用。このほか、ノズル部のフィルターを変更、ケーブルを銀メッキ銅線とするなどのグレードアップが加わった。開放感のある音場はそのままに、解像感の高さと音のしなやかさがさらに向上した。(鳥居)

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第2位：ヴェクロス EPT-700

オープン価格（実勢価格4万9,000円前後）

ヴェクロスは、魔法びんメーカーのサーモスが新たに立ち上げたオーディオブランド。本機は、その小さなハウジング内部に得意の「真空エンクロージャー」技術を導入。軽量な上、高い剛性を確保している点が画期的。ハウジングはチタンで、ドライバーはシングルBA。耳に挿入した途端に静寂感に包まれる感覚は独特だ。分解能はひじょうに高い。（小原）

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第3位：アステル＆ケルン/JHオーディオ Billie Jean

オープン価格（実勢価格3万9,980円前後）

友好関係にあるふたつのブランドがフィロソフィーや技術を融合させると、「1+1=2」以上の製品が生まれることが多い。しかも、ポータブル市場で人気の2社がコラボしたらなおさらだ。そんな期待を裏切らない、高音質イヤホンである。艶やかな音色で音場の表現も秀逸。インピーダンスが低いので、出力低めのDAPでも充分駆動できる。（土方）

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第4位：ダイナミックモーション DM200H

¥29,500＋税

ダイナミック型ドライバーの振動板中央をくり抜いて、そこにBA型ドライバーを組み込むという独自の同軸一体型ドライバーを組み込んだ注目作。スムーズな空間の拡がりといい、遠近感の明確な描きわけといい、随所で同軸型の強みを感じさせる。音調としては分解能の高い低音と厚みのある中高音が特徴的で、響きの密度が濃い。（藤原）

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第4位：ヤマハ EPH-200

オープン価格（実勢価格2万5,000円前後）

現在のイヤホン/ヘッドホン市場では低域の迫力やキレのいい高域が求められる傾向にあり、音を“あざとく”チューニングしているメーカーも多い。そんな中において、本機はストイックなまでに原音に忠実な再生を狙ったイヤホンだ。唯一無二の存在として価値は高く、筆者もイヤホンのリファレンスの1台として使用している。（土方）

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