【HiVi冬のベストバイ2018】スピーカー部門（7）〈ペア200万円以上〉

第1位：ソナス・ファベール　Amati Tradition

¥3,600,000(ペア)+税

　2機種を弟に持つシリーズのトップエンドモデル。とにかく美しい。そして堂々のスケール感が素晴らしい。常套句だが、まさに才色兼備な逸品。写真の通り、22cmウーファー 2基をベースにする4ユニットの3.5 ウェイ構成の大型。堂々のファンデーションは22cmウーファーのダブル駆動で得る80Hz以下のパフォーマンス......と言い切りたいが実際は全ユニットのクォリティと有機的なつながりの美しさによるもの。ぜひ見て聴いてほしい。(亀山)

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第2位：リン EXAKT AKUBARIK/1

￥4,100,000（ペア）＋税

高度なデジタルプロセッシングで帯域分割を行なう「EXAKT ENGINE」を備えた5ウェイ仕様のアクティブスピーカーだ。フロア型としては比較的コンパクトだが、独自の「ISOBARIK方式」とEXAKTの共演の威力は絶大。最新の「KATALYST」DAC搭載により、持ち味の低音の質が向上し、ダイナミックレンジに余裕が生まれた。（藤原）

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第3位：ピエガ Coax 711

￥2,300,000（ペア）＋税

同軸リボントゥイーター＋22cmウーファーのアクティブ×2＋パッシブ×2の構成。音は実に素晴らしい。ピエガのラインナップにおける高級グレード機だが、まさにトップクラスの音楽再現。ひじょうに透明度が高く、見渡しのよい音場にて、上質な音楽が奏でられる。私が銀座の専門店で行なっているイベントの定番スピーカーだ。（麻倉）

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第4位：Bowers&Wilkins 800 D3

￥4,250,000（ペア）＋税

B＆Wのスピーカーは、古来の大英帝国イメージやBBCモニターによる技術革新を踏まえながら、ポップカルチャー世代以降の新しいブリティッシュサウンドを先導してきた大先達だ。当機はかつてのJBL製品に代わり、ステレオサウンド誌のリファレンスモニターも務めている。濃い味はしないが頼もしい現代の傑物に相違ないだろう。（高津）

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第5位：KEF Blade Two

￥2,700,000（ペア）＋税

前から見た印象と横から見た印象がこれほど異なるスピーカーも珍しい。その名称の由来にもなっている、小刀のような形状は、回折現象をいかに取り除き、ウーファーの駆動に必要な容積をどう確保するかのひとつの解といえよう。Uni-Qが提示する定位のよさは格別で、ステレオイメージも素晴らしい。安定人気のベストセラー機。（小原）

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